サン=テグジュペリの世界R4

<サン=テグジュペリの世界R4>
サン=テグジュペリがいいというか・・・
砂漠と飛行機という取り合わせが好きなわけです。

テクジュペリ

「サン=テクジュペリ 伝説の愛」という本を図書館で借りたこの際、サン=テグジュペリについて、集めてみました。

・星の王子さまのはるかな旅
・サン=テグジュペリの世界
・戦う操縦士
・古今東西エンジン図鑑
・星の王子さまへの旅
・Le Petit Prince
・砂漠で渇きを癒す井戸
・サン=テクジュペリ 伝説の愛

R4:『星の王子さまのはるかな旅』を追加


ちょっと古い大型本であるが・・・
美しいヴィジュアル版で、内容も充実しています。


【星の王子さまのはるかな旅】


山崎庸一郎監修、求龍堂、1995年刊

<「BOOK」データベース>より
物語の忘れられない場面の数々に、作家であり飛行家だった著者サン=テグジュペリの、ロマンに満ちた感動的な生涯を重ねあわせながら、『星の王子さま』の世界を旅する一冊。フランスとモロッコに取材した撮り下ろしの写真と、魅力的な執筆陣により、読者の〈夢〉を裏切らない美しいヴィジュアル・ブックが完成した。
 
<読む前の大使寸評>
ちょっと古い大型本であるが・・・
美しいヴィジュアル版で、内容も充実しています。

amazon星の王子さまのはるかな旅

『星の王子さまのはるかな旅』3:序章「星の王子さまへのオマージュ」
『星の王子さまのはるかな旅』2:砂漠の王さま
『星の王子さまのはるかな旅』1:星の王子さまが生れたところ



ずばり『サン=テグジュベリの世界』という本を借りたのだが・・・
この本で砂漠に触れたあたりが、大使のツボを打つわけです。


【サン=テグジュベリの世界】


リュック・エスタン著、 岩波書店、1990年刊

<「BOOK」データベース>より
星辰は頭上に広がり、眼下の大地には親しい灯が点在する。この文明社会に人間の絆をどう創成するか、その結び目はどこにあるのか。中空の闇をゆくパイロットは、しばし瞑想し、ときに星と対話する。『夜間飛行』『人間の大地』『戦う操縦士』と書き継いだこの『星の王子さま』の作家は、地中海洋上に消え去るまで思念を深くめぐらした。このユニークな行動する文学者の世界を、その全作品からの引用を自在に交えて、あますところなく論じた。本書は、サン=テグジュペリの文学を語るとき、逸することのできぬ定評ある古典的名著である。

<読む前の大使寸評>
ずばり『サン=テグジュベリの世界』という本を借りたのだが・・・
この本で砂漠に触れたあたりが、大使のツボを打つわけです。

rakutenサン=テグジュベリの世界




<『戦う操縦士』1>
図書館で『戦う操縦士』という文庫本を、手にしたのです。
おお サン=テグジュペリの空戦記とは♪・・・
大使のツボがうずくわけで、借りた次第でおます。
乗っていたブロック174型機


【戦う操縦士】


サン=テグジュペリ著、光文社、2018年刊

<「BOOK」データベース>より
ドイツ軍の電撃的侵攻の前に敗走を重ね、機能不全に陥ったフランス軍。危険だがもはや無益な偵察飛行任務を命じられた「私」は、路上に溢れる避難民を眼下に目撃し、高空での肉体的苦痛や対空砲火に晒されるうち、人間と文明への“信条”を抱くに至る。著者の実体験に基づく小説。

<読む前の大使寸評>
おお サン=テグジュペリの空戦記とは♪・・・
大使のツボがうずくわけで、借りた次第でおます。

rakuten戦う操縦士




<『古今東西エンジン図鑑』1>
図書館で『古今東西エンジン図鑑』という本を、手にしたのです。
この本にサン・テグジュペリが乗ったP38戦闘・偵察機のエピソードがのっているので見てみましょう。


