木材利用ポイントって何?

<木材利用ポイントって何?>
4日のツイッターで、木材利用ポイントについて、次のような気になるツイートがありました。

<オルタナ編集長@setsumori>
【林野庁の「木材利用ポイント制度」。予算410億円のうち、電通が140億円を事務局経費として持っていくらしい。普通の感覚より、二ケタ多くないか。どういうカラクリか。http://www.nagaseki.jp/article/1474568.html…】


ムム 電通と林野庁の関係は、どうなっているのだ? 
林地残材、バイオマスについてフォローしている大使としては、聞き捨てできないわけですね。
ところで、木材利用ポイントって何?
住宅建材メーカーのサイトから木材利用ポイント制度を見てみましょう。

林野庁 平成24年度補正予算 木材利用ポイント制度を新設より
ポイント

<木材利用ポイント制度、導入の背景>
国産材の適切な利用を促すことは、森林の適正な整備・保全、地球温暖化防止および循環型社会の形成につながります。
また、国は「森林・林業基本計画」において2020年の木材自給率50%を掲げており、その実現のためには、年々増加している森林資源について、住宅分野などでの利用を拡大していくことが重要となります。
こうしたことを背景に、林野庁では関係者による地域材の需要拡大の取り組みを促進し、第一次産業をはじめとした地域産業、ひいては経済全体への波及効果を期待する取り組みとして、木材利用ポイント制度の導入を決めました。
なお、同制度の事業開始は、4月1日を目途に実施することが予定されています。

<事前認定された事業者が付与対象>
木材利用ポイント制度は、地域材を一定以上活用した新築住宅、内装木質化、木製品などを対象に木材利用ポイントを付与し、地域の農林水産物と交換などを行う取り組みです。
付与されるポイントの詳細は未定ですが、新築住宅については30万ポイント程度の付与が検討されています。
木材利用ポイントの付与については、都道府県ごとに設置される協議会などの認定機関に対して事前に申請し、認定・登録を受けた木材・木製品製造業者、施工業者などの事業者を対象とする予定です。
また、ポイントの付与対象となる地域材は、
1.都道府県などが実施する認証制度などによって認証された材
2.FSC、PFFC、SGECなどの認証機関によって認証された材
3.「木材・木材製品の合法性、持続可能性のためのガイドライン」にもとづいて証明された材(合法木材)が対象となる予定です。

なお、制度の詳しい内容については、近々、林野庁のホームページに掲載される予定です。



森林ジャーナリスト:田中淳夫さんも、この制度に疑問をはさんでいます。

8/29木材利用ポイントって何? 国産材の救世主か、それとも……より
 前回、木づかい運動に触れたが、木材利用ポイントについて知っている人が意外と少ないことに気づいた。そこで、この制度を紹介するとともに、その裏と表を考えてみよう。
 木材利用ポイント制度は、林野庁が基本的に国産材の利用を促進するために始めた事業で、今年度に410億円を計上している。条件を満たした木造住宅の新築や、内装・外装などに木質系の素材を使うこと、さらに木製品の購入に対し、木の量に応じて木材利用ポイントを付与し、定められた金品やサービスと交換できる。

 ポイントを申請できるのは、この事業の登録業者でなければならないが、今年4月1日以降に着工もしくは請負契約すると、最大60万ポイント(60万円相当)が与えられる。

 さあ、これで林業家や国産材を扱っている業者は手放しで喜べるだろうか。
 残念ながら、そう簡単ではない。これが即国産材の需要を増やすと思えないからだ。仮に増えても別の問題もある。

 まず、これまで国産材を使ってきた建築家や工務店が申請しても、国産材の新たな需要を増やすことにはならない。また山主と結んで産直住宅を建てていたビルダーも、合法証明などを取っていないことが多い。

 輸入材で住宅を建設してきた工務店などが、ポイント目当てに国産材に切り換えればよいが、供給に不安のある国産材を扱うだろうか。大工も材質が違うと加工法も変わるから、いきなり国産材に変えられると喜ばない。


疑問符がつくような制度に410億円もの予算をつけるんだったら、もっと良い施策が考えられないもんか?
なんか、国産材の需要につながりそうにないんだけど・・・・
林野庁って金勘定ばっかりで、山主や森林を愛しているんだろうか?(毎度のことになりますが)

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