『文芸春秋(2020年正月号)』2

<『文芸春秋(2020年正月号)』2>
図書館で『文芸春秋(2020年正月号)』を、手にしたのです。
特集は山本太郎の政策論文や嫌韓関係となっているが・・・
ナショナリズムできしむ日韓関係は、出版業界のドル箱になっているが・・・
煽り立てるのは、どうかと思うけど。


【文芸春秋(2020年正月号)】


雑誌、文芸春秋、2020年刊

<商品の説明>より
■「消費税ゼロ」で日本は甦る 山本太郎
「政界の風雲児」本気の政策論文
自殺者2万人、単身女性の3人に1人が貧困──この地獄を私が終わらせる。
消費税廃止の財源27兆円はこうすれば生み出せる

世界の知性が日本人に教える
■二〇二〇年の「羅針盤」 激動の20年代を生き残れ!
◆人口減少社会を恐れるな ジャレド・ダイアモンド「銃・病原菌・鉄」
◆AIは核兵器以上に厄介になる マックス・テグマーク「LIFE3・0」
◆GAFAの拝金主義が分断を煽る スコット・ギャロウェイ「the four GAFA」

<読む前の大使寸評>
特集は山本太郎の政策論文や嫌韓関係となっているが・・・
ナショナリズムできしむ日韓関係は、出版業界のドル箱になっているが・・・
煽り立てるのは、どうかと思うけど。

amazon文芸春秋(2020年正月号)


嫌韓というわけではないが・・・
金敬哲さんの韓国レポートを、見てみましょう。
p152~153
<格差国家・韓国「無限競争」の苦しみ:金敬哲>
 2012年8月の李明博元大統領の独島(竹島)上陸を機に硬直し始めた日韓関係は、2017年5月、文在寅政権が発足してからいっそう悪化している。

 2018年以来、既存の歴史問題と独島問題のほか、海上自衛隊哨戒機に対するレーダー照射事件、徴用工倍賞判決など、新たな懸案が次々と発生し、「戦後最悪の日韓関係」の時代へと突入した。

 韓国のどの政権より強力な反日外交を繰り広げていることが、文在寅政権の支持率アップに大きく貢献しているのは事実だ。

 その背景には、沸騰寸前にまで上った、国民の「不満の水位」がある。いまの韓国は、耐えがたい格差社会に陥っている。全ての世代で「無限競争」が繰り広げられており、社会が一握りの勝者と大半の敗者に分かれ、勝者独り占めによる格差が日増しに深刻化。「競争」と「格差」こそが現在の韓国社会の諸問題を引き起こしている。

 文在寅政権は高まった不満の捌け口として、日本という「敵」を利用しているのだ。
 韓国が激しい格差社会になったきっかけは、1997年のIMF通貨危機だ。これは、財政破綻の危機に直面した韓国政府が、IMFから資金援助を受けるために合意文書を締結し、国家財政の「主権」をIMFに譲り渡したものだ。これによって韓国ウォンは大きく下落し、庶民の生活も大打撃を被った。

 IMF危機直後に就任した金大中大統領は、IMF勧告よりも強力な自由主義政策を導入した。韓国社会全般にわたって新自由主義の波が押し寄せたが、とりわけ、その影響を強く受けたのが教育現場である。

■塾をハシゴする小学生
 激しい競争社会で安定した生活を送るためには大手企業に就職しなければいけない。そのためには名門大学に進学する必要がある・・・こうした社会通念が強くなり、学校ではなく「私設の学習塾」が教育の中心になり、いわゆる名門塾が台頭した。いまでは、名門塾に入るための試験勉強を指導する「セキ塾」まで登場している。

 韓国の教育熱を象徴するのが、「大ジ洞キッズ」だ。ソウルの富裕層が住む漢江の南岸、江南地域にあって、学習塾がひしめく地区「大ジ洞」に通う子供たちのことである。
 大ジ洞の名門塾では、徹底した管理教育が行われ、早ければ幼稚園の時から、目標とする進路に向けた体系的なカリキュラムが施される。もちろん多額の費用がかかるが、ソウルの他地域や地方からも名門塾を求めて、幼い子供を連れて大ジ洞へ転居する。IMF危機を経験して、「信じられるのは自分の力だけ」と痛感した親たちが、子供の教育に一層熱を入れるようになったからだ。

 大ジ洞に住む主婦のパク・ミンジュさん(仮名)は、1年前の冬、ソウル市麻浦区から引っ越してきた。ミンジュさんの息子、ヒョンジュン君は大ジ洞C小学校の五年生だ。C小学校の前の道路は、下校時間が近づくと車で埋め尽くされる。下校する子供を拾って塾に連れていくため、母親たちの車が待機しているのだ。

 ミンジュさんが言う。
「学習塾街までは歩いて十五分くらいですが、ほとんどの子供は母親が車で送っています。1日に少なくてもニ、三軒の塾を回るので、子供だけだと時間管理が難しいからです」

 2012年、教育科学技術委員会に所属する国会議員が、大ジ洞の学習塾街を歩いていた小学生十人を対象にかばんの重さを測る調査をして話題を集めたことがある。その結果、十人のかばんは平均8.5キロだった。小学三年生の平均体重は約30キロ。つまり、体重のおよそ三分の一のかばんを背負って塾から塾へ転々としているのだ。

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