『Coloring in Wadaland 和田誠カラー作品集』1

<『Coloring in Wadaland 和田誠カラー作品集』1>
図書館に予約していた『Coloring in Wadaland 和田誠カラー作品集』という本を、待つこと10日ほどでゲットしたのです。

かなり分厚い大型本であるが、これがほぼ全てカラー画像の作品で埋められいるのです。・・・極めつきのビジュアル本というか、大人向けの絵本のような体裁となっていて、ええでぇ♪


【Coloring in Wadaland 和田誠カラー作品集】


和田誠著、愛育社、2011年刊

<「BOOK」データベース>より
挿絵、ポスター、レコードジャケット、さらには旅のスケッチに色指定やCFの場面カットに立体まで。およそ1,000点を掲載した和田誠カラー作品の集大成。

<読む前の大使寸評>
かなり分厚い大型本であるが、これがほぼ全てカラー画像の作品で埋められいるのです。・・・極めつきのビジュアル本というか、大人向けの絵本のような体裁となっていて、ええでぇ♪

<図書館予約:(11/24予約、1/04受取)>

rakutenColoring in Wadaland 和田誠カラー作品集



多摩美での修業時代が語られているので、見てみましょう。
p5~6
<カラーあれこれ>
 グラフィックデザインという言葉もイラストレーションという言葉も新入生時代はまだ知らなかった。業界でもまだあまり知られていなかったようだ。「商業美術」と言ってた時代ですからね。ぼくが入ったクラスも「デザイン科」ではなく「図案科」だった。

 学問の方は無視したが、絵とデザインだけは熱心に取り組んだ。課題でB全のポスターを描く時なんか嬉しくて仕方がない。イラストボードなんてものはまだ生まれていないのでB全のパネルは材木とベニヤ板を買ってきて自分で作るのだ。

 それにケント紙を貼る。水貼りと称する貼り方で、ケント紙に水をつけてからパネルに乗せ、側面に糊づけをする。下手に貼ると四隅に皺ができるから慎重にやらなければいけない。B全のケント紙一枚だって学生には高価だったのだ。

 多摩美に入りたての頃はどんな色があるのかも知らなかった。赤青黄の三原色と白と黒を持っていれば、赤と青で紫になるし、青と黄で緑になるからいいや、と軽く考えていたのだが、同級生の話をきいているとセルリアンブルーとかチャコールグレーとか知らない色の名前が出てきて焦ったものだ。1年浪人して、その間にこちらの世界の下準備をしていた同級生が何人もいたのだった。

 やがてぼくもポスターカラーはニッカーと文房堂とどっちがいいだの、どこそこのオペラという色はきれいだのといった会話に加わるようになった。一人は「月光荘のポスターカラーは種類がいっぱいあっていいぞ」と言う。さっそく銀座の月光荘に行ってみると成る程中間色のきれいな色がたくさん並んでいる。数多くは買えないが、可能な範囲でずいぶん買った。ぼくの色彩感覚は月光荘のポスターカラーに多少影響を受けている筈だ。

 学生時代、画家ではベン・シャーンに強烈に惹かれたが、影響は黒の描線だった。アリスとマーティン・プロヴェンセンという、ご夫婦の絵本画家が大好きだったから、色彩に関する影響はこちらが強いかもしれない。

 しかし今思えば外からの影響よりも自分でポスターカラーを混ぜ合わせて思い通りの色を出す工夫が大いに役立ったような気がする。思う色を求めて「あれ、逆に遠くなった。白を入れよう」などやっていると、色がどんどん濁ってゆく。それを避けるために混ぜる色をなるべく少なくする、といった心得は自然に身につくものだ。ポスターカラーを毎日のように混ぜていた経験が、現在の「色指定による印刷原稿」にもつながっていると思う。


ウン ベン・シャーンは素晴らしいイラストレーターであると太子も評価しているのだが・・・
和田さんの色使いはベン・シャーンを凌駕しているほどだと思うのでおます♪

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