(視界良好)@安藤桃子監督の革命地・高知

<(視界良好)@安藤桃子監督の革命地・高知>
朝日新聞の(視界良好)シリーズが安藤桃子監督を取り上げているが・・・
そうだ 朝日デジタルがあるではないかと気づいたわけです♪

スクラップファイルとデジタルデータとダブルで保存するところが、いかにもアナログ老人ではあるなあ。

(2019.1.20朝日デジタル(視界良好)からコピペしました)


《@安藤桃子監督の革命地・高知》
 少子高齢化が進み、県民所得などの経済指標が全国下位の高知県。だがお金に換算できない「幸福」にひかれて、2014年に高知市に移住した映画監督の安藤桃子さんが、映画館を核に「革命」をおこしている。地方の映画館が冬の時代にもかかわらず、全国から観客がひっきりなしに訪れる場に。なぜ、こんなことができたのか。全国の映画事情に詳しい荒木啓子さんと訪れた。




■映画への哲学、人を集める磁場に
 高知市中心部「おびさんロード」に、ヨーロッパの街並みのような石畳の道が続く一角がある。アーチ窓とサインボードが目を引くレトロな建物の1階に、安藤さんが代表をつとめる映画館「ウィークエンドキネマM」がある。

 「街の顔ですね。映画館は賃料の高い路面階には置かないのが最近の常識になっていますが、感動ですね」と荒木さん。

     *
 「こんにちは~」。安藤さんが満面の笑みで迎えてくれた。父親は俳優で映画監督の奥田瑛二さん、母親はエッセイストの安藤和津さん。現在、NHKの朝ドラ「まんぷく」のヒロインを演じる安藤サクラさんは妹だ。サクラさん主演の映画「0・5ミリ」を、全編高知で撮ったのをきっかけに移住。おおらかな県民性と自然にほれこんだ。現在は娘を育てながら、高知と全国各地を行き来する。

 荒木さんは、若手映画監督の登竜門「ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」のディレクターを長年務め、地方で人を集める大変さを身にしみて知っている。「生まれてから一度も映画館体験のない人もいる時代に、映画で、高知で、映画館という場所でできることは?」と切り出した。

 安藤桃子さんは目を輝かせて語り始めた。「映画って総合芸術だと、私は本当に信じきっていて。映画はフィクションだけど、受け取った人の感性はリアリティー。お客さんの記憶とか心に刻まれたことが、すべて対話になって生まれてくる。映画の本質は感受性。高知にはその本質がある」

 「人の心は、本質は、変わらない。高知は縄文時代の前から本質が残り続けて、スイッチが入りやすいパターンの暮らし方をしている。文化って言うと堅く聞こえるけど、感受性や喜怒哀楽がむき出しの人たちが、むき出しの自然の中で育まれてきた」

 高知へのあふれる愛はとどまるところを知らず、話題は森羅万象に及んだ。

     *
 なぜ、高知で映画なのか。記者は後からノートを見直したが、もはや理屈を超えている。確かなことは、安藤さんの熱意が、映画と高知への愛が、人をひきつけてやまないことだ。

 「キネマM」の前身は、「0・5ミリ」を高知で先行上映するため、高知城下の公園に作った野外劇場。その後、地元企業から老朽化したビルを建て替えるまでの期間限定で活用を持ちかけられ、2017年秋に常設劇場を開いた。

 ギャラリーを併設し、真空管アンプを使った「激音上映」や音楽の生演奏、地元の食材が楽しめるイベントを開いたりと、映画館を核に様々な仕掛けをしてきた。今では珍しくなった35ミリフィルム映写機も導入し、新旧織り交ぜた独自のプログラムを提供する。訪れた客は1万6千人。広島や大阪や千葉、北海道から足を運ぶ人もいる。「東京に出張したときも『高知の映画館にいきたい』と声をかけられる」(安藤さん)

 館内の壁の一方には協賛する地元企業の名が並び、一方はこれまで訪れた映画監督や俳優のサインで埋まっている。日本の第一線で活躍する音楽家や建築家も訪れる。

 荒木さんは「桃子さんはなぜ映画なのか、映画で何をやりたいのかという哲学がある。だから信頼がうまれ、人が集まる磁場を生み出しているのでしょうね」

■一周遅れのトップランナーだからこそ
 県民所得や工業生産額など経済指標でみると、高知県は地方都市の課題が山積みのようにみえる。だが地元の土佐経済同友会は、金に換算できない独自の豊かさの指標「GKH(高知県民総幸福度)」を提唱。安藤さんに言わせると、「高知は一周遅れのトップランナー」となる。

 「東京でしかできないこともまだいっぱいあるけど、高知には数字にはあらわれない幸せがある。東京をコピーして地方がつぶれていくけど、高知はガラパゴス。だから地球の真ん中になりうる」

 文化芸術に関わる人材の育成塾を開き、県内外で映画と高知の魅力を語る安藤さんの行動力は、地元を離れた人たちの心もつかむ。キネマMの支配人の宇賀朋未さん(31)は安藤さんの活動を知ってUターンを決めた。「自分の地元に移住して、自分の好きな映画で何か起こそうとしている人がいる。衝撃だった」

 キネマMは23日で常設館としての営業を終え、21年に同じ場所でリニューアルオープンする予定。地元の若者たちと高知発の映画を制作するなど、安藤さんの新たな挑戦が始まる。(伊藤恵里奈)

     ◇
荒木啓子:雑誌編集、イベント企画、映像製作・宣伝などの仕事を経て、92年からPFFディレクター。


ウーム 大使の故郷「高知は一周遅れのトップランナー」なのか・・・言い得て妙ではある。

2016年に大学図書館で観た『0.5ミリ』です。

【0.5ミリ】
0.5

安藤桃子監督、2014年制作、2016.4.08観賞

<Movie Walker作品情報>より
 生活のため町で見かけた訳ありの老人の家に押しかけ身の回りの世話をするヘルパーと、彼女と触れ合ううちに固く閉ざした心を開き生の輝きを取り戻していく老人たちを描いた人間ドラマ。

 デビュー作「カケラ」で満たされない女心を描いた安藤桃子監督が、8年におよぶ介護体験に着想を得た自身の小説を映画化。癖の強い老人たちと真正面からぶつかっていくヘルパーを「かぞくのくに」で第86回キネマ旬報ベスト・テン主演女優賞を、「愛と誠」他で同助演女優賞のダブル受賞を果たした実妹の安藤サクラが演じる。

 ほか、「カンゾー先生」の柄本明、漫才師の坂田利夫、「沈まぬ太陽」の草笛光子、「マルサの女」の津川雅彦らが出演。2014年10月24日より、高知県・高知城西公園内『0.5ミリ』特設劇場にて先行公開。

<大使寸評>
ヒロインはヘルパー歴もあり、老人たらしの手管にかけては・・・まさにプロフェッショナルである。

安藤姉妹が作った映画であるが・・・
桃子監督が8年におよぶ介護体験をもとにしたとのこと。

また、この映画には父母の協力、姑でもある柄本明の出演があるわけで・・・
まさに、家族総出の映画になっています♪

movie.walker0.5ミリ


(視界良考)荒木啓子さんと @安藤桃子監督の革命地・高知2019.1.20

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