『植物はすごい』3

<『植物はすごい』3>
図書館に予約していた『植物はすごい』という新書を、待つこと4日で手にしたのです。
パラパラとめくると、植物が体を守る防衛手段などが出ていて、面白そうでおます。


【植物はすごい】
植物

田中修著、中央公論新社、2012年刊

<「BOOK」データベース>より
身近な植物にも不思議がいっぱい。アジサイやキョウチクトウ、アサガオなど毒をもつ意外な植物たち、長い年月をかけて巨木を枯らすシメコロシノキ、かさぶたをつくって身を守るバナナ、根も葉もないネナシカズラなど、植物のもつさまざまなパワーを紹介。動物たちには真似できない植物のすごさを、「渋みと辛みでからだを守る」「食べられる植物も毒をもつ」「なぜ、花々は美しく装うのか」などのテーマで、やさしく解説。

<読む前の大使寸評>
パラパラとめくると、植物が体を守る防衛手段などが出ていて、面白そうでおます。

<図書館予約:(10/25予約、10/29受取)>

rakuten植物はすごい


イタドリイタドリの花

大使にとって、慣れ親しんだイタドリを見てみましょう。
p227~229
<イギリスで嫌われる「すごさ」>
 外国から日本に来て、日本の気候や土壌になじんで生き続けている植物は、「帰化植物」とよばれます。異国の地に移り住む運命を克服して、慣れない風土に適応し、懸命に生き、子孫を残し続けている植物たちです。

 しかし、これらの植物たちは、ともすれば繁殖力が旺盛で、古来の日本の生態系を乱すので嫌われものになりがちです。春に花咲くセイヨウタンポポ、秋に花咲くセイタカアワダチソウなどが、日本の暮らしに溶け込もうとしている代表的な帰化植物です。

 逆に日本から外国に行き、外国で「帰化植物」となっている植物がいます。その一つが、「イタドリ」です。イタドリは、タデ科の植物で、日本では全国の空き地や山地など、どこにでも生育しています。

 イギリスでは、「ジャパニーズ・ノットウィード」とよばれます。ジャパニーズは、「日本の」という意味であり、ノットは「節」、ウィードは「草」です。さしずめ「日本の節くれ立った草」という意味でしょう。

 この植物は、夏に、多くの小さい白い花を集めて咲かせ、それなりにきれいなものです。その美しさが、江戸時代、長崎にいたドイツ人の医師シーボルトに気に入られました。そのため、観賞用として、彼によってヨーロッパにもち込まれました。

 日本では、私たちの身近にあり、地下茎を張りめぐらして繁殖力が旺盛な植物です。地上部を刈り取っても、すぐに地下茎から芽が出ます。冬の寒さを地下茎でしのぎ、春には、芽を出してきます。除草剤で枯らそうとしても、地下茎は土の中にいますから、枯れません。だから、根絶するのはむずかしい植物です。

 仕方がないので、私たちはあきらめて、昔から、この植物と仲良くしてきました。この植物の葉っぱを揉んで、すり傷につけると、痛みが取れるといわれ、その効果を利用してきました。それが、「イタドリ」という名前の所以です。

 また、この植物に愛着も感じてきました。多くの人が、子どものころ、この茎をかじった経験があります。茎は中空で、かじると酸っぱく、折ると「ポコン」という音がします。だから「スカンポ」とよばれることもあります。

 イタドリは、イギリスでも、旺盛な繁殖力を発揮しています。空き地を埋めつくし、道路の舗装を破って成長します。そのため、除草の手間や道路の補修に多額の費用が必要で、厄介ものになっています。

 この草がもともと繁殖していた日本には、天敵である「イタドリマダラキジラミ」がいます。2010年、イギリス政府は、イタドリを退治するために、この虫を日本からイギリスに持ち込むことを決めました。

 イタドリは、イギリスで、昔からの天敵と出会い、なつかしい闘いを再開するのです。イギリス政府の思惑とは別に、イタドリには、「闘いを楽しみながら、力強く生き続けてほしい」と思います。


ウン 植物に対する擬人化した思い入れが・・・・植物を愛でる著者が見えるようで、ええでぇ♪

『植物はすごい』1
『植物はすごい』2

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