『日本語と韓国語』2

<『日本語と韓国語』2>
図書館の本を手当たり次第に、借りている大使であるが・・・・
なんか慌しいので、この際、積読状態の蔵書を再読しようと思い立ったのです。

・・・再読シリーズの一貫として、以下のとおり取り上げてみます。


【日本語と韓国語】
韓国語
大野敏明著、文藝春秋、2002年刊

<「BOOK」データベースより>
二千年の交流関係をもつ日韓両国には同じことばが少なくない。むかしから共通だった固有語(たとえばカマ)、近代に生み出された漢字語(たとえばヤクソク)、日本統治時代に残してきたことば(たとえばワリバシ)、そして近年、韓国から流入して日本に定着したことば(たとえばキムチ)。その一方、韓国に行って安易に「朝鮮」ということばを使うと、とんでもない目にあいかねない。なぜ南は「朝鮮」を忌避し、北は「朝鮮」に固執するのか。そこには、十九世紀末から二十世紀初頭にかけて存在した「大韓帝国」に対する認識の差があった…。日本と韓国の同質性と異質性をことばを通して、多角的にあぶりだす。

<大使寸評>
図書館の本を手当たり次第に、借りている大使であるが・・・・
なんか慌しいので、この際、積読状態の蔵書を再読しようと思い立ったのです。

Amazon日本語と韓国語


韓国演歌「カスマプゲ」を見てみましょう。
p44~46
<渡辺さんの先祖>
 日韓で似ている言葉です。「わた」。かつての日本では海のことをこう呼びました。「わたの原」「聞けわだつみの声」の「わた」です。韓国語では海は「パダ」です。

「タンシン(あなた)グァ(と)ナ(わたし)サイエ(間に)チョ(あの)パダ(海)ガ(が)オプソッタミョン(なかったならば)・・・」。ご存じ韓国演歌「カスマプゲ」の歌い出しです。「カスマプゲ」とはカムス(胸)アプゲ(痛む)という意味です。この曲に唄われている海は朝鮮海峡と対馬海峡のことです。日本に渡ってしまった兄弟を偲んだという説と、釜山あたりから航海に出る恋人か兄弟を思って唄ったものという説があります。

 本当に海峡がなかったならば、日本のことばはもっと半島の影響を受けて変わったものになっていたかもしれません。

 海は渡るものです。渡辺(渡部)は海を渡って来た部族という意味ではないでしょうか。姓に関する事典の中には渡辺を「渡し部」などといって、かつて船をつかさどっていた人々の姓などとありますが、船をつかさどっていた人がそんなに多いはずはないのです。日韓とも「わた」「パダ」には特別な思い入れがあるのです。

 くま(熊)=コム、くも(蜘蛛)=コミ、こおり(郡)=コウル、はた(畑)=パッ、むら(村)=マウルなども本来、韓国系のことばといわれています。故・朴正キ大統領が始めたセマウル運動とは新しい村運動という意味です。

 日本にはいない虎(ホランイ)。虎は韓国の古語で「ツルポオム」といい、「ツル」は縞模様を、「ポオム」は猛獣を表したといいます。その「ツル」が「ツラ」となり「とら」となったという説もあります。


カチ

 かちがらす。これは佐賀を中心とする地方の方言で、かささぎのことです。韓国語ではそのままカチです。このカチは韓国では日常的によく見かける鳥で、カンチェギとも言います。このカンチェギがかささぎの語源ともいわれています。かちがらすは方言ながら、広辞苑にも出ていますよ。

 方言ついでにもう一つ。「おいど」。これは大阪弁で尻のことですが、韓国語では「オンドンイ」です。発音が似ていますよね足(タリ)だけでなく、おいども韓国系のことばではないかと疑っているのですが、どうでしょうか。

<火の足を持つ虫>
 固有語で韓国系のことば、もうちょっとみてみましょう。
 日本では「火」は「ひ」、韓国では「プル」。これも関連があるゆです。このプルが日本に来て「ぽ」となり、現在の「ほ」になったという説があります。「炎」も本来は「火の穂」です。平安時代以前は「はひふへほ」は「パピプペポ」と発音されていました。「火照る」「火垂る」などは「ポテル」「ポタル」だったのです。

 「ホタル」は通常、「火が垂れているように見える虫」ということで名が付いたとされています。ですが、前に触れたように「足」は韓国語で「タリ」で、それが「たる」となったとも考えられますから「タル」は「垂れる」ではなく「足」とみるっこともできます。だとすると「ホタル」は「火の足を持つ虫」という意味になりますが、どうでしょう。ホタルで光るのは実際は足ではなく、尻ですが。


『日本語と韓国語』1

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント