ベ-シックインカムがつなぐ輪R3

<ベ-シックインカムがつなぐ輪R3>
『お金のために働く必用がなくなったら、何をしますか?』という新書を、読んでいるのだが・・・
この本はベ-シックインカム導入を題材にして、望まれる社会保障制度を論じているわけです。

・・・ということで、ベ-シックインカムについて集めてみます。

・日本でベーシックインカムは実現できるか?(2020.4.26)
・「ベーシックインカム」実験 疑問の声も(2019.1.15デジタル朝日)
・国家で実験ベーシックインカム(2018.12月デジタル朝日)
・『新・日本の階級社会』(2018年刊)
・『お金のために働く必用がなくなったら、何をしますか?』(2018年刊)
・與那覇潤著『中国化する日本』(2011年刊)
・ミヒャエル・エンデ著『モモ』(2005年刊)


R3:『日本でベーシックインカムは実現できるか?』を追記
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<日本でベーシックインカムは実現できるか?>
ポスト・コロナウイルスの働き方は劇的に変わるのではないか・・・
ということで、このサイトを見てみたわけです。


日本でベーシックインカムは実現できるか?導入のメリット・デメリットを金融の専門家が解説より
貧困や経済格差の拡大を背景に、ベーシックインカム制度導入についての議論が以前からありました。しかし、2020年に発生した新型コロナウイルスにより世界的な社会的な不安が増すことで、ベーシックインカムの流れは加速するかもしれません。

実際に試験的に導入が進められている国もあり、一定の成果を上げています。この記事では、ベーシックインカムとはどのような仕組みなのかを、メリット・デメリットと合わせて解説します。



■ベーシックインカムとは
政府が行う経済政策には、「国民にお金を配る」という政策があります。これを実現させると、すべての国民が毎月一定額のお金をもらえるようになります。これを「ベーシックインカム」といいます。

ベーシックインカム(Basic Income)は「最低所得保障」と呼ばれ、年齢や性別、所得を問わず、すべての人に所得保障として一定額の現金を支給する制度。つまり、働かなくても生活に最低限必要なお金がもらえるという政策なのです。

ベーシックインカムを導入すると、世の中のお金が回り始めます。日本は現在、お金の量が足りなくてモノの値段が下がる「デフレ」の状態です。

モノが売れないと企業の売上が落ちます。企業は売上を増やすため、商品を値下げしないといけないので物価が下がります。これがデフレと呼ばれる状態です。しかし、商品を値下げすれば利益が減るので、従業員に支払う給料も減ってしまいます。これが、今の日本の状態なのです。

ですから、足りない分のお金をベーシックインカムとして国民に配ることで、不足を埋め合わせします。お金の不足が解消されるので、すべての人が豊かになれる制度なのです。

定年を迎えた人には年金、働けない人には生活保護、失業した人には失業保険といった社会保障制度によって、所得が少ない人を支える仕組みは用意されています。

しかし、これらの給付には審査があり、満足のいく額を受給できなかったり、まったく支給されなかったりする恐れがあります。そうなると、憲法で保障されている「最低限の生活」を送れない人も出てくるでしょう。

日本は先進国ですが、貧困による餓死が社会問題化しています。ベーシックインカムのような社会保障制度は、弱者を救済する手段の1つとなるのです。

近年、ベーシックインカム制度に注目が集まり、エリアや支給対象を絞って試験的に導入する国が増えています。日本も政党によって考え方は違うでしょうが、今後は議論が進んでいくでしょう。


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<「ベーシックインカム」実験 疑問の声も>
 大使は北欧の「ベーシックインカム」実験をフォローしているのだが、1/15デジタル朝日に最新記事が載ったので、紙のスクラップとともにダブルで残したのです。


「ベーシックインカム」実験 疑問の声も


 隣国フィンランドが模索するのは「ベーシックインカム(BI)」。生活保護のように特定の人が対象ではなく、すべての人に一律の現金を配る仕組みだ。

 「いまのシステムは、企業に勤めない人への支援が難しい。どんな手法が可能か、実験の一つ」と首相府のマルクス・カネルバ専門官は説明する。ランダムに選んだ失業者2千人に、月560ユーロ(約7万円)を無税で2年間支給。その間に就職しても支給を続け、収入申告などの手続きは不要だ。

 雇用が不安定でも、一定の収入が担保されれば、起業や新しい仕事にも挑戦しやすい。全員一律なので、申請や審査のコストも削減できる、といった狙いがある。

 BIには「働く意欲をそぎ、怠け者をうむ」という批判もつきまとう。今回の実験には、「失業者以外も対象にしなければ本当のBIとはいえず、人々の行動にどんな影響があるかの実験としても意味がない」(タンペレ大学のペルッティ・コイスティネン教授)と、BIを支持する専門家にも疑問の声がある。

