テクノナショナリズムに目覚めた6 ③

<テクノナショナリズムに目覚めた6>  
テクノナショナリズムという耳新しい言葉があるが・・・・
中国がレアアースの輸出統制を始めて以来、テクノナショナリズムに目覚めたのです。
とにかく、技術流出とか中国製電気自動車と聞くと、ついヒートアップするのです。

ボーイング787の火災事故では日本製バッテリー自体の過充電は無かったと確認され、調査は、同機に搭載されているリチウムイオン電池向け充電装置や補助動力装置に焦点が移っているとのこと・・・・やっぱりね♪

・技術だけでは競争に勝てない
・メイカーズ革命の最前線
・iPS細胞、儲け志向のアメリカに対して(工事中)
・有人宇宙開発無用論
・おのれ アップル!おのれ サムスン!

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テクノナショナリズムに目覚めた5>目次
・大陸のヘッドハンティング
・技術盗用大国中国には
・中国の謀略的な特許法改正
・中国に対抗する戦略物資のような製品
・サムスンの水ビジネス参入
・ジスプロシウム抜きの磁石を開発中
・恩を仇で返す中華の論理
・大陸マインドを甘く見ていた
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テクノナショナリズムに目覚めた4>目次
・デジカメの差別化は大丈夫?
・蓄電池の差別化は大丈夫?
・エルピーダメモリの買収劇
・空洞化/海外進出情報
・打倒中国の経営理論

はやぶさの帰還2はやぶさの帰還

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テクノナショナリズムに目覚めた3>目次
・産業用ロボットの近況
・企業連合してサムスンに勝てるのか?
・コモディティ化圧力に曝されているわけで
・好調な宇宙ビジネス
・空洞化/海外進出情報(工事中)
・底探査船の能力比較
・中国の宇宙産業(工事中)

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テクノナショナリズムに目覚めた2>目次 
・東シナ海ガス田「樫」から炎が見える
・クルーグマンのクリーンヒット
・頑張れ、製造業!
・中国では液晶パネルがもはや汎用品だって?
・日本の部品メーカーはすごい?(工事中)
・EV用の急速充電器を米国市場に投入
・円高と空洞化
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テクノナショナリズムに目覚めた1>目次 
・原発輸出を放棄すべきか?
・ニッサン「ヴェヌーシア」という車
・空洞化とのせめぎ合い
・物づくり支援
・中国製電気自動車ってどんなかな?
・チャイナフリーの正念場
・中華の「やらずぶったくり」
・韓国とのWin-Win関係

NEDO事業一覧
産業革新機構の投資案件一覧
中国のレアアース統制5
時代錯誤の中国の「重商主義


<技術だけでは競争に勝てない>
サムスンのコピー&キャッチアップ戦略に痛い目にあったりしたので・・・・・
技術だけでは勝てないというのが、日本企業の共通認識になってしまった感があるが、それを追いうちするようなメールが届きました。


1/21日経ビジネスメール<技術を保持するだけでは競争に勝てません>より
 エネルギーの未来について考察した今号の特集は、ぜひ井上礼之ダイキン工業
会長の経営教室と併せてお読みください。このコラムで井上会長は、周囲の反対
を押し切って、あえて中国のライバルと提携し、インバーター技術を開示した狙
いを語っています。当時、世界の主流はノンインバーター機。提携の背景には、
ルームエアコンの生産量が世界一である中国の大手企業と組み、インバーターを
空調の省エネ技術の世界標準にしようとする深謀遠慮があったと述懐しています。

 「いつの時代も製造業の生命線が高い技術力であることは変わりません。しか
し、技術を保持するだけでは勝てない。提携や連携などを駆使して、自社にとって
有利な事業環境を創造することが重要です」。こう語る井上会長は現在、空調に使
う次世代冷媒の選定でも優位な地位を築こうと、積極的なロビー活動に取り組んで
いることを明かします。各国の政府関係者やキーパーソンと交流を深め、環境問題
の国際会議で積極的に発言し、国際ルールを「作る側」に回ろうとしています。