【古今東西エンジン図鑑】
エンジン

鈴木孝著、グランプリ出版、2017年刊

<「BOOK」データベース>より
新旧の自動車用、航空用、舶用、戦車用、汎用の個性的なエンジンを発掘し、そのエンジンの誕生と技術的・時代的背景を詳細なイラストとともに解説する、世界のエンジンのフィールドノート。

<読む前の大使寸評>
大使の学生時代の卒論のテーマが「エンジン」だったような記憶がかすかにあるわけで(汗)・・・
この本は興味深いのでおま♪

rakuten古今東西エンジン図鑑

P38

第二次世界大戦時の米軍の戦闘機としては、P51とP38の印象が強いのである。
この本でP38搭載のエンジンを、見てみましょう。
p115~122
<アリソンエンジン> 
■それはマルセイユ沖の海中で60年間待っていた 
 大人も誘われる童話、『星の王子様』のサン・テグジュペリは第二次世界大戦の末期1944年の7月31日、自由フランス空軍のロッキードP38戦闘・偵察機を駆って、かのナポレオンの生まれ故郷コルシカ島に急ごしらえされた鉄の滑走路を蹴った。太平洋戦線だけでなくヨーロッパ戦線でもマストン・マッティングと呼ばれた鉄の滑走路は使われていたのだ。すでに連合軍はフランスのノルマンディーに上陸、ドイツ軍の抵抗を排除しつつじわじわとフランス本土を進攻しつつあった。

 サン・テグジュペリの目的は偵察機型の同機によるグルノーブル地区のドイツ軍陣地の偵察であった。
 しかし、サン・テグジュペリ機は帰投時刻の正午を過ぎても基地にその機影は現れず、燃料の尽きる14時30分になってもレーダーにはなにも映らなかった。

 この高名な作家の行方不明は戦後になっても世界の謎となり、多くの憶測が飛び交った。ところが、60年も経った2004年の4月7日、フランス文化省はこの搭乗機がマルセイユ沖の海中から見つかったと発表、いわば世紀の謎の論争は決着したと新聞は書いた。

 それはP38に搭載されていたアリソンエンジンに接続されていたターボチャージャーの製造番号が彼の搭乗機のものと一致していたからだとのことであった。第二次世界大戦中にすでにアメリカはここまで製造管理技術が進んでいたのだ。
(中略)

■サン・テグジュペリはアリソンエンジンに両側から抱えられて消えた 
 サン・テグジュペリの搭乗機ロッキードアリソンエンジンを見よう。流麗な設計を次々にものにしたケリー・ジョンソンの設計になる双発双胴の戦闘機である。ターボチャージャー付きエンジンの特徴を生かし、高空を高速で駆けめぐり、高空からの一気の急降下で一撃離脱するこの飛行機には、ゼロ戦の優れた格闘戦能力もおいてけぼりとなり、日本はてこずったのである。サン・テグジュペリが消えた前年1943年の4月18日、日本連合艦隊の山本五十六長官もP38のこの奇襲で消えていたのだ。

 10000メートルの高空性能を誇るP38を駆ってサン・テグジュペリはどうして消えたのだろう。どうやら地中海のエメラルドに魅せられて舞い降りてしまい、ドイツ空軍のフォッケウルフFW109戦闘機に食われたのだろうとも言われている。

 さて、ここで彼の搭乗機のアリソンエンジンを見よう。P38は高空での高性能を誇るが、これはターボチャージャーの装着によるものである。しかし、それはなんとエンジン誕生時から考えられていたのだ。




<星の王子さまへの旅>
「星の王子さまへの旅」という素敵な本を図書館で借りて読んでいるが・・・
西サハラのカップジュビーという辺鄙な町で、27歳のサン=テクジュペリは飛行場長として1年半暮らしたそうです。

