『古生物たちのふしぎな世界』2

<『古生物たちのふしぎな世界』2>
図書館で『古生物たちのふしぎな世界』という新書を、手にしたのです。
ぱらぱらとめくると・・・
とにかく、想像力を加味したカラー画像がええでぇ♪


【古生物たちのふしぎな世界】


土屋健, 田中 源吾著、早川書房、2018年刊

<「BOOK」データベース>より
恐竜だけが古生物じゃない!前恐竜時代にもさまざまな古生物が生きていた。三葉虫が繁栄し、アノマロカリスがカンブリア紀の覇者となる。デボン紀にはアンモナイトの仲間がまっすぐのびた円錐形からしだいに丸くなり、ティクターリクが“腕立て伏せ”をはじめる。古生代最後のペルム紀には、イノストランケヴィアをはじめとする単弓類が覇権をにぎる!ダイナミックかつドラマチックな古生代の物語。100点に及ぶ精緻なカラーイラスト&化石写真で解説!

<読む前の大使寸評>
とにかく、想像力を加味したカラー画像がええでぇ♪

rakuten古生物たちのふしぎな世界

ミロクンミンギア


我らが脊椎動物の祖先を、見てみましょう。
p67~69
 カンブリア紀の動物相は、三葉虫類に代表される節足動物が圧倒的多数派だ。
 たとえば、アロマリカリス・カナデンシスやヤウニック、オパビニア、ハルキゲニア・スパルサの化石産地であるカナダのバージェス頁岩層のウォルコット採掘場では、見つかっている化石の全種数のうちの33パーセントを節足動物が占め、次いで海綿動物が22パーセントとなる。個体数でみると、実に節足動物は全体の59パーセントだ。またアロマリカリス・カロンやフクシアンフイアなどの化石産地である中国の澄江では、全種数の55パーセントを節足動物が占めており、海綿動物が次いで12パーセントとなっている。

 もっともこれも、不思議なことではない。現在の地球においても、節足動物が占める割合は全動物種の85パーセント以上に及ぶといわれているからだ。それに、そもそも種によって化石としての残りやすさが大きく異なるので「節足動物が多数派」ということ以外の細かな数字は化石ではあまり意味をなさないかもしれない。

 そんな節足動物多数派の世界で、私たちの祖先はどのような姿をしていたのだろう?
 私たちヒトを含む哺乳類は、より大きな分類群として脊椎動物に含まれる。そして、脊椎動物の中で最も古いグループと言えば、魚の仲間だ。では、カンブリア紀には魚の仲間がいたのだろうか?

 答えから書いてしまえば、当時、すでに魚の仲間も現れていた。澄江から、その化石は発見されている。「ミロクンミンギア」と「ハイコウイクチス」である。

 ミロクンミンギアとハイコウイクチスはよく似た姿の魚の仲間である。全長は2~3センチメートルほどと、現在のメダカよりも少し小さいくらい。背びれ、眼、口、えらなどをもっていたことが化石で確認されている。メダカなどの現在の魚の仲間と決定的に異なる点を挙げるとすれば、あごがないことだ。そのためミロクンミンギアやハイコウイクチスは「無顎類」と呼ばれるグループに分類される。

 また、ハイコウイクチスに関しては、大規模な群れを組んでいた可能性が指摘されている。100個体以上の化石が、直径2メートルの範囲から発見されているからだ。
 ミロクンミンギアとハイコウイクチスこそが、知られている限り最も古い脊椎動物である。「あごがない」ということは、ある程度のかたさをもった獲物を狩ることができなかったことを意味している。また、鱗ももっておらず、防御の面においてもかなり心もとない。大規模な群れをつくっていたということも「いかに弱かったのか」を物語っている。
 とても弱々しい存在。それが、私たちヒトを含むすべての脊椎動物の祖先の姿だ。

ウーム 我らが脊椎動物の祖先は、かなり弱々しいようですね。

ネットに「澄江の化石産地」が出ていたので、見てみましょう。

カンブリア紀の奇妙な生き物が続々見つかる!世界遺産「澄江の化石産地」より
ハルキゲニア

 世界遺産に登録されている化石産地は、世界に10件以上あります。ですが、中国雲南省澄江から発掘される化石は、世界的にも珍しい時代のもの。恐竜どころか生物が地上に進出する前、約5億4200万年前から約4億8830万年前までのカンブリア紀と呼ばれる、古生代前期最初期の動物群の化石が多数出土しています。

 カンブリア紀の特徴は、「カンブリア爆発」と呼ばれる急激な生物の多様化にあります。とくに、人間の想像力ではちょっと思いつかないような奇妙奇天烈な形状をした生物も少なくなく、カンブリア紀はまるで種の試行錯誤のようにさまでまな動物が分化し、そして淘汰を繰り返していた時代と考えられています。

 有名なところでは、長年上下が逆さまに考えられてきたほど珍妙な姿のハルキゲニアや、初めて学会に復元図が発表されたときに爆笑の渦が起こったといわれるオパビニア、そしていまだに上下が分からない平たいクラゲのような形のエルドニアなどなど。2012年に世界遺産に登録された澄江の化石産地からは、200種以上の動物化石がみつかっています。



『古生物たちのふしぎな世界』1

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