 原発問題や電力料金の値上げなど、悲観論があふれる日本のエネルギーの未来
。しかし、我々が特集で出した結論は、「日本のエネルギーの未来は明るい」と
いうものです。とりわけ、企業、電力会社、自治体、家庭などが長年築いてきた
省エネのノウハウは、この先、新興国を中心に世界が求めるようになるでしょう。
ただ、この分野を有力な輸出産業に育てられるかどうかは覚悟と行動次第。井上
会長が指摘するように、技術を保持するだけでは競争に勝てません。
(日経ビジネス編集長 山川 龍雄)



<メイカーズ革命の最前線>
日本型製造業の危機が続いています。
その原因は陰謀のような円高メカニズムとコモディティ化のせいであり、拘りの職人技は揺るがないと大使はタカかをくくっていたのだが・・・・

 確かに、ガラケーがアップルの新製品に完敗したように、ニーズを先取りする新製品に関してはアメリカにかなわない気はするのだが・・・
アメリカ製掃除機はたいしたことはないが、3Dプリンタとなると、これは玄人好みの優れものである。
若しかしたら、アメリカ流物作りは革命的なのかも?と大使に不安がよぎるのである。

で、昨今のアメリカ流物作りとはどんなものか?調べてみます。
・米国を支えるメイカーズ革命
・21世紀の産業革命
・NHKドラマ「メイドインジャパン」
・3Dプリンタの衝撃
・米国流の物流改革



<米国を支えるメイカーズ革命>
アメリカには市民工房発の起業、日本には既成工場発の職人技という特色があるのではないか。
でも、スペースXなど大法螺かと思うほどで、アメリカの夢が大きいのは確かである。
スペースXスペースX



12/13世界に遅れる日本のモノづくり 最先端技術で火星移住も!?メイカーズ革命の最前線より
「週刊東洋経済 01/12号」の特集は『製造業が根底から変わり始めた メイカーズ革命』だ。

 3Dプリンタやレーザーカッターによるデジタルなものづくり。そして、世界中を結びつけるインターネットエコノミーの発展。こうした波がぶつかり合ったところに新しい「メイカーズ(製造者)」が次々に生まれている。その中からは、アップルを引き継ぐような、創造性あふれるスターも育ち始めている。米国のメイカーズに迫った特集だ。

●ベンチャー大国・米国を支えるメイカーズ革命
 メイカーズの定義とは2種類あるが、ひとつ目の定義は「企業の枠を超えたオープンイノベーション、国境を乗り越えるイーコマースなどウェブの世界で実現したものをリアルワールドにも応用していく人々のこと」、これは米国が誇るものづくり企業・アップルをイメージしてもらえればいい。
 ふたつ目の定義は「小型3Dプリンタなどのデジタルツールを応用し、ものづくりをする人々のこと」だ。
 必要なものは自ら作っていこうという「メイカーズムーブメント」の動きにつらなるものだ。「メイカーズムーブメント」はものづくりによる自己の確立を説き、世界中に市民工房「FabLab(ファブラボ)」のネットワークを広げている。

 今回の特集では米国発の「メイカーズ・アイドル」というべき3人を紹介している。電気自動車に挑むイーロン・マスク、小さなカードリーダーで決済を変えるジャック・ドーシー、小型カメラで新しい映像の世界を切り開くニック・ウッドマンだ。

 3人のなかでもすごいのが記事『新・ものづくりのフロントランナー イーロン・マスク 電気自動車も火星移住も! “先端技術”で壁は壊せる』で紹介されるイーロン・マスクだ。現在41歳の彼は「大学生のとき、将来人類にとって最も重要になるものは何か考えた。答えはインターネット、持続可能エネルギー、そして複数の惑星での生活の3つだった。
 そのうち持続可能エネルギーのカギを握るのは持続的に発電し、持続的に消費するという点で」電気自動車(EV)を開発。念願のEVベンチャー・テスラ・モーターズは大手に先駆けてEVを打ち出し自動車業界に衝撃を与えた。現在は、初の量産車となる中型セダン「モデルS」の生産を急ピッチに進めており、2013年には2万台を生産する予定だ。