テクジュペリ

この本のp140~156から抜粋して紹介します。

 彼がサン=テクジュペリと交流があったのは11歳の頃のことだ。最初は彼の記憶が信用できるものかどうか不安もあったが、老人の確かな受け答えに、信用に足るものだという確信が湧いてきた。
「アントワーヌ・サン=テクジュペリ。勿論覚えているさ。彼はとっても上手なパイロットだった。昼間は空の上を飛んでいて、夜になると着陸する。だから、私たち砂漠の人間は彼を“夜のパイロット”と呼んでいた」老人は記憶の糸を手繰り寄せながら、ひとつひとつサン=テクジュペリの思い出を語っていく。
「よく、村人を飛行機に乗せて村の上を旋回してくれた。私も乗せてもらったことがある。それで、私も彼に憧れて、大人になってからカナリア諸島の飛行場に勤めることにしたんだ」時間が言葉とともに、ゆっくり逆行していくのを感ずる。
「あるとき、村人を乗せて砂漠に不時着したことがあった。彼は壊れた飛行機を修理して何とか戻ってきた。一緒にいた村人はスペインの執政官に言った『この人は偉大な人だ!砂漠の真ん中でたいした工具もないのに飛行機を直してしまったんだ』とね。飛行機はブレゲだった。忘れるもんかね」老人は一息つくと、空を仰いだ。
「あの人は常に“神”に守られているようだった。“神に守られた男”それがサン=テクジュペリだった」
 老人は最後にゆっくりと言葉を噛みしめるようにそう言った。
 サン=テクジュペリは、ここで自分の殻に閉じこもるのではなく、進んで先住民と交流し、伝統や風習を理解しようと努めた。砂漠をただの空虚なものとして拒絶するのではなく、ひとつの世界として知ろうとした。そしてその砂漠から物語を聞きだそうとしたのだった。

サハラ

 渦巻く風が砂を巻き上げ、砂丘に風紋を描き出す。沈みかけた太陽から伸びる陽光が舞い上がる砂の粒子を、キラキラと輝かせる。モニターに映し出される映像はとてつもなく美しい。しかし、それとは裏腹に、渦巻く砂と風の中に身を置き撮影している僕たちは泣きそうだった。砂は靴のなかにも、衣類のわずかな隙間からも容赦なく侵入し、素肌に違和感を与える。瞼は瞬きするたびにゴリゴリと音を立て、鼻にも耳にも髪の毛の間にも砂がたまっていく。砂除けにと撮影機材に被せたビニールも、ほとんどその役目を果たさない。風がひと吹きするたびに気温が下がっていく。砂漠がその本当の姿を見せ始めたのだ。
「あっちの風紋がきれいだ!」「いや、こっちのほうが光がいい!」
 僕たちは大声を出し、砂丘を登り降りし、砂まみれになりながら撮影を続ける。ワンカット、ツーカット―、カットが積み重なっていくうちに、全身に降りかかってくる砂も、下がっていく気温も気にならなくなってきた。シャルレーのカメラも的確に砂漠の表情を捕らえていく。どうやら、やっと僕たちは砂漠のルールを認識したらしい。

 海と砂漠が重なり合う、この一見不毛と思われる土地で、サン=テクジュペリは砂漠に分け入り、そこに生きる人間たちと触れ合うことで、豊な稔りを手にした。責任とは・・・。愛とは・・・。人間が人間であるための誇りとは・・・。作家として書き続ける主題は、この土地で彼の心に宿ったのだ。そして、その主題の源泉こそが、砂漠に潜んでいる目には見えない井戸だったのだ。

 激しさを増し、世界中を包み込む戦火のなかで、子供たちに向かって物語を紡ごうとした時、彼の心はこのサハラ砂漠に戻って行ったのだ。意識のなかで、もう一度、砂漠に潜む井戸を探すために。その井戸が何であるかを子供たちに託すために・・・・。だからサン=テクジュペリは、王子さまの舞台を砂漠にしたんだ。

 王子さまの物語に登場する、王様、うぬぼれ男、呑み助、実業家、地理学者、点灯夫―といった色々な星の住人、地球で出会う転轍夫、薬売り、そして大切なことを教えてくれるキツネ、最後に王子さまを星に帰してくれるヘビ・・・。それから何よりも、王子さまが星に残してきたバラの花。考えてみればこれらはみな、サン=テクジュペリが空の上から見つめ、時の流れのなかで瞑想することで見つけた、地球という遊星に暮らす人間たちの姿だったのである。



