『世界地図の読み方』2

<『世界地図の読み方』2>
図書館で『世界地図の読み方』という本を手にしたのだが・・・
世界中の紛争、領土問題のオンパレードのような本になっていて、面白そうである。


【世界地図の読み方】


池上彰著、小学館、2010年刊

<「BOOK」データベース>より
あなたは、世界地図なんてどれも同じと思っていませんか?でも実は、つくられた国によっていろいろな違いがあるんですよ。私たちが見慣れた日本中心の地図は世界共通ではありませんし、国や首都、海や島の呼び方も国によって違っていたりするのです。そこには、国家間の対立の歴史やその国のものの見方が表れています。さあ、いろいろな地図を見ながら、私と一緒に国際問題を学びましょう。

<読む前の大使寸評>
世界中の紛争、領土問題のオンパレードのような本になっていて、面白そうである。

rakuten世界地図の読み方

フォークランド


フォークランド紛争が述べられています。
p62~65
<島はどこの国のものなのか>
 日本から見て地球の裏側、南アメリカのアルゼンチンに目を移しましょう。世界三大瀑布のひとつのイグアスの滝や、タンゴ発祥の地としてご存知の方も多いでしょう。最近ではサッカー・ワールドカップでの活躍で、親しみがあるかもしれませんね。マラドーナの国です。

 30年ほど前、アルゼンチンは沖合いに浮ぶ諸島の領有権を巡ってイギリスと紛争になりました。紛争は終わりましたが、今も両国とも領有権を主張しています。その主張は、地図ではどのように表現されているのでしょう。

<マルビナスか、フォークランドか>
 東フォークランド島と西フォークランド島を中心に、200余りの小さな島が連なる南大西洋上の諸島がフォークランド諸島です。アルゼンチンの沖合い約500kmに位置します。

 アルゼンチンの地図では、スペイン語でISLAS MALVINAS(ARG.)、マルビナス諸島と書いてあります。もう一方のイギリスの地図を見ますと、FALKLAND ISLAND(UK.)、フォークランド諸島と書いてあります。

 アルゼンチンのすご目と鼻の先の島なのに、ここはイギリスが支配している島なのです。
 この総面積12,000km2の諸島を舞台にアルゼンチンとイギリスとの間でフォークランド紛争が勃発しました。1982年4月2日早朝、アルゼンチン軍はフォークランド諸島に上陸、占領し、戦闘の火蓋が切って落とされました。

 現在はアルゼンチンは民主政権になっていますが当時は軍事独裁政権でした。8,000~30,000人の国民が行方不明になった民衆弾圧「汚い戦争」が行われていた時代です。国の経済状況も悪く、軍事政権に対する国民の不満は高まっていました。その不満をそらすために、軍事政権はフォークランド諸島を攻撃して、占領する道を選んだのです。

 当時のイギリスの首相は鉄の女、マーガレット・サッチャーです。彼女は一報を聞いて、激怒しました。「ただちにイギリスの大軍を送って、アルゼンチン軍を追い出しなさい」と武力による奪還命令を下します。イギリス軍の大軍をフォークランドまで運ぶ船がなかったものですから、クイーンエリザベス二世号という豪華客船まで徴用して出撃しました。

 5月になるとイギリス軍の本格的な反撃が始まります。5月21日には東フォークランド島に上陸、最大の都市ポート・スタンレーへ進軍します。6月14日、アルゼンチン軍は降伏。72日間に及んだ紛争は終りました。6月17日にはアルゼンチンのレオポルド・ガルチェリ大統領は失脚、軍事政権も崩壊したのです。
 1990年2月に両国の国交は回復しますが、今も領有権をそれぞれ主張しています。


『世界地図の読み方』1

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