 イーロン・マスクにはテスラの経営のほかに、もう一つの顔がある。「複数の惑星での生活」を目指すべく、宇宙ベンチャー・スペースXの指揮もとっているのだ。スペースXといえば、究極的には「将来的に8万人を火星に移住させること」が目標だ。12年5月には、民間宇宙船会社として初めて宇宙船「ドラゴン」を搭載した「ファルコン9」の打ち上げに成功。10月末には米航空宇宙局(NASA)との契約に基づく物資輸送ミッションをこなし、地球に帰還するなど快挙を成し遂げている。13年には7回の打ち上げ、いずれは宇宙旅行を手がける計画だ。

 非現実ともいえる壮大なビジネスプランの背景には、化石燃料の枯渇と地球温暖化への強烈な危機感がある。

 彼は言う。「EVのアイデア自体はかなり古くからあったのに、なぜ誰も作らなかったのか。それはアイデアを実行することが思いつくより難しいからだ」。ソーラー発電も手がけ、まずは「実行」ありきで既存の業界に衝撃を与える。  
 米国発の「メイカーズ・アイドル」というべき3人に共通しているのは、いずれも大学での専攻や前職などに機械や電子工学などのバックグラウンドがないこと。ただし、インターネットビジネスを興した経験があり、他社と手を組むオープンイノベーションやユーザーコミュニティの重要性を理解していることだ。




<21世紀の産業革命>
21世紀の産業革命とは、プレゼンが得意なアメリカのキャッチコピーである。
米国を支えるメイカーズ革命について、クリス・アンダーソンの新刊を覗いてみましょう。
MAKERS:NHK出版サイトが面白いでぇ♪


MAKERS―21世紀の産業革命が始まるより
メイカーズ

<誰でも製造業を起こせる時代に:原真人>
 インターネットがもたらす経済の構造変化を解き明かしたベストセラー『ロングテール』『フリー』に続き、著者が今回、世に問うキーワードは「メイカームーブメント」つまり、ものづくり革命だ。
 ネット産業の勃興は、蒸気機関や自動車を生んだ第1次、第2次産業革命に次ぐ、時代の節目と言われる。だが著者は、それはまだ画面上の世界の小さな変化にすぎず、現実社会を大きく変える第3次産業革命はむしろこれから起きるのだ、と予測する。
 その原動力が、誰でも製造業を起こせる技術の進化だ。大企業のように資金や工場がなく熟練工でないとしても、いまやアイデアや才覚ひとつで製造業を起こせる。
 たとえば、自宅のパソコンでオリジナル食器を立体デザインする。ファイルを3Dプリンターに送れば、自動的に樹脂が塗り重ねられ、設計図通りの食器が完成する。3Dプリンターとはいわば紙にインクを吹きつけて印刷する家庭用プリンターの立体版だ。素材をチタンやガラス、金属などで作ることもできる。
 技術的にはそこまで来た。となれば、本書が指摘するように、ものづくりが資本集約型の大量生産だけでなく、個人や小企業によるニッチ産業モデルに回帰する可能性は十分ある。目の肥えた消費者だけのために、新しいアイデアや技術を盛り込んだ商品を作る企業が数千、数万の単位で続々と生まれても、けっしておかしくないだろう。
 そこまでは著者の見立てに賛成だが、この潮流が新興国に雇用を奪われている先進国の製造業を復活させ、雇用を後押しする、との見解はやや楽観的すぎるのではないか。
 労賃の安い中国から製造業を取り戻したとしても、熟練工いらずのデジタル工作機械が生むメイカーズがどれほどの雇用を生むだろう。ネット革命が必ずしも雇用増をもたらしていないように、製造業革命も、そこが気がかりだ。

