『ノミのジャンプと銀河系』2

<『ノミのジャンプと銀河系』2>
図書館に予約していた『ノミのジャンプと銀河系』という本を、待つこと約4ヶ月でゲットしたのです。
この本はSFではないのだが、サイエンスの薀蓄、またハードSFのネタに溢れているわけで・・・ええでぇ♪


【ノミのジャンプと銀河系】
椎名

椎名誠著、新潮社、2000年刊

<出版社>より
オースター、エリクソン、ダイベック、ユアグロー、ミルハウザー…。一癖も二癖もある作家の醍醐味を、翻訳者の立場から易しく紹介。作家へのインタビューも多数。
【目次】
愛の見切り発車/未完に終わった六つのメモ/住居が主役/たのしい時代錯誤/キャリントン復活/夢の書物をめぐる書物/史上もっとも美しい漫画/二つのクリスマス/ロックンロール・ベスト1001/世紀の終わり・世界の終わり〔ほか〕

<読む前の大使寸評>
この本はSFではないのだが、サイエンスの薀蓄、またハードSFのネタに溢れているわけで・・・ええでぇ♪

<図書館予約:(10/12予約、2/10受取)>

rakutenノミのジャンプと銀河系

エイリアン

映画「エイリアン」が語られているので、見てみましょう。
p89~91
<ぬらぬら者に何ができる> 
 なんとも始末の悪い生物だが、ぼくが疑問に思うのは、あれも辺境宇宙をいくロケットや宇宙船を操縦していたこともあった筈である。だとしたらいったいどういう操作機械なのだろうか、という疑問がずっとあった。

 仕組みが違ったり形が違ったりしていても宇宙をすっ飛んでいって目的の星につくためには少なくともコンピュータ系のものがそこに織り込まれていると考えるべきだろう。でもあんなにドロドロの手で精密機械を操作できるのだろうか、という疑問がある。第一、どの作品のエイリアンにも目というものがあるのかどうかよく認められない。コンピュータの外側も内部もドロドロによってビタビタにしちまってそれをどうやって見ているのかもわからない生物がどのようにしてあの精密な宇宙船を動かしているのだろうか。

 エイリアンの第1作を監督したリドリー・スコットはそのシリーズでエイリアン創生期を描いたとされる『プロメテウス』を作っている。ここではエイリアンを連想させる大きくて長い頭をした古代宇宙飛行士らしきかなり大きな生物がコクピットに座っている場面が出てくる。あれを見ると彼らが自分で宇宙船を操作していると考えるしかない。そのへん「どうなんだ!」とぼくは机を叩いて言いたいのだ。

<金属粒子の雨> 
 『砂漠の惑星』が邦訳されたのは1968年。ポーランドのSFの巨人、スタニワフ・レムの、スケールが大きく迫力に満ちた作品である。60年代というともうこのジャンルでは古典に属するかもしれない。けれど今読み返しても、これはまだ遠い未来の出来事を書いた途方もないSFなのである。

 物語は、地球の恒星間探索を目的にした光子ロケットで進む宇宙船が琴座の辺境にある惑星探検に向かっているところから始まる。この宇宙船は琴座の内側に基地をもっている二等巡洋艦クラスの「無敵号」。

 彼らはこれまで琴座の惑星をいろいろ探検してきた。特殊相対性理論のなかにあるから光速を越えることはできないがこの当時からその時間的問題は低温睡眠によって宇宙規模の移動に対処している。細部にわたり非常に科学的で具体的な記述によって構成されており、どちらかというと黄金のワンダーランドをうたっていた欧米SFの文字通り娯楽性に満ちた「空想科学小説」よりも頑固な理系小説である。

エイリアンの最新作については「エイリアン:コヴェナント」を観たに収めています。

『ノミのジャンプと銀河系』1

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