『ノミのジャンプと銀河系』1

<『ノミのジャンプと銀河系』>
図書館に予約していた『ノミのジャンプと銀河系』という本を、待つこと約4ヶ月でゲットしたのです。
この本はSFではないのだが、サイエンスの薀蓄、またハードSFのネタに溢れているわけで・・・ええでぇ♪


【ノミのジャンプと銀河系】
椎名

椎名誠著、新潮社、2000年刊

<出版社>より
オースター、エリクソン、ダイベック、ユアグロー、ミルハウザー…。一癖も二癖もある作家の醍醐味を、翻訳者の立場から易しく紹介。作家へのインタビューも多数。
【目次】
愛の見切り発車/未完に終わった六つのメモ/住居が主役/たのしい時代錯誤/キャリントン復活/夢の書物をめぐる書物/史上もっとも美しい漫画/二つのクリスマス/ロックンロール・ベスト1001/世紀の終わり・世界の終わり〔ほか〕

<読む前の大使寸評>
この本はSFではないのだが、サイエンスの薀蓄、またハードSFのネタに溢れているわけで・・・ええでぇ♪

<図書館予約:(10/12予約、2/10受取)>

rakutenノミのジャンプと銀河系


ハードSFに造詣が深い椎名さんが、新素材を語っています。
p26~
<メタマテリアル> 
 「不可視化にかかわる新技術でもっとも有望なのは『メタマテリアル』と呼ばれるまったく新しい素材ではないだろうか」
 『サイエンス・インポッシブル SF世界は実現可能か』(ミチオ・カク、NHK出版)の「不可視化」の項目で著者はこう言っている。

 この本はこれから相当に先の未来までどこまで科学は可能か、というテーマを「不可能レベル」ごとに詳しく解いている。

 「不可能レベルI」にはテレポーテーションやテレパシー、念力、ロボット、地球外生命とUFO、反物質と反宇宙などの項目が並び、「不可能レベルII」には、光より速く、タイムトラベル、並行宇宙、「不可能レベルIII」は、永久機関、予知能力、の項目がある。

 作者はニューヨーク市立大学理論物理学の教授、超ひも理論の権威である。
 科学的学問の最先端にいる人が「不可視化」を不可能レベルでもっとも実現可能性の高いレベルにおいているのに驚愕する。極端にいえば教授は近いうちに「不可視化=透明人間」が誕生すると予測しているのだ。

《メタマテリアルを理解する簡単なカギは屈折率である。屈折とは、透明な媒質を光が通過するときに曲がることを示す。
 水の中に手を入れると通常の光が途中で曲がって見えるのを何度も見ていますね。
 ガラスや水のなかで光が屈折するのは、透明で密度の高い媒質に入ると光の速度が落ちるからである。空気中でも光は屈折しているがその率は1.0003だ。ガラスでは1.5、ダイヤモンドでは2.4になる。一般に密度の高い媒質ほど屈折率は高くなる。
 いまノースカロライナ州のデューク大学とロンドン大学のインペリアルカレッジの研究者がメタマテリアルというまったく新しい素材とマイクロ波によって実験場の物体を不可視化することに成功している》

 その仕組みを理解するのはなかなか難しいが、乱暴に言ってしまうと屈折率の違うプリズムを組み合わせて光を希望の方向にねじ曲げ、正面にある物体を見えなくさせる技術だ。

 5年ほど前に中国のセッコウ大学のチームが開発し、科学誌『ネイチャー』の姉妹誌『サイエンティフィック・リポーツ』に発表した「中心部の物体が消えて見えなくなる装置」もシステムは違うが考え方はほぼ似たような構造のようだ。



(追って記入予定)


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