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zoom RSS 『台湾ニワトリ島乱入』2

<<   作成日時 : 2018/02/27 23:02   >>

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<『台湾ニワトリ島乱入』2>
図書館で『台湾ニワトリ島乱入』という本を、手にしたのです。
おお シーナの2016年近刊ではないか。集団乱入と執筆・・・趣味と実益を兼ねた幸せな作家やでぇ♪


【台湾ニワトリ島乱入】
椎名

椎名誠著、KADOKAWA、2016年刊

<「BOOK」データベース>より
完全カキオロシ三部作ファイナル!過去最大の怪しいメンバーが台湾南東の田舎町に集結!謎のうどんと格闘し小学生と真剣野球勝負する。よーし、ビールだマグロだ宴会だ!知られざる台湾の裏側へ乱入!目的のない大集団合宿、最新刊にして完結編!

<読む前の大使寸評>
集団乱入と執筆・・・趣味と実益を兼ねた幸せな作家やでぇ♪

amazon台湾ニワトリ島乱入


何はともあれ、うどんである。
・・・で、「台湾うどん」の続きを、見てみましょう。
今回は、前回閉まっていた一番人気の店に入ることになります。
p101〜106
<ぶちきれうどんにぶちきれる> 
 ちょうどひるどきだったので出迎えチームと緑島遠征チームとで昼飯を食っていくことにした。合宿に加わったばかりの顔ぶれも多いので簡単に協議して街に出、このあいだ店が閉まっていた「台湾うどん」の一番人気の店という「溶樹下米苔目」にいくことにした。

 しかし休日の昼であるからこの店も沢山の人だ。入り口に十人ぐらい地元客らしき人々がいて、中を見るとざっと5、60人がテーブルにいる。おれたちはすでに20人もいる。こうなると日本の人気ラーメン店みたいに行列になるのだろうか、外はモーレツに暑いのにいやだなあ、などと思っていると、なんと店はどんどん客を入れてしまうのだ。我々もどんどん入っていくとたいへんフトコロの深い店でスライド式の仕切りをあけると50人は入れる部屋がどんどん続いているのだ。全部で200人ぐらい入れるのではないだろうか。

 これだけの人気店なら、このあいだのように箸で掴めずぶつぶつ切れてしまうようなインチキうどんではないだろう、という期待感がずんずん高まっていく。

 クーラーのきいている奥のスペースの巨大なテーブルにみんな座れた。当然ながらまずはビールだが、店にはビールを置いてなくて飲みたい客はコンビニへ行って買いなさい、と店の人が言う。本当にこの国のレストランは「酒なし」が多く、外からの持ち込み式になっているから店に欲がないといったらそういうコトになる。客があまり飲まないのと、きっと店側が面倒くさいのだろう。

 それとうどんを食うのにビールはないだろう、ということなのかもしれない。まあどっちでもいい。おれたちは使命のようにして飲むのだ。若い奴がコンビニに走り、すぐに沢山の缶ビールを買ってきた。

 この店のうどんは汁に入ったのと汁なしのとふたとおりあるとわかった。せんだってのは汁の中のうどんだったから、こんどは汁なしを頼んだ。
 おれの隣に太田トクヤが座って店の中を見回している。彼は仕事がら繁盛店などにいくと必ずそういうプロの目で店の中のアレコレを見回す。ついでに若い女性従業員もアレコレ見ているようだが。

 それにしても「溶樹下米苔目」というこの店の名がなんだかすごい。
「これ、どういう意味なんだろうなあ」
 太田が言う。
「米苔目はうどんのことらしいからまあこのとおり解釈すると、溶ける木の下にうどんがある、というコトじゃないのかな」
 いちおう作家としておれはそう言った。もちろんでまかせだ。
「なんで木が溶けるのよ」
 太田はしつこい。
(中略)

 そういうところに20人分の「うどん」がキャスター付きの運び台にのせられてどっとやってきた。よかったよかった。棺桶問題はうどんを前にしてどこかへすっとんでいった。この問題、どうやってデマカセでやりすごそうか少し困っていたのだ。でもこれからこんどこそちゃんとしたうどんが食えるだろう。おれはよろこびに満ちてドンブリの中のうどんを箸で持ち上げようとした。しかし、なんてことだ。

 ここのも箸でつかみあげることができないバカうどんなのだ。
「なんだこれは!」
 うどんとなるとおれはしつこい。
「こりゃだめだ。台湾にはやっぱり正しいうどんはない。こうなったら台湾の人々を全員四国の香川に連れていくしかない。丸亀のうどん屋をぐるっと回るツアーを組んで全部の店のうどんを食わせたい」
 でも他の連中は日本人のくせに全員うれしそうにこの大バカぶち切れうどんを食っているのだ。どっちもバカめ。全員死ねッ!
 と、叫びつつも、汁なしなのでぶち切れうどんの入ったどんぶりをナナメにして口にあて箸でざかざか流しこんでいる自分が悲しい。

ウーム 「台湾うどん」にご立腹のシーナであるが、それだけ讃岐うどんを愛しているんでしょうね。大使の体験から言うと、台湾料理にハズレはないんだけど。

『台湾ニワトリ島乱入』1

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