『世界地図の読み方』3

<『世界地図の読み方』3>
図書館で『世界地図の読み方』という本を手にしたのだが・・・
世界中の紛争、領土問題のオンパレードのような本になっていて、面白そうである。


【世界地図の読み方】


池上彰著、小学館、2010年刊

<「BOOK」データベース>より
あなたは、世界地図なんてどれも同じと思っていませんか?でも実は、つくられた国によっていろいろな違いがあるんですよ。私たちが見慣れた日本中心の地図は世界共通ではありませんし、国や首都、海や島の呼び方も国によって違っていたりするのです。そこには、国家間の対立の歴史やその国のものの見方が表れています。さあ、いろいろな地図を見ながら、私と一緒に国際問題を学びましょう。

<読む前の大使寸評>
世界中の紛争、領土問題のオンパレードのような本になっていて、面白そうである。

rakuten世界地図の読み方



不穏な台湾海峡が述べられています。
p34~36
<台湾海峡の緊張の原因>
 中国本土、大陸の中華人民共和国の地図をご覧いただきましょう。『そうだったのか!中国』という本を書くために、中国各地を取材に回ったことがあります。そのときも、もちろん地図を探しました。それで見つけて買ってきた地図です。先にご覧いただいた二つの台湾の中国地図とどう違うのか。さあ、ご覧いただきましょう。

<台湾はただの島でしかなかった?>
 中華人民共和国で発行されている中国の地図を見ると、中華民国なんて、どこにも存在していません。

 拡大した台湾をご覧ください。「台湾島」。わざわざ台湾の島と書いてあります。中華人民共和国と同じ色に塗ってります。ここは中華人民共和国の台湾島の島にしかすぎないんですよ、中華民国なんて存在していません、というのが中華人民共和国の立場だということが、この地図を見ればわかるわけですね。

 1949年、国共内戦に敗れた蒋介石は台北へ逃げ込んだ後も、中華民国の捲土重来を考えていたことは、先にも触れましたね。ただ、蒋介石率いる国民党軍は、台湾本島や〇湖列島以外にも、台湾海峡に浮ぶ馬祖島や金門島など、中国大陸の目と鼻の先にある島々を確保していたのです。

 一方の毛沢東は台湾を「解放」したい。つまり全中国を支配しようと考えて、台湾への攻撃計画を立てていました。当時のアメリカは、腐敗した国民党政府に愛想を尽かし、知らん顔です。

 台湾は切羽詰っていました。このとき、台湾を救ったのが、1950年6月の朝鮮戦争勃発です。蒋介石夫人の宋美齢は「神の救いです」とつぶやいたそうです。なぜでしょう。朝鮮戦争が始まり、東西冷戦が激化すればアメリカは反共の立場から台湾を援護すると考えたからです。

 実際その通りになりました。
 アメリカは第7艦隊を台湾近海に派遣し、台湾防衛を命じます。米空軍の台湾駐留も始まりました。毛沢東にしても、北朝鮮支援のために「台湾解放」を一時、棚上げにしたのです。

■不穏な台湾海峡
 しかし、1953年に朝鮮戦争が停戦になると、台湾海峡の緊張は再び高まります。中国は「解放」の再検討を始め、1954年5月に国民党軍が駐留する大陸近くの島々を攻撃します。1958年8月には金門島に対する砲撃が人民解放軍によって始められました。
(中略)

 こうなると、ついにアメリカの第7艦隊が出張ってきました。国民党軍の補給部隊を護衛したのです。その結果、解放軍による砲撃は減少に向かいました。
 実は、中国は金門島の攻撃によって、アメリカがどのくらい台湾を守る意志があるのか試したとも、考えられているんです。


『世界地図の読み方』2:フォークランド紛争
『世界地図の読み方』1:険悪な日韓関係

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント