『新・日本の階級社会』3

<『新・日本の階級社会』3>
図書館に予約していた『新・日本の階級社会』という新書を、待つこと約1ヵ月でゲットしたのです。
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【新・日本の階級社会】


橋本健二著、講談社、2018年刊

<「BOOK」データベース>より
豊かな人はより豊かに、貧しい人はより貧しくー「日本型階級社会」の実態!!!
【目次】
第1章 分解した「中流」/第2章 現代日本の階級構造/第3章 アンダークラスと新しい階級社会/第4章 階級は固定化しているか/第5章 女たちの階級社会/第6章 格差をめぐる対立の構図/第7章 より平等な社会を

<読む前の大使寸評>
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<図書館予約:(7/18予約、8/10受取)>

rakuten新・日本の階級社会


「第7章 より平等な社会を」でベーシック・インカムを、見てみましょう。
p286~288
■ベーシック・インカム
 失業手当や年金なども同じだが、生活保護は自分から申請することによって、初めて受け取ることができる。自分に受給資格があると知らなかったり、受け取るのが恥かしいとかバッシングを受けたくないなどの理由から、申請しない人も多い。だから預貯金の制限を緩和しても、また水際作戦をやめさせても、生活保護制度はすべての貧困層をカバーすることはできない。では、どうすればいいか。

 考えられる方法は、ベーシック・インカムの導入である。ベーシック・インカムとは、すべての人に対して無条件で、生活に必要最低限の所得を与えるというものである。給付する金額は、論者によって異なるが日本円で月額数万円から10万円程度と想定されることが多い。この金額が、毎月すべての人の口座に政府から振り込まれるのである。

 最初は誰でも突飛な話だと思うかも知れないが、よく考えるとたいへん合理的な制度である。ベーシック・インカムを導入すれば、生活保護制度はもちろんのこと、基礎年金、雇用保険、児童手当など、多くの社会保障制度を簡素化することができる。金額からみて、少なくとも基礎年金と児童手当は全廃可能だろう。

 すべての人に支給されるベーシック・インカムは、失業の証明をしたり、資産がないかどうかをチェックしたり、保険料の支払を促したりするような手間は一切かからないから、運用のための費用は、わずかですむ。

 実際にオランダ、フィンランド、米国などいくつかの国で、実験的に導入して効果を確かめる試みが行なわれている。フィンランドの実験では、全国から無作為に選ばれた失業者2000人に月額約7万円を給付しているが、就労すると失業手当を受け取れなくなるため就労に慎重になっていた失業者が、積極的に就労するようになったり、安心して起業に踏み切ったというような効果が報じられている。

 提唱者によると、これまでの実験で「現金をもらえるからといって、働かなくなる人など一人もいませんでした」という。(NHK「けさのクローズアップ」2017年7月27日)。

 長時間労働やブラック企業がはびこっている日本では、病身を押して働いている人、過酷な労働条件に耐えかねている人などが仕事を辞めるかもしれないが、それはむしろ望ましいことである。富裕層にも配るのはおかしいという疑問もあるかもしれないが、他の収入と合算して課税すれば、さほど問題はない。所得税と住民税合わせて税率50%の高所得者の場合、半分は税金として戻ってくることになるからである。


『新・日本の階級社会』2:生活保護の実態
『新・日本の階級社会』1:日本型階級社会

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