『団地へのまなざし』2

<『団地へのまなざし』2>
図書館で『団地へのまなざし』という本を、手にしたのです。
幸せのアイコンともいえる団地や建築そのものは、太子がフォローするミニブームでおます。


【団地へのまなざし】


岡村圭子著、新泉社、2020年刊

<「BOOK」データベース>より
草加松原団地をフィールドに、団地のなかで今まさに起こっていることを、日本社会が直面している課題と捉える。
【目次】
序章 団地への視角/第1章 団地へのまなざしー描かれた羨望、忌避、偏愛/第2章 ローカルな記憶の記録/第3章 団地のローカル・ネットワーク/第4章 松原団地の相互扶助的な関係/終章 団地をめぐる現代の問題ーネットワークから考える

<読む前の大使寸評>
幸せのアイコンともいえる団地や建築そのものは、太子がフォローするミニブームでおます。

rakuten団地へのまなざし



「第4章 松原団地の相互扶助的な関係」で団地見守り活動を、見てみましょう。
p210~214
<2 松原団地見守りネットワーク> 
 松原団地見守りネットワークは、埼玉県の補助金を受けて2011年4月に設立された団体で、家事や買い物などの手助けを必要とする団地住民を対象に、掃除、買い物代行、電球の付替え、ゴミ出し、電話による安否確認などの生活自立支援サービスを1時間600円で提供いている。その他、喫茶サロンの運営、見守り専用電話の設置といった活動も続けてきた。

 発足当初、スタッフは松原団地内に住む60~70歳代の有志で、元会社員や時間に余裕のできた主婦などが中心であった。月、水、金の週3回の活動日には、スタッフは事務所で待機し、利用者からの依頼の電話がかかってきたら対応する、という仕組みだ。待機時間はスタッフへの賃金は発生せず、依頼ごとに数百円が謝礼としてスタッフに支払われる。

 2011年10月に、松原団地のD地区商店街に事務所を開設、団地建替え後(2018年11月20日現在)はコンフォール松原22号棟1階の集会所に活動拠点を移して活動を続けている(写真)。

 2012年にNPO法人となって以降、松原団地自治会をはじめ、草加市やUR都市機構、松原・草加東部地域包括支援センター、松原地区民生委員・児童委員協議会、獨協大学地域と子どもリーガルサービスセンターなどとの協力関係を築きながら、松原団地を「安心安全で暮らしやすい地域にする」ことをめざして活動している。

 初代の理事長であった布施郡二さんによれば、NPO法人になる際には、隣接する獨協大学法科大学院の学生がボランチィアで細かい書類作成業務などを手伝ってくれて「とても助かった」という。また、団地自治会の広報にも見守りネットワークのお知らせを出しているが、「自治会がなければここはやっていけない」ほどに、見守りネットワーク立ち上げ当初から団地自治会とは強い協力関係にあるという。

 このほか、見守り活動のなかで利用者に関する異変を感じたり、利用者からなんらかのニーズが出てきたりしたら、すぐにしかるべきところと連携して対応できるようにしている。このように、見守りネットワークは団地内の団体ではあるものの、その周辺の組織や市役所、団地外のひとびととの協力関係を築きながら、支援活動を行っている。

 布施さんは、大学進学を機に新潟県三条市から上京し、商社に就職。当時、倍率が高く入居が難しかった松原団地の2DKに当選した。「サラリーマン時代は東京・新橋まで通勤し、寝るために帰るだけ」で、地域とのつながりも「ほとんどなかった」が、会社を定年退職後、地域のシルバー人材センターや民生委員の仕事を経て、地域と関わる大切さを実感し、「地域ぐるみで高齢者を支える」を原点として、見守りネットワークを結成したという(『東京新聞』2012年5月28日)。

『団地へのまなざし』1:「下町」に対置された団地

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