クリス・アンダーソン著、NHK出版、2012年刊
<「BOOK」データベースより>
『ワイアード』US版編集長で世界的ベストセラー『フリー』『ロングテール』の著者クリス・アンダーソンが、新産業革命の最前線へと読者を誘う。今日の起業家は、オープンソースのデザインと3Dプリンタを使って製造業をデスクトップ上で展開している。カスタム製造とDIYによる製品デザインや開発を武器に、ガレージでもの作りに励む何百万人という「メイカーズ」世代が、製造業の復活を後押しする。ウェブのイノベーション・モデルをリアルなもの作りに持ち込むことで、グローバル経済の次の大きな波を起こすのだ。世界規模で進行する「メイカームーブメント」を決定づける一冊。

<大使寸評>
個人的には、googleが生み出すロングテールの概念が衝撃的だったが『ロングテール』の著者が説く「メイカーズ」は興味深いのです。
日本人はメイカーズ気質なんだけど、メイカーズ復権をアメリカ人に言われるまで気づかないのが辛いところか。




<NHKドラマ「メイドインジャパン」>
日本型製造業の危機に着目したNHKドラマの予告が放映されているが、これは要チェックですね。

NHKドラマ「メイドインジャパン」のみどころより
今、男は己のリチウムイオン電池技術を武器に、自分を切り捨てた友へ宣戦布告する。
「技術は誰のものか」という争いの中、日中の巨大企業の激突が始まる・・・。


紐付き補助金という日本的慣行があるが・・・・
もしかして、お役人が起業を邪魔する、あるいは発展分野におんぶするような日本の慣行が発展を阻害しているのかも。
1/07虚構の「まいど1号」が持ち上げられ、意義ある「はやぶさ2」がつぶされる現実が気がかりなので、この後、読んでみます。

工専ロボコンがアジアの技術マインドを底上げしているように、地味な努力はしているんですけどね~・・・・アメリカの開拓魂は、日本人とは異質なのかも。



<3Dプリンタの衝撃>
 仕事柄、3D CADや3D計測機に接してきた大使であるが・・・・
3Dプリンタとなると、物作り方法を変える、夢のような器具である。


wikipedia3Dプリンタより
 3Dプリンタとは、通常の紙に平面的に印刷するプリンターに対して、3D CAD、3D CGデータを元に立体を造形するデバイスを指す。通常は積層造形法によるものを指し、切削造形法によるものは3Dプロッタと呼ぶ。3次元のオブジェクトを造形することを、3Dプリンティングと呼ぶ。

 3次元造形機の中でも小型かつ低価格で後処理が少ない装置を示す。メーカーによって多少の違いはあるが、基本的な仕組みは、コンピュータ上で作った3Dデータを設計図として、断面形状を積層していくことで立体物を作成する。液状の樹脂に紫外線などを照射し少しずつ硬化させていく、熱で融解した樹脂を少しずつ積み重ねていく、粉末の樹脂に接着剤を吹きつけていく、などの方法がある。

<3Dプリンタの用途>
 3Dプリンタの使用用途としては、実際に製品を作る前にそれぞれの部品を3Dプリンタで出力できるサイズに縮小して出力して、デザインの検証・機能検証などの試作に使われることが多い。大手建設会社では建物の模型を3Dプリンタで出力して客に説明する際に使われている。これまでは安くても数百万円するため主に企業など事業所で導入されていたが、主に海外でではあるが数万円~数十万円のものが発売され始めたため、個人や家庭でも導入されつつある。この3Dプリンタを使用するメリットとしては、1cm2あたり20円という安価で試作できる、今までパソコンの画面上でしか見ることが出来なかったものが、模型とは言え実際に手に取ることが出来るため、完成した時のイメージが非常にしやすくなる、などが挙げられる。完成した時のイメージが出来るということは、実際に製作した時にも完成形のイメージが出来ているため迷うことがなくなるため作業効率がアップすることにも繋がる。


開発プロセス改革における“勘どころ”



