『満州国のラジオ放送』

<『満州国のラジオ放送』>
図書館に予約していた『満州国のラジオ放送』という本を、待つこと3ヵ月ほどでゲットしたのです。
ぱらぱらとめくってみると、やたら箇条書きの多い本で読み物というよりは論文みたいで・・・やや読む気が失せるわけです。


【満州国のラジオ放送】


代珂著、論創社、2020年刊

<商品の説明>より
満州国のラジオ放送の実相に迫る。
本邦初公開の資料なども駆使して、満洲国でのラジオ放送内容、番組構成、機能と効果、文化形成に対するラジオ放送の影響などを検証。
メディアとしてのラジオの役割を当時の文化状況に迫りながらラジオ放送の機能とその効果の検証を試みている。

<読む前の大使寸評>
ぱらぱらとめくってみると、やたら箇条書きの多い本で読み物というよりは論文みたいで・・・やや読む気が失せるわけです。

<図書館予約:(2/26予約、5/20受取)>

amazon満州国のラジオ放送



「はじめに」でこの本の概要を、見てみましょう。
pV~VI
 放送政策に対する検討を中心にした「満州電信電話株式会社の多文化主義的放送政策」は、多言語放送を実施したため、第一放送と第二放送という差異が、「国民統合」よりも「モザイク化」を推進したと満州電々のラジオ放送政策の構造と展開を位置づけた。白戸の研究は、満州国ラジオ放送の文化的機能を検討したものとして注目される。

 他方、中国でも満州国のラジオ放送に関心が示されている。中国のラジオ放送史を述べた『中国広播初〇史稿』では、中国東北地域におけるラジオ放送事業の歴史について言及している。ほかに「偽満広播:強制灌輸植民思想」、「偽満時期的東北電信」などの研究があり、いずれも植民地における思想統制の道具としてのラジオの機能を強調したものである。

 以上のように日本、植民地朝鮮、植民地台湾でのラジオ放送や満州国のラジオ放送の研究が存在している。そして日本でのラジオ放送の研究では、戦時期に重点が置かれ、ラジオの戦時動員機能、民衆への戦時宣伝などに目が向けられており、植民地朝鮮や満州国でのラジオ放送の研究も似た傾向を示している。

 これは戦時期、ラジオの最大の機能がプロパガンダの面であったことと大いに関係している。ただ、白戸健一郎のように、政治的な機能面からではなく、文化的機能に視点を置くことは、今後の研究方向の転換を暗示しているかもしれない。

 しかし、これまでの研究では、満州国でのラジオ放送の歴史的概況や実情、放送内容や番組構成、ラジオ放送が果したさまざまな機能およびその効果に関する研究が欠落しているようである。たとえば、放送内容を検証することで、ラジオ放送が満州国の社会や文化に与えた影響に対する考察や分析は、まだほとんど行われていない。

 メディアとしてのラジオを研究するには、当時の文化状況とラジオの関係を明らかにし、ラジオ放送の機能及び効果の検証が必要であろう。当時の放送内容は、主に娯楽放送、報道放送および教養放送という三つの大きな放送分類があり、それぞれに多民族統合、プロパガンダ、国民創出などの理念にかなう内容と政策が存在していたことは間違いない。

 本書は、ラジオ放送事業が満州国でどのように確立、展開されたのか、どのような機能を発揮したのか、を日中双方の資料や文献に基づき検討しようというものである。さらに、ラジオ放送の参与者(放送側、聴取側、関係機関など)及び参与過程を検討することで、メディア研究の視角から発信者の一方的な行為とみられる満州国ラジオ放送のメカニズムを明らかにしている。


ウーム、植民地朝鮮や満州国でのラジオ放送は、プロパガンダそのものだったようですね。

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