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zoom RSS 『単細胞にも意地がある』4

<<   作成日時 : 2018/07/12 23:20   >>

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<『単細胞にも意地がある』4>
図書館で『単細胞にも意地がある』という本を手にしたのです。
副題が「なまこのからえばり10」となっているように、シーナが書きまくっているエッセイ集のひとつであるが・・・
「外れ」がないところが渋い3割打者のようでもある♪


【単細胞にも意地がある】


椎名誠著、毎日新聞出版、2015年刊

<「BOOK」データベース>より
よく考えるけど、考えすぎない。ナマコ流単細胞思考の逆襲。
【目次】
1 祭りはなるべくナゾがいい(謎のドロメ祭/爪切りハイジャッカー ほか)/2 手のひら探検隊(単細胞の研究/フィヨルドの北極海を行く ほか)/3 くたびれの時代(六月の疲労とカタルシス/拡声器国家、日本 ほか)/4 あらしの夜もいいもんだ(蚊のフリカケも悪くない/夏の盛りの暑い日に ほか)/5 飲んではいけないモノ(胃カメラを飲んできた/火星のロビンソン ほか)

<読む前の大使寸評>
副題が「なまこのからえばり10」となっているように、シーナが書きまくっているエッセイ集のひとつであるが・・・
「外れ」がないところが渋い3割打者のようでもある♪

rakuten単細胞にも意地がある



シーナの冒険時代を、見てみましょう。
p99〜102
<しあわせな冒険時代> 
 フジテレビの開局55周年記念特番と銘うった2時間の海外ドキュメンタリー取材に出た。2時間もの、となると1ヵ月は取材期間を必用とする。むかしは平気だった。ああいうのは自分で旅の手続きをしなくていいし、ごはんも自動的に食べられる。

 ひところそういう旅を連続してやっていた。まだ日本のテレビの夜のゴールデンタイムにドキュメンタリーなどという、いまやその時間といったら華と盛りのバラエティーなどを凌駕してそういう硬派番組が組まれている時代があったのだ。

 ぼくが最初にヨロコンデ引き受けたのはテレビ朝日のやはり開局何周年だったか、とにかく記念特番の、しかもシリ−ズ冒頭だった。目的地は南米最南端の「パタゴニア」。当時ぼくはどのへんにそういう国があるのかも知らなかった。殆どの日本人も知らなかったと思う。国かと思ったらそうではなくアジアとかオセアニアというように地球のあるエリアを示す言葉だった。本格的な撮影チームが入るのは初めてのことで、ぼくを入れて5人。1ヵ月以上はかかるというだけで詳しいスケジュールというのは最初からなかった。

 今と違って日本を出たら自宅とも電話連絡などできない。ぼくは30代後半。若く健康でいろんなことにアクティブだったから、明日をも知れぬそういう旅を楽しみ、最終的には予定外ながらチリ海軍の小さな軍艦でケープホーンから365日吠える海峡、といわれるドレーク海峡までとんでもない荒波に身を委ねた。その先は南極なのである。

 世界最大のイタリア氷河の開口部直前までボートで行ったら、5〜6階建てのビルぐらいの氷河が崩落してきてちょっとした津波状態になり、ひっくりかえりそうになった。それでもそういうのが面白かった。

 その番組は「海と人間」という世界ドキュメンタリーコンクールでグランプリを取った。 すっかり面白くなって、以来そのネーチァリングに何度か出るようになる。二千六百キロ以上ある世界最長の珊瑚礁グレートバリアリーフをダイビングしながら北上していく船旅では潜水タンクを背負ってヘリコプターから海に飛び込む、なんてリポビタンDか007みたいなことをやった。ディレクターに「やれますか」と言われるとバカの男の見栄で「ええまあ…」などと答えてしまい前日一人寝付きが悪かったりした。ある特番では激流を下る。別の特番ではシーカヤックで無人島を目指す。

 「あいつは夕方に冷たいビールさえ飲ませればなんでもやる」という評判になり、作家というより世界をマタにかけたパフォーマーみたいになっていった。

 いろんな局の開局記念特番に出ることが多くなり、一番長い取材期間をかけて取り組んだのがTBSの開局30周年記念特番「シベリア大紀行」だった。40代に入る頃だった。

 マイナス45度以下は覚悟と言われた厳冬期に2ヶ月、夏に1ヵ月。関連してぁry-車ン列島に。アラスカから誰もいない常に荒れているアムチトカという無人島に突入したときが一番スリリングだった。40年は使われていない旧日本軍が作った滑走路にツインオッター機で降りていく、という強引なアプローチだった。島には誰もいないのだから、滑走路に陥没や亀裂があったらオワリである。でも、この嵐の無人島暮らしは本物のサバイバルで今思えばけっこう楽しかった。迎えのヒコーキが本当に来るか、が最後の問題だった。
(中略)
 そして朝日新聞創刊百周年を記念した「タクラマカン・楼蘭探検隊」の一員となり、少年の頃むさぼり読んだ『さまよえる湖』と幻の城「楼蘭」までの本物の探検行はやはりテレビ朝日の開局特番となり、大谷探検隊以来75年ぶりの外国人探検隊の入城となった。砂まみれの必死の旅だったが全員帰還した。

 そのあとモンゴルに5〜6年間傾倒し、3本のドキュメンタリーに出ると同時に自分が本格的映画「白い馬」を監督したりした。


『単細胞にも意地がある』3:シーナのサヴァイバル感覚
『単細胞にも意地がある』2:単細胞の研究
『単細胞にも意地がある』1:謎のドロメ祭

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