<米国流の物流改革>
物流改革といえば、日本の弱点であるが・・・・物流最前線をAmazonにみてみましょう。

10/31Amazonが買収した倉庫ロボットの自動システムが一体どれほどスゴイのかよくわかるムービーより
 Amazonが買収したKiva Systems社の倉庫内を自動で動き回るネットワークロボットの動く様子がYouTubeにアップされています。ロボットにはカメラとリアルタイム画像処理システムが搭載してあり、物流センター内を自律的に動く様子は、まるでSF映画を見ているようです。このシステムの導入によって、近い将来、Amazonの倉庫における作業のほとんどがロボットに置き換わってしまうかも知れません。

これらのロボットはそれぞれが独立的に動いているのではなく、ネットワーク化によってトラフィック制御されているため、ぶつかることはありません。また、ロボットたちは運搬作業を通して適応化され、例えば人気製品は近場に、そうでないものは部屋の奥に置いてくるなどの機能もあるとのこと。

Amazonでは多種多様な商品を巨大な倉庫内で管理していますが、これらの荷物をマンパワーで処理するには相当なコストがかかっているものと思われます。このロボットを導入することにより、経費は大幅に削減されそうで、さらには効率化によって顧客への商品到着がよりスピードを獲得するかも知れません。

後で知ったのだが・・・・
実際に見たわけではないが、巷では3Dプリンターを備えたシェアオフィスが既に存在し、3DCADの設計図そのものが商品となりつつあるようです。
バカの一つ覚えのように海外進出を模索するトッツアン経営は遅れているのかも?

モデル試作が3Dプリンターの場合は従来の金型より100分の1のコストでできるそうで、これはもう革命ですね。
なお、家庭用3Dプリンターが10万円ほどで買えるそうです。



<iPS細胞、儲け志向のアメリカに対して>工事中
ガラパゴス的使命感とでも言おうか。


12/4iPS細胞、募る日本の危機感より
米国が、民間企業にiPS細胞バンクの構築を委託した。実用化に本腰を入れる海外勢に、関係者は身構える。国内でも、関連企業の育成と制度面の整備が急がれる。

 「米国がiPS細胞(新型万能細胞)バンク作りに本格着手した。1年以内には臨床で使えるiPS細胞の大量培養が始まり、実用化研究が進むだろう」

 こう話すのは、スイスの医薬品受託製造大手ロンザの関係者だ。同社は今年10月、米国の医学研究の中核である米国立衛生研究所(NIH)から、医薬品生産で求められる品質管理基準に対応したiPS細胞の製造受託が決まったばかりだ。

 NIHは、再生医療への応用を視野に、高品質で均一なiPS細胞を蓄積して研究機関に提供する細胞バンクの構築を狙う。この目的のため、細胞関連分野で高い製造ノウハウを持つロンザとの契約で先手を打った。

 NIHは幹細胞研究に年間約900億円もの巨費を投じる。iPS細胞バンクができれば、その細胞を利用して米国内の企業や研究機関で研究が加速するのは間違いない。国内の関係者は、「ついに米国が本気になった」と身構える。

 iPS細胞実用化のカギを握る細胞バンクは欧州でも計画が進行中。日本でも、京都大学iPS細胞研究所のiPS細胞バンク計画が京都大病院の倫理委員会で承認され、構想が動き始めた。

 同研究所の計画では、大多数の日本人に移植しても拒絶反応が起きにくいタイプのiPS細胞を重点的に準備する。日本人の体質に着目し、効率的に細胞バンクを作る狙いだ。これは、ノーベル賞受賞が決まった京都大の山中伸弥教授が繰り返し訴えてきた構想でもある。

 欧米と異なり、日本は公的機関が細胞バンク作りを担う。将来的に実用化に結びつけるには、企業の力を活用したバンクの規模拡大が必要だが、iPS細胞を高品質で製造する国内の産業基盤はまだ乏しいのが現状だ。

 iPS細胞の登場前から幹細胞研究が活発だった欧米に比べ、日本は細胞製造や再生医療を担う企業が圧倒的に少ない。臨床レベルの細胞を扱う専用施設や人材も、iPS細胞研究所以外には十分に整っていない。文部科学省幹部は、「細胞バンク構築を企業に委託しようとすれば、国費の多くが海外に流れてしまう」と懸念を示す。

