『文芸春秋(2020年正月号)』3

<『文芸春秋(2020年正月号)』3>
図書館で『文芸春秋(2020年正月号)』を、手にしたのです。
特集は山本太郎の政策論文や嫌韓関係となっているが・・・
ナショナリズムできしむ日韓関係は、出版業界のドル箱になっているが・・・
煽り立てるのは、どうかと思うけど。


【文芸春秋(2020年正月号)】


雑誌、文芸春秋、2020年刊

<商品の説明>より
■「消費税ゼロ」で日本は甦る 山本太郎
「政界の風雲児」本気の政策論文
自殺者2万人、単身女性の3人に1人が貧困──この地獄を私が終わらせる。
消費税廃止の財源27兆円はこうすれば生み出せる

世界の知性が日本人に教える
■二〇二〇年の「羅針盤」 激動の20年代を生き残れ!
◆人口減少社会を恐れるな ジャレド・ダイアモンド「銃・病原菌・鉄」
◆AIは核兵器以上に厄介になる マックス・テグマーク「LIFE3・0」
◆GAFAの拝金主義が分断を煽る スコット・ギャロウェイ「the four GAFA」

<読む前の大使寸評>
特集は山本太郎の政策論文や嫌韓関係となっているが・・・
ナショナリズムできしむ日韓関係は、出版業界のドル箱になっているが・・・
煽り立てるのは、どうかと思うけど。

amazon文芸春秋(2020年正月号)


太子はGAFAのうちでGoogle,amazonとは付合いがあるのだが、Apple,facebookとは意識的に関係を絶っているのです。
・・・ということで、GAFAの拝金主義を、見てみましょう。
p258~260
<GAFAの拝金主義が分断を煽る:スコット・ギャロウェイ>
Google,Apple,facebook,amazon―。これらは、その頭文字を取ってGAFAと呼ばれるIT業界の四強だ。過去20年間にわたり、知りたいことが一瞬でわかる検索や、SNSによる人々の新たなつながり方、豊富な商品群を持ったeコマースなど、我々の世界に技術の進歩と豊かさをもたらした。GAFAが生んだ富の額は、約二兆三千億ドルにも及ぶ。

 しかしGAFAを「ヨハネの黙示録の四騎士」に例える人物がいる。『the four GAFA四騎士が創り変えた世界』(東洋経済新報社)を記した、ニューヨーク大学スターン経営大学院のスコット・ギャロウェイ教授(55)だ。同書は世界22ヶ国で刊行され、2018年に日本で出版されると十二万部のベストセラーとなり、まだ読者の裾野を広げている。

 ブランド戦略とデジタルマーケッティングを教えるギャロウェイ氏がGAFAの功罪と、GAFA後の世界を語った


 GAFAは、もはやユーティリティのように、人々の生活に欠かせないものになりました。スマホを持たずSNSを使わず、GAFA抜きで生活することは、電気がない状態と同じです。

 何かを検索したければ、検索市場シェア90%以上のグーグルで検索をします。また、世界的に裕福な人はみな、アップル製品を持っています。アップルの手元資金は約二千五百億ドル(2017年)、デンマークのDGPと同じです。

 そして、十二億人が毎日フェイスブックとのかかわりを持ち、ユーザーは一日50分をファイスブックに費やしています。さらに、全米世帯の52%の家庭がアマゾン・プライムを利用しています。いまや、創業者のジェフ・ベゾフの資産は、約千三百十億ドルの世界第一位です。

 GAFAは、脳・心など人間の感覚に直接アプローチします。これは、進歩心理学の観点からも、成功するビジネスの共通点です。例えば、グーグルの検索エンジンは、私たちの脳が賢くなったと思わせてくれますし、フェイスブックは、あなたを友人と結びつけ、心に訴えます。さらに、他社との差別化や世界展開、AIによるデータ活用などにより、GAFAは世界の覇権を握りました。

