『街路樹を楽しむ15の謎』1

<『街路樹を楽しむ15の謎』1>
図書館で『街路樹を楽しむ15の謎』という本を、手にしたのです。
初めて訪れた街では街路樹に眼がいくわけで…これも大使のツボなんでしょうね。


【街路樹を楽しむ15の謎】
街路樹

渡辺一夫著、築地書館、2013年刊

<「BOOK」データベース>より
シダレヤナギは奈良時代からのクローン?タブノキ1本の防火効果は、消防車1台分。イチョウ、ケヤキ、ハナミズキ、プラタナス…全国に高木の街路樹だけでも670万本。なぜこの街路にこの樹木が植えられているのか?誰でも知っている街路樹15種の知られざる横顔を人の暮らしとのかかわりや、歴史、エピソードをまじえて語る。

<読む前の大使寸評>
初めて訪れた街では街路樹に眼がいくわけで…これも大使のツボなんでしょうね。

rakuten街路樹を楽しむ15の謎

ケヤキケヤキ並木

冒頭のケヤキを、見てみましょう。
p7~10
<ケヤキ:欅> 
■戦前にはほとんどなかったケヤキの街路樹 
 ケヤキは、街路樹の中でも人気の高い木である。その樹形が美しいことが、やはり人気の最大の理由だろう。しかし、ケヤキの魅力はそれだけではない。

 ケヤキは落葉樹であり春の萌え立つ若葉、夏の木漏れ日、秋の紅葉、冬の斜陽に輝く木肌など、四季折々の美しさを楽しめる。そして何よりも、大きく育ったケヤキの並木は、夏の強い日差しを遮り、歩道の気温も下げてくれる。

 街路樹を管理するうえでも、ケヤキは根が深いため風で倒れにくいし、剪定に強く、枝を伐っても再生する能力が高い。こうしてケヤキは街路樹としては非常にポピュラーな存在となっている。

 平成19(2007)年の統計によると、全国には約667万本の街路樹(高木)が」存在するが、そのうちケヤキの街路樹の本数は、約48万本で、イチョウ、サクラ類に次いで堂々の第3位である。外国産の街路樹も多い中で、純国産のケヤキは健闘しているといえるだろう。

 しかし、意外なことに、ケヤキは戦後になって急激に増えた街路樹で、戦前はほとんど街路樹として使われることはなかった。
 東京の例をあげると、明治末に街路樹の改良の必要性を感じた東京市は、街路樹に適した10種類の木を選定した。

 これを契機に東京の街路には街路樹が普及していったのだが、東京市が選んだ街路樹は、イチョウ、スズカケノキ(プラタナス)、ユリノキ、アオギリ、トチノキ、トウカエデなどであり、ケヤキは含まれていない。

 東京の街路にケヤキが植えられなかったのは、狭い街路では大きくなりすぎること、大気汚染に弱い可能性があること、などが理由だったようだ。また、あまりにも身近な木であったので、街路樹としての評価は低かったのかもしれない。

■街路樹としてのケヤキのルーツは表参道
 近代的な街路に、最初にケヤキが植えられたのは、東京の表参道である。
 表参道は、JR山手線の原宿駅のそばにある神宮橋から青山通りに至る街路で、おしゃれな通りとして知られる。長さ1キロメートルの通りには、流行の先端をいくブランド店の入ったファッションビルが立ち並び、年間を通して買い物客や観光客でにぎわっている。そして道路の両脇には、ケヤキがみごとな並木をつくり、道行く人に大きな緑陰を提供いている。

 表参道は大正9(1920)年に明治神宮の参道として完成した通りである。そして翌年の大正10年、参道の両側に201本のケヤキが植栽された。これが表参道のケヤキ並木の起源である。

 とはいっても、江戸時代以前からケヤキは道に植えられており、東京都府中市の大国魂神社や、豊島区の鬼子母神ノケヤキ並木が、江戸時代から続いている並木として知られている。しかし、近代的な街路にケヤキが植えられたのは、この表参道のケヤキ並木が先駆けであった。


我が家のシンボルツリーはケヤキなんで、思い入れが深いのでおます。
『樹と暮らす』2でケヤキを見てみましょう。

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