『ワールドブックデザイン』2

<『ワールドブックデザイン』2>
図書館で『ワールドブックデザイン』という大型本を、手にしたのです。
この本をめくってみると、横書きでカラー画像満載でビジュアルである。そして内容はブックデザイン事例というのが・・・ええでぇ♪


【ワールドブックデザイン】


グラフィック社編、グラフィック社、2020年刊

<「BOOK」データベース>より
全世界からこだわりぬいた装幀、製本、造本でデザインされたブックデザイン事例を集めたリファレンス集。歴史的なものから、現在流通されているものまで、幅広くチョイスし歴史を解説。年表でそのあゆみを分かりやすく追う。世界的ブックデザイナー3組のインタビューを作品とともに紹介。それぞれがブックデザインに対する情熱や哲学を語る。世界中からセレクトした優れたブックデザイン紹介ページでは、詳細スペックや図解とともに、コンセプトや狙いをあますところなく公開。

<読む前の大使寸評>
この本をめくってみると、横書きでカラー画像満載でビジュアルである。そして内容はブックデザイン事例というのが・・・ええでぇ♪

amazonワールドブックデザイン



糸綴じ製本について中国、日本、西洋別に述べられているので、見てみましょう。
p14~16
 糸綴じ製本は東洋でも西洋でも広く使われてきた製本技術だ。普及した時代やその方法に差異はあるが、現代においても用いられ続けている

<中国の糸綴じ製本>
 中国で糸綴じ製本は「セン装」と記す。「セン」は糸という意味だ。明王朝時代(1368-1644)の後期に一般的な製本スタイルとして定着したが、五代十国時代(907-960)に既に手がけられていたという説もある。

 くるみ製本と見かけが似ているが、大きな違いは表紙と裏表紙に2枚の別の紙を使っている点にある。重ねた紙を綺麗に裁断し、穴を開け、糸を使って縦に綴じていく。

 いろいろな綴じ方があり、もっとも普及しているのは四つ目綴じだ。名前にある通り、、四つの穴を使って綴じる。麻の葉綴じは糸かがりで麻の葉のような模様を描く方法で、亀甲綴じは亀の甲羅の模様を形成しながら綴じる。時間の流れの中で、それぞれいろんあスタイルが派生し、9あるいは11の穴を使った麻の葉綴じもある。穴が多いほど、耐久性に富むと考えられていた。

<日本の糸綴じ製本>
 日本では、明王朝時代に中国から伝わった糸綴じ製本の技術をベースに、大きく分けて和綴じとてつ葉装という新しいスタイルが派生した。

[1]和綴じ
 江戸時代に普及した和綴じは、中国のセン装を簡素化したスタイルだ。4つの綴じ穴を上ふたつ、下ふたつのペアに分けて、紐や糸を通して結ぶ形式で、主に長期間の保存は意図していない写本に用いられていた。タイトルを記した題箋が表紙に貼られている。

[2]てつ葉装
 平安時代から江戸時代まで長い年月にわたって親しまれていたのがてつ葉装で、和綴じと異なり、綴じている部分が表に出ないスタイルだ。
(中略)

<西洋の糸綴じ製本>
 西洋の糸綴じ製本を代表するひとつがコプト綴じだ。「コプト」と呼ばれるエジプトのキリスト教信徒たちが布を縫う方法を製本に取り入れたことに由来する。2世紀から11世紀まで広く普及し、現在も当時と変わらず「コプト綴じ」として親しまれている。この長い年月の間に、いろいろなかがり方が取り入れられ、バラエティーに富んだ美しい模様が本の背を飾るようになった。

 複数の折丁を本の背に沿ってリンクステッチでかがるスタイルで、見開きを左右にしっかり開くことができるのが特徴だ。表紙に開けた穴に糸を通して本の中身と繋げている。表紙にはパピルスや木の板が使われていて、皮で覆っていることが多い。糊を使わない製本技術として今でも人気があり、全ての工程を手作業で行うことができる。


『ワールドブックデザイン』1


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