『三谷幸喜 創作を語る』1

<『三谷幸喜 創作を語る』1>
図書館で『三谷幸喜 創作を語る』という本を、手にしたのです。
おお 三谷さんの「ハウツー脚本家」のような本ではないか・・・
三谷さんのコメディの原点が見えるかも。


【三谷幸喜 創作を語る】


三谷幸喜著、講談社、2013年刊

<「BOOK」データベース>より
「新しいこと」「おもしろいこと」ばかり考える希代のクリエイターの頭の中身。『古畑任三郎』から『清須会議』まで制作の舞台裏を語る。

<読む前の大使寸評>
おお 三谷さんの「ハウツー脚本家」のような本ではないか・・・
三谷さんのコメディの原点が見えるかも。

rakuten三谷幸喜 創作を語る


この本の冒頭から、見てみましょう。インタビュアーは松野大介さんです。
p16~19
<1 やっぱり猫が好き> 
Q:脚本家デビューの前に、もともとは放送作家からスタートしたわけですよね。
三谷:日芸(日本大学芸術学部)在学中に放送作家を始めたんです。大学の掲示板に“放送作家募集”の貼り紙があったので、オクタゴンという作家の事務所に入ったけど、最初はアルバイトみたいなもん。

Q:どんな番組ですか。
三谷:『エッ! うそーホント!』(日本テレビ)って番組の時は、海外にある変わった風習をクイズにして、解答者が「これは本当か? 嘘か?」を当てるんだけど、僕は実際にある世界の風習を探すより、逆の“いかにも風習にありそうな嘘”を作るほうが楽しかったんですよ。

 番組会議では、作家が各自作ったネタを順番に発表して、スタッフが「本当だ!」「嘘だ!」と当てるという、番組同様にシミュレーションする。うまく騙せたり盛り上がったりしたネタを採用してた。でも僕は、番組に採用されるより、自分が面白いと思うほうに筆が走ってしまって…。

 たとえば、「南太平洋の▲▲島の住民は脱皮する。砂浜には人間の脱皮した抜け殻が落ちている」とか。すると一斉にみんなから「嘘だ!」「嘘だ!」と。3年も問題を作ってたけど、1回も採用されなかった。

Q:採用されないんですか。ギャラは出るんですか?
三谷:それでも貰えたから、心苦しくて…。『お笑いマンガ道場』(日本テレビ)や『欽ドン! 良い子悪い子普通の子』(フジテレビ)にも参加したけど、クイズは苦手で、逆にコントのような仕事は楽しかったな。お芝居みたいに会話中心に書くわけだから僕向きだった。

Q:当時からテレビマンというより脚本家寄りだったみたいですね
三谷:ギャラは大学在学中に結成した劇団の資金にほとんどつぎ込んでたので、貰えるのはありがたかったけど、自分に合ってない仕事ばかり。だからその後、放送作家の事務所を辞めて、脚本家の水谷龍二さんの下で脚本家見習いになったんです。

 バラエティ番組でしたけど『やすきよ笑って日曜日』(テレビ朝日)でコントレオナルドさんのコントやコント山口君と竹田君のコーナーを書かせてもらった。それで山・竹さんのお二人と親しくなって、道頓堀のストリップ劇場でコントをやるのを見に通った。とにかく笑えた。それから山・竹さんと一緒にコントを50本ほど作った。座付き作家ですね。コントは台詞があって、お芝居と同じだから楽しかったです。
(中略)
当時の三谷さんは20代半ば。自身が座長を務める劇団「東京サンシャインボーイズ」はまったく人気が出ず、細々と活動していたというが、その話はのちほど語ってもらうとして、そんな時期にあるドラマと出会う

三谷:深夜にたまたまテレビをつけたら、すごく僕好みの深夜ドラマをやっていたんですよ。それが『やっぱり猫が好き』(フジテレビ)。
 なんておもしろいんだろう! と思った。もたいまさこさん、室井滋さん、小林聡美さんの3人で、セットの部屋だけでストーリーが繰り広げられるコメディドラマ。僕が創りたいのはこういうドラマだ! と思ったくらい。


三谷さんが監督した近作『記憶にございません!』をつけておきます。

【記憶にございません!】


三谷幸喜監督、2019年制作、2019.10.07鑑賞

<movie.walker作品情報>より
『ラヂオの時間』などで知られる脚本家、三谷幸喜の映画監督8作目となるオリジナル作品。国民から嫌われ、史上最低の支持率を叩き出した総理大臣が記憶喪失になったことから巻き起こる騒動を描いたコメディ。主演の中井貴一ほか、ディーン・フジオカ、石田ゆり子、佐藤浩市など豪華キャストが脇を固める。

<大使寸評>
美男美女でもあるディーン・フジオカと小池栄子が有能なスタッフとして掛け合うシーンが、硬軟取り混ぜて太子好みであった♪

裏を知りつくしてシニカルなディーンが変化球であるなら、記憶喪失の首相の青臭い生真面目さが直球のように見えるわけで・・・硬軟取り混ぜたお話しになっています。
栄子さんは直球派として首相をサポートするわけだが、爽やかである。

官房長官役の草刈さんが、いかにもフィクサーの役柄をコミカルに演じています。
その他、石田ゆり子、斉藤由貴、木村佳乃、吉田羊、佐藤浩市など・・・豪華キャストである。

シニア割引でも1200円と値上げされて、封切り映画は厳選せざるを得ないのだが・・・さにあれば、爽やかな喜劇こそ最適なんでしょうね。

movie.walker記憶にございません!

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