『文芸春秋(2020年正月号)』1

<『文芸春秋(2020年正月号)』1>
図書館で『文芸春秋(2020年正月号)』を、手にしたのです。
特集は山本太郎の政策論文や嫌韓関係となっているが・・・
ナショナリズムできしむ日韓関係は、出版業界のドル箱になっているが・・・
煽り立てるのは、どうかと思うけど。


【文芸春秋(2020年正月号)】


雑誌、文芸春秋、2020年刊

<商品の説明>より
■「消費税ゼロ」で日本は甦る 山本太郎
「政界の風雲児」本気の政策論文
自殺者2万人、単身女性の3人に1人が貧困──この地獄を私が終わらせる。
消費税廃止の財源27兆円はこうすれば生み出せる

世界の知性が日本人に教える
■二〇二〇年の「羅針盤」 激動の20年代を生き残れ!
◆人口減少社会を恐れるな ジャレド・ダイアモンド「銃・病原菌・鉄」
◆AIは核兵器以上に厄介になる マックス・テグマーク「LIFE3・0」
◆GAFAの拝金主義が分断を煽る スコット・ギャロウェイ「the four GAFA」

<読む前の大使寸評>
特集は山本太郎の政策論文や嫌韓関係となっているが・・・
ナショナリズムできしむ日韓関係は、出版業界のドル箱になっているが・・・
煽り立てるのは、どうかと思うけど。

amazon文芸春秋(2020年正月号)


この雑誌の発刊時にはコロナウィルス汚染は始まっていなかったが・・・
ジャレド・ダイアモンド教授の心強い見立てを、見てみましょう。
p241~
<人口減少社会を恐れるな>
 核兵器、気候変動、資源枯渇、格差の拡大・・・。世界は今、さまざまな問題に直面しています。世界的な危機と言ってもいいでしょう。しかも、この危機はこれまで世界が体験したことのない、史上初めての世界的規模での危機なのです。これまでもローカルな国や文明の崩壊はありました。西暦800年~のマヤ文明の崩壊や、1200年~1300年代の東南アジアで最もパワフルだったクメール王国の崩壊などです。

 今、われわれの目の前に迫っているのは地球的規模、グローバルな崩壊です。しかし、わたしは悲観主義者の声には耳を傾けず、希望も捨てていません。歴史から学ぶことで、この危機を乗り越える手立てを得られると信じているのです。

 確かに今の日本はさまざまな問題を抱えています。どこから手をつけるべきなのか、その優先順位を聞かれたら、わたしはこう答えます。「順位をつけることはできまえん。すべて解決しなければなりません」。ジャーナリストが一番嫌がる答えですね(笑)。

■人口減少はアドバンテージ
 しかし、問題だと思われている中には、実際には問題ではないものもあると考えています。それは人口減少です。もし日本の人口が1億2600万人から300万人になるのなら、大問題です。でも9000万人に減るのは問題ではなく、むしろアドバンテージです。

 日本は外国の資源に依存しています。歴史を振り返ると、日本は資源を獲得するために苦心し、その結果、政治的な困難にも巻き込まれてきました。もし日本の人口が減少すれば、それだけ必要とする資源が減るのです。これは日本にとって悪いことではない。

 人口が減ったら経済力が落ちると心配する声もあるようですが、日本より人口が少ないにもかかわらず経済的に成功している国はたくさんあります。オーストラリア、フィンランド、イスラエル、シンガポール・・・。人口が9000万人になったからといって経済力が極端に落ちることはないでしょう。

 今、世界は持続不可能な経済で回っています。森林、漁業、水など、われわれは資源の回復をまたず、欲望のまま使っています。今のペースでいくと30年で必要とする資源はなくなってしまうかもしれません。

 持続可能な経済を営むには、枯渇させないように資源を使う必要があります。かつて日本は持続可能な国でした。江戸時代、鎖国をしていたので、基本的に国内の資源ですべてをまかなっていたのです。森林を守りながら木材を利用していましたし、農業も漁業も同じです。
 江戸時代よりはだいぶ多いですが、人口が減れば、持続可能な経済はより実現しやすくなります。

 そうは言っても、日本の場合、同時に高齢化も進んでいる、これは大きな問題だ、という声も聞きます。医療費の問題や若者への負担が大きくなることへの懸念です。
 若者の負担についてですが、世界中のすべての若者は日本よりも自国の高齢化を負担に感じていると思います。日本の高齢者は、世界の他のどこの国の高齢者よりも健康です。
 長寿国といっても、日本の高齢者の健康状態は「エクセレント」ですから、世界のどこよりも若者への負担は少ないのです。世界に目を向ければ、日本の高齢化は日本人が思っているほど大きな問題ではありません。

■問題は定年退職
 問題は高齢化ではなく、定年退職というシステムです。高齢者は強制的に労働市場から退場させられてしまう。日本の定年は65歳ですか? アメリカでも30年前までは定年退職制度がありましたが、今ではパイロットなど一部の職業をのぞいて違法になりました。

 わたしは82歳です。60歳になる直前に『銃・病原菌・鉄』を刊行しました。振り返ってみるともっとも生産的だったのは70歳代でした。もし70歳で強制的に退職させられていたら、世界の読者に貢献できる機会を奪われていたでしょう。

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