 米国のように企業のノウハウを積極的に活用して研究を加速させるうえでは、制度面の課題も見えてきた。




<有人宇宙開発無用論>
中華の有人宇宙開発の目的は、国威発揚と軍事技術であることは衆目の一致するところであるが・・・・
日本が有人宇宙開発を目指さない理由について、政府見解があるかどうかまでは知らない。
立花隆さんが、その理由について文芸春秋今月号の巻頭エッセイで「有人宇宙開発無用論」と題して明快に論じているので紹介します。

有人中華の有人宇宙開発


 シンポジウムの主たる話題は、日本はこれから、宇宙で何をやっていくべきなのか。もうちょっと、具体的にいうと、日本は独自の有人宇宙開発をやるべきか否かだった。
 中国は独自の有人宇宙開発をとっくにはじめている。2003年に神舟5号で衛星を地球軌道に打ち上げたのを皮切りに、すでに多数の有人飛行(4フライト、宇宙飛行士9人)を成功させている。2020年までに、有人月探査を行う計画もある。独自の宇宙ステーションも建造する予定だ。2040ないし2050年頃には有人火星探査を行うともしている。
(中略)
 独自の有人にどんな意味があるのかといえば、国威発揚ぐらいだろう。そんなことは国威発揚が何より大切な中国にまかせておけばいい。日本は有人はあくまで国際チームの一員としてやるという立場をつらぬき、あとは日本の独自性を発揮できる得意技術分野で勝負すべきだ。それは何かといえば、有人技術ではなく無人技術だ。
 近年、日本が最も成功した宇宙プロジェクトは「はやぶさ」だ。あれは人間の操縦・操作を極限まで排除した完全自立ロボットに近いプロジェクトだった。そして、サンプルリターンに徹して、重いものは何も持たず、取ってきたサンプルをスプリング8のような超ド級の分析機器にかけることで、世界中が驚くような成果をあげることができた。
 あれこそ、日本のロボット、日本の分析技術の高さを世界に示したノーベル賞級の成果だ。これからあの方向でどんどんやればいい。月にも火星にも、「はやぶさ」3号、4号を送り込んで、中国の宇宙飛行士がくる前にサンプルリターンをどんどんやらせて調べつくしてしまうのだ。
 中国が火星探査をやるころには、土星も、木星もサンプルリターンで征服してしまえばいい。独自の有人をするとなったら、数千億円の費用がかかる。しかし、「はやぶさ」方式なら1機、開発費用含めて二百数十億。独自有人をやる費用で、「はやぶさ」を十機も二十機も飛ばせるのだ。
 有人の国威発揚にこだわる中国など「遅れてるー」と笑ってやればよい。

中華の国威発揚などは、たいがいの日本人が嫌悪感と嘲笑を示すだけであるが・・・
衛星破壊実験に手を染めるなど、中華の宇宙開発には、笑ってばかりもいられないのです。

ところで、スーパーコンピュター「京」の演算速度が一時、世界一だったが、今では世界第2位のようですね。

京は21年11月の事業仕分けで、蓮舫行政刷新担当相から「世界一じゃないといけないのか。なぜ2位じゃだめなのか」と凍結判定を受けたこともあったように・・・・
日本の有人宇宙開発は財政上の理由で日の目を見ることはないでしょう。

宇宙開発に関して、憲法上の制約でどうしても手を出せない分野はある。そして、有人宇宙開発には憲法上の制約はないはずであるが、でも手をださない。
単なる国威発揚だけで税金投入はしない日本は・・・・成熟した財政感覚を誇るべきでしょうね。中華との比較で特にそう思うのです。

とにかく立花さんに言われるまでもなく、「はやぶさ」フリークの大使でおま♪
それにしても、若し「はやぶさ」の帰還が間に合わなかったら、蓮舫さんの追求でJAXA(宇宙航空研究開発機構)消滅の憂き目があったかもしれないな~。(女性の追及は怖いで)



