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zoom RSS 『サライ(2017年11月号)』1

<<   作成日時 : 2018/03/09 09:49   >>

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<『サライ(2017年11月号)』1>
図書館で『サライ(2017年11月号)』という雑誌を、手にしたのです。
北斎の大特集となっているが、この雑誌を見落としていたのは不覚であった・・・
ということで、即、借りたわけでおます。


【サライ(2017年11月号)】
サライ

雑誌、小学館、2017年刊

<商品説明>より
大特集、世界が仰天した「画狂老人」の90年、この秋、大阪・東京で大規模展覧会 北斎を見よ。特集 国家創成の舞台を歩く奈良「古代史」の旅 特別付録2018年度版スケジュール手帳

<読む前の大使寸評>
北斎の大特集となっているが、この雑誌を見落としていたのは不覚であった・・・
ということで、即、借りたわけでおます。

rakutenサライ(2017年11月号)

富岳甲州石班沢

北斎の後半人生が概観されているので、見てみましょう。
p36〜37
<齢60を超えて華開いたその画境>
 北斎の代表作『富岳三十六景』の出版が始まったのは、天保元年(1830)頃。このとき、すでに71歳に達していた。しかも驚くべきことに、このあと続けざまに『諸国瀧廻り』『諸国名橋奇覧』といった浮世絵の歴史に残る傑作を発表。さらに80歳を超えてから、細密な肉筆画に挑んだ。

 まさに生気と創作欲の塊。人生の終盤にさしかかってなお、絵にかける情熱は高まるばかりだった。75歳のときに出版した絵手本『富岳百景』に本人が寄せた文章でも、次のように述べている。
「70歳以前の作品は取るに足らないものだった。73歳で生物の骨格や草木の出生を悟った。ゆえに86歳でますます成長し、90歳で絵の奥意を極め、100歳で神妙の域に達するだろう」

 その言葉どおりに、作品の深みを増していったのだから恐れいる。といって“遅咲き”の絵師だったわけではない。『富岳三十六景』を発表した頃、すでに北斎の名は広く知られていた。それまでの歩みを振り返ってみよう。

 北斎は、宝暦10年(1760)、現在の東京都墨田区に位置する江戸本所割下水に生れた。幼い頃から絵を描くことが好きで、19歳で役者絵や美人画を得意とする浮世絵師・葛飾春章に弟子入り。翌年には自作を発表している。

 ところが北斎は勝川派の一絵師にとどまる器ではなかった。35歳頃に同派を離れ、孤高の道を歩む。以後は江戸時代の絵画の本流ともいえる狩野派や、装飾的な琳派の絵師・俵屋宋理に学び、しばらく自身も宋理を名乗る。さらには中国や西洋の絵画を貪欲に吸収した。

<芸術と信仰が一体化する>
 北斎は文人との交わりも活発だった。40代以降は、主として物語に挿絵をつけた「読本」の世界で活躍し、人気絵師となる。
 50代には全国に弟子も増えて、彼らの手ほどきとなるように出版したのが、絵手本の『北斎漫画』である。

 だが人生は順風満帆とばかりにはいかない。60代の北斎は、妻の死や孫の放蕩に悩まされる。たび重なる苦難に打ち勝って、絵師としての存在感を改めて見せつけたのが『富岳三十六景』だった。

 富士山は、北斎にとって「超絶なるものの象徴」だったと言われる。その後の肉筆画で、龍や鳳凰などの霊獣瑞鳥を好んで主題としたのも、人智を超えた存在への憧れがあったようだ。晩年の北斎にとって絵を描くこと自体が、崇高なるものへの信仰に近かった。

 80代の半ばには、知人の招きに応じて、江戸から遠く離れた信州の小布施まで何度か旅をしている。当地で力強い肉筆画を何作も描くが、これもまた飽くなき探究心の賜物だったろう。

 そんな北斎も嘉永2年(1849)、90歳でついに息を引き取る。亡くなる直前に周囲の者に、こう告げたと伝わっている。
「天があと5年命をくれたなら、真正の絵師になれただろう」

 生涯に名前を変えること約30回、転居は93回に及んだといわれる。決してひと所に立ち止まることのない姿勢こそ、北斎の旺盛な想像力の源だったかもしれない。


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