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zoom RSS 『気になる日本語』3

<<   作成日時 : 2018/03/06 16:22   >>

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<『気になる日本語』3>
図書館で『気になる日本語』という本を、手にしたのです。
目次を見ると「気になる日本語」もさることながら、クリント・イーストウッドとか映画「ゴールデンスランバー」が出て来るのがいかにも小林信彦ふうで、ええでぇ♪


【気になる日本語】
気になる

小林信彦著、文藝春秋、2011年刊

<「BOOK」データベース>より
アマチュアの時代はこまったものだー徹底した個人主義を守りつつ、世間にきっぱり物申す。映画の話題も満載。「週刊文春」好評連載単行本化第13弾。

<読む前の大使寸評>
目次を見ると「気になる日本語」もさることながら、クリント・イーストウッドとか映画「ゴールデンスランバー」が出て来るのがいかにも小林信彦ふうで、ええでぇ♪

rakuten気になる日本語

ゴールデンスランバーゴールデンスランバー
「ゴールデンスランバー」とか、見てみましょう。
p39〜42
<映画「ゴールデンスランバー」と奇妙なイーストウッド論> 
 珍しく気分の良い日があったので、どこかの映画館へ行ってみようかと思った。
 渋谷で「フローズン・リバー」を上映しているので、電話をすると、今日は夜まで一杯だと答える。単館の封切りらしいし、初日でもあるので、まあ、どうでもいい。

 何年か前まで、良さそうな映画はほとんど観てやろうなどと、間違ったことを考えていたのだが、いまは<どうでもいい>のである。観られるかどうか、縁みたいなものだ。
 それに、十年ぐらい前からか、小さな劇場なのに、客に席を指定させたりする。あれはなんだろう。

 こんなことは往年のスバル座だけの特権であって、何週間も前に、こちらが席を指定する。入場料はとんでもなく高かった。その代わり、上映しているアメリカ映画は半年ぐらい待たないと、巷の映画館におりてこない。これを<ロードショウ>と称した。

「フローズン・リバー」を断られたので、日劇に行くことにした。「ゴールデンスランバー」という邦画で、予備知識はまったくないが、題名がいい。

 適当な時に、映画の途中からフラリと入って、次の回の途中まで眠る、とか、空席がなくても立って観る、といったことが、法規なのか何なのかできなくなった。これで映画館はかなりの観客を失っていると思われるが、そのことを注意するする人はすくない。
 観そこなったらDVDで観ればいい、といわれるかも知れないが、絶対に映画館のスクリーンがいい。DVDは記憶の確認のための道具と考えている。

「ゴールデンスランバー」は不思議な魅力のある映画だった。
 サスペンス映画の一種なので、筋はいっさい書けないのだが、仙台の町を舞台にした<巻き込まれ型>の物語である。

 総理大臣暗殺の罠にはめられた主人公(堺雅人)はひたすら逃げる。なぜ、そんな目にあうのか、誰を信用したらいいのか、主人公にはわからない。といえば、ヒッチコックの「三十九夜」「北北西に進路を取れ」を思い浮かべる人も多いと思うが、ああいう直線型のストーリーではない。主人公の青春が何度も挿入され、それがゴールデンスランバー()であると同時に、プロットにからんでくる。

 なぜ総理大臣が暗殺されたのかという説明はなく、主人公はただ逃げまくる。この場合、主人公が殺されてしまうか、逃げきってハッピーエンドになるのかの二つしかないのだが、映画は第三の道を示す。

 原作はあとで読んだのだが、映画は…中村義洋監督はちがうというかも知れないが…「パルプ・フィクション」のテイストがあるように感じた。それに、劇団ひとり、柄本明、伊東四郎といった脇のキャスティングが良い。香川照之のこわさをふくめて、監督のセンスが光っていた。

 家に帰って、夜中「クリント・イーストウッド ハリウッド最後の伝説」という五百ページ弱の本を手に取る。マーク・エリオットという人が書いたもので、題名を直訳すれば、「アメリカの反逆児 クリント・イーストウッドの人生」。
 
 イーストウッドはたしか「おれの伝記は自分で書く」といっていたはずで、世のイーストウッド論というのは、後年の作品から彼の人生を眺める形になっている、ところが、イーストウッドは自己を語らない人だから、謎の部分が多くなる。

 その点、この本はイーストウッドの私生活に踏み込んでいる。
 マーク・エリオットという人も、著者紹介を見ると、いろいろなスターの伝記を書いているようで、どうも<>のライターのように思われる。
 ひとつ言っておくと、この本は作品論ではないということ。日本にはイーストウッドを神格化している人が多いから、そういう人にはすすめられない。

 ぼくが読みすすめたのは、これが<アメリカの業界人から見たイーストウッド像>であるからだ。「ニューヨーカー」の故ポーリン・ケイル女史が、ぜったいにイーストウッドを認めなかったのは<>だったからである。実は、ぼくもそんな風に軽視していたのだが、「荒鷲の要塞」(1968年)で演技者として、「恐怖のメロディ」(1971年)で監督としての彼にめざめた。


『気になる日本語』2:「インビクタス/負けざる者たち」
『気になる日本語』1:<スロウ・ボート・トゥ・チャイナ>という歌


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