『空飛ぶクルマ』

<『空飛ぶクルマ』1>
図書館で『空飛ぶクルマ』という本を手にしたのです。
ぱらぱらとめくると、百花繚乱のような電動航空機のコンセプト機の写真が並んでいます。
・・・なるほど有望市場のようですね。


【空飛ぶクルマ】


根津禎著、日経BP、2019年刊

<「BOOK」データベース>より
モビリティーの大波、『空』へ。ウーバー、ボーイング、エアバス、トヨタ、ダイムラー、シーメンス。航空機、自動車、電動部品メーカーがこぞって注目する有望市場。

<読む前の大使寸評>
ぱらぱらとめくると、百花繚乱のような電動航空機のコンセプト機の写真が並んでいます。
・・・なるほど有望市場のようですね。

rakuten空飛ぶクルマ


MaaS革命の一端を見てみましょう。
p16~18
<垂直に離着陸できる小型航空機「eVTOL」>
 もう一つは、ヘリコプターのように、垂直に離着陸できる小型航空機である。従来のヘリコプターと区別するために、「VTOL」と呼ばれる。VTOLとはVertical Take-Off and Landing(垂直離着陸)の略である。

 前述の地上走行可能なタイプの場合、個人が所有・利用することを想定するものが多い一方で、小型のVTOL機の場合は「空のライドシェア」や「スカイタクシー」というようなモビリティーサービスでの利用を前提にしている企業が多い。

 モビリティーサービス向けでは、VTOL機の中でも電動推進系を用いる「eVTOL(electric Vertical Take-Off and Landing)機」が前提になっている。ローターをモーターで回転させて飛行するタイプである。レシプロエンジンやジェットエンジンといった内燃機関を用いる従来の小型の固定翼機やヘリコプターに比べて、燃費の向上やメンテナンス負荷の低減が可能で、運用コストを大幅に低減できるからである。

 さらに、電動化によって、「『クワッドコプター』のように複数枚ローターの構成を採用しやすくなり、飛行制御が容易になる」。従来の内燃機関では、「オスプレイのような2基のローターのVTOL機が基本となり、飛行制御が難しい」。実際、前述の米Bell HelicopterのBell Nexusは、6基のローターを備えたeVTOL機である。
Bell Nexus

 そのうえ、電動化で制御の応答性が高まる。これにより、AI技術による飛行の自動(自律)化が進むと予測されている。自律飛行が可能になれば、操縦士の人件費や操縦士の育成費用を削減でき、運航コストを一層抑えられる。

 航空機業界のパイロット不足が叫ばれる中、空のライドシェアが普及するとこの問題に拍車がかかる。遠隔操作や自律飛行はその解決策になり得る。

 このようにeVTOL機は運用コスト削減につながる特徴をいくつも備えていることから、乗客の移動コストを一気に低減できると期待されている。加えて、内燃機関に比べてモーターは静かである。しかも、垂直離着陸が可能なので、省スペースで発着できる。建物が密集し、土地代が高い都市部でも、比較的離着陸しやすい。そもそも、空を飛ぶので自動車の渋滞とは無縁、という大きな利点がある。

 すなわち、「電動」「自律」「垂直離着陸」の三つを備えたeVTOL機によって、誰もが気軽に空を移動できるようになる。こうした期待から、「空飛ぶクルマ=eVTOL機」と定義する向きが強い。

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