【星の王子さまへの旅】
星
狩野喜彦著、東京書籍、2002年刊

<「BOOK」データベース>より
空に消えたサン=テグジュペリは最期に何を見、何を伝えようとしたのか。青春時代のフランスからスペイン、そして名作を生んだ北アフリカへ、「空に生きた作家」の足跡を追い、3500キロにわたる空の旅と現地の取材によって辿られた、まったく新しい「星の王子さま」誕生への道。

<大使寸評>
ヘリコプターに乗って、サン=テグジュペリが通った北アフリカの航路をたどる内容がわりとハードボイルドであり、上空からのカサブランカの写真もあったりで・・・・
砂漠のカラー写真がきれいです。辛かったサウジの仕事を思い出すぜ♪

北アフリカの砂漠、それにパイロットというサン=テグジュペリの経歴がロマンティックですね。

Amazon星の王子さまへの旅




<Le Petit Prince>
Le Petit Princeという本が積読状態であるが・・・
暇になったので、フランス語の復習にもなることだし、読んでみたいと思っているが、いつになるやら。


【Le Petit Prince】
星
Antoine De Saint-Exupery著、HEINEMANN EDUCATIONAL、1968年刊

<「BOOK」データベースより>
ふるさとの星を出発した星の王子さまは、命令好きの王さまの星や、うぬぼれ男の星などを旅します。最後に地球にやってきて、サハラ砂漠で飛行機を修理中のパイロットに出会います。心をとらえて離さない不思議な物語。

<大使寸評>
私が買ったのはHEINEMANN EDUCATIONAL社(英国)のハードカバーであるが、さすがにこの本はアマゾンで出なかったので、アマゾンのMariner Books社の情報を載せました。

AmazonLe Petit Prince




<砂漠で渇きを癒す井戸>
「星の王子さま」という本のメインテーマは「砂漠で渇きを癒す井戸」ではないかと思うわけです。


アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリより
テクジュペリ2

アントワーヌにとって空を飛ぶことは水を飲むことと同じことでした。墜落という危険が伴うことを除いては。それはちょうど20世紀という砂漠で渇きを癒す井戸であったかのように。実際、彼は幾度も墜落し、そして墜落することで、星の王子さまと本当に出会うことになったのです。王子さまも星から墜落してきた男の子でした。彼は試乗しなかった飛行機がなかったほどの飛行機好きでした。飛行機は何万年もの間、地上に縛り付けられてきた人間を解放し、アントワーヌを時代から解放しもしたのでした。本当は墜落の人だったのです。奇しくも墜落することで彼は自分の人生を救い出していたのです。そして彼の墜落は僕たちの人生をも救い出すことになったのです。
.............レオン・ウェルトからの手紙

しかし、このサイトの拘り、充実ぶりがすごいですね。



<サン=テクジュペリ 伝説の愛>
 この本『サン=テクジュペリ 伝説の愛』から引用します。
「サン=テクジュペリは自分で『庭師』になるのが向いていると認めていた。普遍的な子ども時代の輪郭を永遠に伝え、花となった女性のシルエットを私たちにまで愛させた魂の庭師。その女性はこの本の各ページにわたって類いまれな存在感を示している」


【サン=テクジュペリ 伝説の愛】
テクジュペリ

アラン・ヴィルコンドレ著、岩波書店、2006年刊

<「MARC」データベース>より
「星の王子さま」の作者には、エキゾチックで不思議な魅力を持つ妻コンスエロがいた。彼女の手記のほか、2人が交わした山のような手紙、写真、デッサンなど、誰も知らなかった過去を物語る数々の遺品をまとめた一冊。

<大使寸評>
まさにサン=テクジュペリの世界という本になっている。
よくこれだけの資料を集めたものです。パイロットで詩人、更に美しい妻が加わるのか♪「南方郵便機」で行った異国の地アルゼンチンで、砂漠のバラともいえる女性(当時は未亡人)が現れたのです。
・・・彼女が亡命先のニューヨークから持ち帰った大型トランク。2000年に初めて開けられると中には、手紙、写真、デッサンなど数々の遺品がつまっていた。

amazonサン=テクジュペリ 伝説の愛


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