<おのれ アップル!おのれ サムスン!>
アップル、サムスン最高益の裏でパナソニック、シャープの惨状が目を覆うばかりですね(泣)
ところで・・・・
iPhone5に絡んで、アップル、サムスン、鴻海、シャープの関係が興味深いのです。

2004年に、ソニーが経済産業省等の反対を押し切り、液晶生産でサムスンと提携した結果、ソニーの技術が大量に韓国に流出したという話もあるそうで……おのれ サムスン!
以前からアップル嫌いの大使であるが・・・それにも増してサムスン嫌いである。

次のエントリーを読むと、敵対関係やWIN-WIN関係が複雑に絡んでいるようです。
明らかな敵対関係にあるのはアップルvsサムスン、そしてサムスンvsシャープでしょうね。

11/01アップルが、iPhone部品生産遅れたシャープに甘いワケより
 各国でのサムスン対アップルの訴訟合戦は広く知られている。グーグル対アップルの代理戦争ともいわれるこの闘いは、次世代のスマートフォン覇者を決める争いとして注目された。これまで、サムスンとアップルは表面上「敵」であるものの、部品供給の面では「パートナー」でもあった。同じくThe Korea Timesによると、この半年でサムスンディスプレイはアップルに1500万枚ものディスプレイを供給している。

 しかし、「敵」と「パートナー」を使い分ける高度な二重構造も、訴訟合戦の前には変化を余儀なくされた。これまでiPhoneシリーズで使われていたサムスン部品類の多くは、他社製へと切り替わった。iPhone 5で、液晶はサムスンの供給意思にかかわらず、シャープ等に代替されたし、メモリーやDRAMなども同様だ。

サムスンディスプレイのアップル供給問題を考えると、その背後のメーカーの思惑も予想できる。近いうちにサムスンがアップルへの液晶供給メーカーであることをやめるとしたら、そのビジネスを獲得する者が次の勝者となる。そう考えたのが鴻海(ホンハイ)だったのだろう。鴻海はフォクスコンを有する台湾企業グループだ。フォクスコンではiPhoneの組立を請け負っているものの、その請負価格は一台当たりたったの数ドルといわれる。台数が多いために売上は上がるものの、薄利多売。きっと、郭台銘氏(鴻海CEO)は苦虫を噛み潰していたことだろう。iPhoneに付加価値の高い部品類を供給することはできないか……。

 そこで出てきたのが、サムスンディスプレイとアップルの不協和音だった。すぐさま郭台銘氏は経営不振が伝えられていたシャープとの資本提携に走ったのだろう。シャープを援助し、同社の液晶技術力を傘下に収めていくことで、形勢逆転を図ることができるからだ。

サムスンは自社技術でディスプレイを有しているのに対し、よく知られている通りアップルは自社工場すらない。アップルにしても、サムスンなきあとのディスプレイ供給に不安を感じていたことも考えられる。とするならば、シャープと鴻海の連携は、サムスン対アップル、いや、グーグル対アップルの大きな構図の中の一端を担っている。

とはいえ日本の技術力は、その製品機能の高さだけではなく、優れた生産力にもあったはずだ。もし、シャープの歩留まりが悪化し、供給数量が確保できなければ、他のディスプレイメーカーに変更することもできたはずだ。完全に切り替えるわけではなくても、そのシェアの一部を他社に担ってもらうこともできたはずだ。実際に、iPhone 5のディスプレイはシャープ1 社ではなく、シャープを筆頭として、複数社から調達されているといわれる。

 しかし、アップルはシャープを無理に外さずに、生産を待ち続けた。もちろん、生産管理の問題や契約の問題はあるだろう。ただ、この事実から、アップルがシャープ・鴻海連合との関係を重視していると考えるのは穿った見方だろうか?


アップル/鴻海の圧倒的なコモディティ化圧力に、シャープの亀山モデル(垂直統合、ブラックボックス化)が敗北したわけであるが・・・
シャープの戦略は間違っていないとは思うが、資金力、経営判断スピードが追いつかなかったのでしょうね。
それと、中華の人海戦術を馬鹿にしてはいけないのかも知れないな~。

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