『夢売るふたり 西川美和の世界』3

<『夢売るふたり 西川美和の世界』3>
図書館に予約していた『夢売るふたり 西川美和の世界』という本をゲットしたのです。予約して、待つこと4日か・・・・いやー速攻でゲットやないけ♪

阿部


【夢売るふたり 西川美和の世界】
西川

ムック、文藝春秋、2012年刊

<「BOOK」データベース>より
話題の新作をインタビュー、脚本・画コンテ、撮影日誌などで徹底紹介。『蛇イチゴ』『ゆれる』『ディア・ドクター』、小説『きのうの神さま』を手がけた俊英の魅力に迫る
【目次】
『夢売るふたり』の世界/『夢売るふたり』を観る/西川美和の世界/西川美和を観る/西川美和を読む/書き下ろし小説 みどりの春(西川美和)

<読む前の大使寸評>
『ディア・ドクター』を観て、西川美和に開眼したわけです。

<図書館予約:(7/04予約済み、7/08受取)>

rakuten夢売るふたり 西川美和の世界


笑福亭鶴瓶のインタヴューを見てみましょう。
p64~65
笑福亭鶴瓶(堂島哲治役)
 『ディア・ドクター』が終わったあと、西川さんに「次なにすんのん」て聞いたら、「結婚詐欺の話」って言うたんです。「そんなら結婚詐欺に遭うた人何人か知ってるから」ということで、被害者の女の人を紹介して、電話でしゃべらしたことあるんです。

 そんときの詐欺師はガードマンのおっさんで、とにかくメールを何十通と送るやつで、被害者が全部合わせて80人くらいおって、一人の主婦から600万とったりしてる常習犯やった。でも結婚詐欺いうのは、なかなか警察が動いてくれないんです。証拠固めが難しいみたいで。そやから、僕も知ってる探偵を紹介して、一生懸命証拠を集めて、探偵から警察に話を回して、ようやく最後に警察の生活安全課が動いてくれましたわ。

 それから「今度は女の人をしっかり撮りたい」とも言うてたので、ヨヨチュウさん・・・AV監督の代々木忠さんのビデオを渡して、本人も紹介したんです。『ゆれる』を見たときに、あ、この人、セックスの描写がえらい俯瞰的やと思って、もし性的な描写に踏み込むんなら、ヨヨチュウさんに会うたら映画にもいいように出るやないかなと思ってね。で、試写見たら、出すぎや、今回(笑)。

 今回自分が出てるのはほんのちょっとやけど、『夢売るふたり』、すごい作品ですよ。これまでの作品とも違う。人間の描き方はこれまでの作品と似ているところもあるけど、あれだけ評価された前の作品に全くひきずられてない。

 結婚詐欺いうテーマも、こんなんなるとは全く思うてなかった。嫁が夫をああした形で詐欺に走らすという・・・僕、試写を嫁とおかまの友達と三人で観たんですけど、40年幸せにやってきた夫婦で観るもんちゃうわこれ(笑)。でも嫁は、「女の人って、あんなんですよ」と監督に言うてました。

 夫婦っていうのは、お互いがお互いの生きざまを見届ける、いうたら「見届け合い」です。僕がちょっとずつ積み上げたものを手伝ってくれるのが嫁であり、嫁からすれば、僕はあいつの人生をちょっとずつ手伝っている。

 あの里子と貫也の夫婦は、間違っています。間違ってますけど、彼らからすれば「合っている」かもしれない。そこがおそろしいし、面白い。何がだめで何が正常なのか、そこを西川さんはいつも突いてくる。『ディア・ドクター』もそう。人間が作った医師免許というええ加減なものが、物語を動かしているわけで。

 松たか子さんも、すごい女優さんですよ。でも、この里子役をOKしたいうことは、西川さんを好きになって、身を委ねて、なんでもやります、わかりました、ということでしょ。阿部サダヲさんもそうでしょ。結局、演じる側にすべてを委ねさせる力を西川さん、持っているんです。それは、西川さんがぶれないから。



【ディア・ドクター】
ドクター

西川美和監督、2000年制作、2016.7.02観賞

<Movie Walker作品情報>より
「ゆれる」の西川美和によるミステリアスな人間ドラマ。山あいの村で、人々から慕われていた医師の失踪の原因とは? 数々の作品で独特な存在感を示してきた笑福亭鶴瓶が映画初主演。

<大使寸評>
失踪の原因については、ネタばれになるので明かしません。皆さんも知らないままで観ることをお奨めします。
鶴瓶を主演に据えた監督の英断がええでぇ♪

movie.walkerディア・ドクター


『夢売るふたり 西川美和の世界』1
『夢売るふたり 西川美和の世界』2

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