『AIが同僚』2

<『AIが同僚』2>
図書館で『AIが同僚』という本を、手にしたのです。
この本は「日経ビックデータ」の連載記事をもとに構成されているので、企業寄りのスタンスかもしれないが・・・
情報学のプロが説くAIは、果して夢の技術か悪夢なのか?興味深いのです。
この本は2017年刊とやや古くなったが、そんなに陳腐化していないだろう。


【AIが同僚】


池上俊介×新井紀子著、日経BP、2017年刊

<「BOOK」データベース>より
経営・営業・販売・人事・クリエーティブ…職場でAIってどう使われるの?活用実例が満載!「2020年、AIと働く未来は確実に明るい」

<読む前の大使寸評>
この本は「日経ビックデータ」の連載記事をもとに構成されているので、企業寄りのスタンスかもしれないが・・・
情報学のプロが説くAIは、果して夢の技術か悪夢なのか?興味深いのです。

rakutenAIが同僚


AIは、果して夢の技術か悪夢なのか? そのあたりを見てみましょう。
p28~31
AIが進化する世界に人間は受動的に向き合うのか、それとも能動的に向き合うのか。結論から言うと、能動的に向き合うべきだ。これを象徴する2つのワークショップを紹介しよう。

<AIに対して受動的だとディストピア、能動的ならユートピア> 
 一つ目は、13年に開催された「未来の結婚~Marry Me! 2050」というワークショップである。これは、技術が進化する2050年の結婚をあえて批判的にデザインした作品をつくってみるというワークショップである。このワークショップで、ある学生が「2050年にはビッグデータとDNAの分析により、生れた瞬間に結婚相手が決まっている」という世界観を構想した作品を提示した。

 2つ目は、世界的なデザイン・コンサルティング・ファームIDEO社を創業したトム・ケリー氏が著わした『クリエイティブ・マインドセット想像力・好奇心・勇気が目覚める脅威の思考法』(日経BP社)の出版を記念したワークショップである。

 この基調講演でケリー氏は「日本は世界でいちばんクリエーティブな国だと思われているのに、日本人だけがそう思っていない」と語り、同書で解説しているような思考法を実践した日本人ゲストスピーカーが登場した。そのうちの一人は、自分自身の容姿に自信がなあったが、ソーシャルメディアとゲーミフィケーションという新しいテクノロジーを能動的に活用して結婚相手を見つけた。

 この2つのワークショップから垣間見えた世界観の格差は何だろうか。両者の違いは私たちがAIをはじめとする新しいテクノロジーに対して受動的に活用するか、あるいは能動的に活用するかの差である。

 これらの事例から多くの読者が感じたように、受動的な世界からはディストピアが、能動的な世界からはユートピアが想起される。私たち人間が、同僚としてAIと働くための最初のヒントは、いかに「AIに対して能動的に付加価値を創出していけるか」ということになるだろう。

 AIは、与えられた問題を解くことは得意だ。しかし、解くべき価値のある問題を見つけることはできない。問題を見つけることこそが、人間の仕事にとなる。開放的な創造の3段階目の「楽しませる」という能力は、「他人への効用とは何か」ということを抽出する力であり、社会の課題を発見する力と置き換えて考えれば分かりやすいだろう。人間の認知力こそは、最強のⅠoTであり、センサーであり、市場ニーズを発見するための装置なのである。

『AIが同僚』1

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