■独占力の乱用
 さらに最近では、他の企業がそのビジネスにアクセスすることが難しくなるようよう、強大な資本力を武器に、独占状態を作っています。独占力の乱用と主張する人もいます。
 例えばアマゾンやアップルです。アメリカでは今、動画配信会社のストリーミング戦争が起きています。
(中略)

 HBOはアマゾンや、アップルに手数料を払うことになるのです。例えば、アップルは、アプリを販売する外部事業者から、三割の販売手数料を徴収しています。
 もはやGAFAは、高速道路にある巨大な料金所に変貌しつつあると言っても過言ではありません。

 顧客の数が増えれば増えるほど事業の価値が高まり、顧客にとって便益が増すことを「ネットワーク効果」と呼びます。GAFAはネットワーク効果をてこにして、強固な独占状態を作りました。

 その結果、新しい企業が市場を開拓できる余地がなくなりました。20年前、アメリカでは企業に占める、起業から1年以内のスタートアップ企業の割合は15%でした。しかし、現在では7%に届きません。テクノロジー・デバイスやソーシャルメディア、サーチエンジン等の技術革新が激しい分野で、新しいスタートアップ企業は、資金を調達することができず、起業が難しくなったのです。GAFAの支配によって、我々はイノベーションが起きない時代を生きざるをえなくなりました。

 もちろん、GAFAがもたらしたメリットは非常に大きい。しかし、化石燃料から恩恵を受けたからといって、気候変動の問題に目をつぶってよいとはなりません。GAFAに独占禁止法などの規制が必要かどうか、見定める必用があります。

■社会の分断
 GAFAがもたらしたデメリットは、イノベーションの行き詰まりだけではありません。社会の分断という問題もあります。
 GAFAの中から、フェイスブックとグーグルを取り上げましょう。この二つは、世界で最も支配的なメディア企業ですがそのアルゴリズムは中立で、世界を良くしようとも、反対に悪くしょうとも思っていません。そして、両社とも、広告収入をビジネスモデルとしています。

 ですから、彼らは、読者がクリックをして、より多くの記事や投稿と「繋がること」を求めます。
 その「繋がり」を促す一番の要素は、「怒り」です。対立と激怒を煽る投稿こそ、多くのクリックをもたらすのです。少数派の人が書き込むネガティブな内容が、炎上して物議を醸し、シェアされていきます。


以前読んだ『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』を紹介します。

【the four GAFA 四騎士が創り変えた世界】


スコット・ギャロウェイ著、東洋経済新報社、2018年刊

<「BOOK」データベース>より
激変を預言した著名教授が断言。次の10年を支配するルール。
【目次】
1章 GAFA-世界を創り変えた四騎士/2章 アマゾンー1兆ドルに最も近い巨人/3章 アップルージョブズという教祖を崇める宗教/4章 フェイスブックー人類の1/4をつなげた怪物/5章 グーグルー全知全能で無慈悲な神/6章 四騎士は「ペテン師」から成り上がった/7章 脳・心・性器を標的にする四騎士/8章 四騎士が共有する「覇権の8遺伝子」/9章 NEXT GAFA-第五の騎士は誰なのか/10章 GAFA「以後」の世界で生き残るための武器/11章 少数の支配者と多数の農奴が生きる世界

<読む前の大使寸評>
この本を予約し半年ほど経ってゲットしたのですが・・・
その間に欧州がGAFAに対してますます厳しい姿勢を見せています。日本の公取委なども遅ればせながら追随しています。

<図書館予約:(10/13予約、4/03受取)>

rakutenthe four GAFA 四騎士が創り変えた世界

『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』3:ペテン師のような要素
『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』2:第2章 アマゾン
『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』1:ドント・ビー・イービル


『文芸春秋(2020年正月号)』2:格差国家・韓国「無限競争」
『文芸春秋(2020年正月号)』1:ジャレド・ダイアモンド教授の見立て

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