『まちを読み解く』2

<『まちを読み解く』2>
図書館で、『まちを読み解く』という本を手にしたのです。
中をめくると釜石の復興計画が載っているが・・・
釜石は出張で寄ったことがあるので、個人的に気になるのでおます。


【まちを読み解く】


西村幸夫, 野澤康編、朝倉書店、2017年刊

<「BOOK」データベース>より
【目次】
岩手県(旧)大野村ー地域の構想づくりと実践/釜石ー復興計画を構想する/喜多方ー「蔵ずまいのまち」を現代につないでゆくための都市デザイン/板倉町ー文化的景観の分布調査/大宮氷川参道ー参道樹木調査とその保全活動の実践/佐原ーまち並み保存と観光が一体となったまちづくり/幕張ベイタウンー都市空間を計画し実現するアーバンデザイン/浅草ー地域の資源を地域の人たちといっしょに掘り起こす/神楽坂ーまち並みに再生される「花街建築」のパーツ/中野区ー密集市街地でデザインを考える意義〔ほか〕

<読む前の大使寸評>
中をめくると釜石の復興計画が載っているが・・・
釜石は出張で寄ったことがあるので、個人的に気になるのでおます。

rakutenまちを読み解く


第2章「釜石」で地域性と防災性の共存について、見てみましょう。
p12
2.4 地域性や居住性と防災性をいかに共存させるか
 地域性のテーブルでは、釜石とはどのようなまちだったのか?という視点から、現地調査結果の振り返りと、市民それぞれの生活の記憶の振り返りや心象風景を語るといった議論が進められた。
 その結果、青葉通り、天王山、埠頭のクレーン(緑のキリン)、魚市場、観光船(はまゆり)、商店街、飲兵衛横丁、橋上市場など被災前の釜石の地域資源を復活または活用するアイデアが多々出され、復興のなかで継承すべき地域性が明らかになった。

 これらの地域資源は、天王山を除けばすべて低地や水際に存在していたために流され、壊滅的な被害を受けた。地域資源を活かした復興、(商店街、飲兵衛横丁、橋上市場といった)釜石らしさのあるにぎわいの復興には、市街地全部を嵩上げ再建するのでなく、水際やその背後地などの場所に暮らし、危険を承知でいざというときには逃げることを前提にまちを計画すべきだという思いが一部参加者からは語られた。

 産業のテーブルでは、魚市場や水産加工など従前の水産漁業関連産業の復興が望まれるだけでなく、経済特区の形成、エコファクトリーの形成、クリーンエネルギー活用など、もともとの衰退地域を再生するための新たな産業振興のアイデアが生理された。

 居住のテーブルでは、ヒアリング調査を通じて、避難所暮らしや仮設住宅に関するさまざまな不安や不満が出された。さらに、同じ所に住みたい、同じ地域の高台に住みたい、同じ地域は嫌だが同じ学区内に住みたい、などなどの多様な希望が出されたことから、それに応えられる多様な選択肢の必要性が指摘された。

 仮設店舗やキッチンカーなどひとびとが集まる仕掛けの必要性、散歩できたり眺めがよい避難路がほしいといった日常的に活用したり親しめる場所の必要性が意見として出された。

 こうした各テーブルの議論の成果や意見を取りまとめて、最終的には東部地区全体の土地利用イメージがまとめられた。そしてワークショップの成果と国交省「津波被災市街地復興手法検討調査」の成果をもとに、復興プロジェクト会議が「スクラムかまいし復興プラン」を策定した。

ウン 官民の連携がこれだけ取れているとは予想外でした。見直したというかご立派ということですね。

なお、神戸市の場合、復興のスピードは目を見張るばかりでしたが、やや神戸市のペースに押し切られた感がするのです。
震災以前から海上都市さえ作った神戸市の実績、スキルは馬鹿にできないのです。


かつての橋上市場

『まちを読み解く』1

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