 実験は昨年12月で終わった。対象者は「怠けた」のか。これから本格的な分析が始まる。

若者と社会保障 北欧の「全世代型」:中2019.1.15

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<国家で実験ベーシックインカム>
 ベーシックインカムに関心があって調べていたのだが、およそ1年前の朝日新聞スクラップからフィンランドの実例を見つけたので紹介します。
(新聞からの転記になるが、転記すれば頭に入るというアナログ人間の大使でおます)


北欧フィンランドで、政府が無条件で一定額のお金を配る「ベーシックインカム」の実証実験が進んでいる。現状の失業保険などの社会保障制度が国民のニーズに対応できておらず、抜本的な見直しが必要ではないかとの問題意識からだ。導入には賛否があるが、欧州では他の地域でも実験を始める動きが続いている…

■月7.5万支給 職探し前向きに



 「自由を与えられた感じがします」。フィンランド西部ユルバ近郊の村で暮らすユハ・ヤルビネンさん(39)はそう言って喜ぶ。政府は昨年1月から2年間、25~58歳の失業者2千人を対象として、失業保険の代わりに、無条件で月560ユーロ(約7万5千円)のお金を給付する実験を始めた。ヤルビネンさんもその一人に選ばれた。

 フィンランドの失業率は8%台と高止まりが続く。政府の狙いは、ベーシックインカムの制度が失業者の働く意欲を高め、雇用増につながるかを調べることだ。政府の担当者によると、世界でも地方自治体レベルによる実験は過去にもあったが、国として取り組むのは初めてだという。

 ヤルビネンさんが経営していた窓枠の製造会社は6年前に倒産。5~16歳の6人の子どもを抱え、看護士の妻の収入に、子ども手当や月640ユーロ(約8万6千円)の失業保険を合わせ、計3千ユーロ(約40万円)の収入でギリギリの生活が続いた。1日8ユーロ(約千円)がもらえる教会の手伝いなどもしたが、地元に就職先がほとんどなく、再び起業を目指した。

 ところがネックになったのが失業保険だ。一定以上の所得があえwば、失業保険の受取額は段階的に減らされる。「売上高が少ないと、生活が苦しくなるだけだ」とあきらめていた。それが、所得に関係なく毎月安定して入るベーシックインカムに変わったことで、売上額の多寡を気にしなくていい。

 昨夏に手作り太鼓などを販売する会社をつくった。「試験期間の2年間で軌道に乗せて、税金もしっかり払えるようにして見せる」と意気込む。

 南部タンペレでIT企業で働き出したミカ・ルースネンさん(46)は、従来の失業保険だと、社会保険事務所に臨時所得の有無や求職活動の状況などを定期的に報告せねばならず、「政府にすべてコントロールされている感じがする」。ベーシックインカムなら「そのストレスから解放され、前向きになれる」と話す。

 自身もベーシックインカムを受けるジャーナリストのトーマス・ムラヤさん(44)によると、取材した実験参加者5人全員が「職探しに前向きになれた」と答えた。ベーシックインカムだけで生活するのは難しいため、「社会に出るのを後押ししてくれる」と言う。政府から無条件でお金をもらえることで、「怠け者になるのでは」との見方は当らないとの考えだ。

 政府は実験終了後、参加者から生活の変化などの聞き取り調査をする予定だ。社会保険庁事務所のマルユッカ・ツルネン部長は「現段階では一切評価していない」と話す。

■国の費用負担 課題
 導入を巡っては国内でも賛否が割れる。懸念の一つは費用負担だ。実験にかかるのは約2千万ユーロ(約27億円)。政府は当初1万人で計画したが、負担増への批判が出て規模を縮小せざるを得なかった。国全体に広げると、国内総生産(GDP)の約5%の費用が必要との試算もある。

 国と企業との責任分担を巡る懸念もある。フィンランド労働組合中央組織の労働政策責任者のピリヨ・バーナネンさん(45)は、政府がベーシックインカムで国民の所得保障に大きな責任を持つようになれば「企業が賃上げに後ろ向きになるなど、逆に不安定な仕事を増やすことにつながらないか」と心配する。

 一方、導入に前向きなタンペレ大学のペルッティ・コイスチネン教授は「新しい時代の社会保障の一つに解決策になれる」と話す。
(中略)
 コイスチネン教授は「不安定な仕事につく人が増えているが、今の制度では蚊帳の外に置かれている。そうした人のリスクを減らす制度になりうる」と話す。

ウン ニッポンでは拙速で新移民法案が決まったりするけど、北欧ではこんな地道な福祉制度の実験が行なわれているのか・・・国の規模の違いがあるが、政治の質の違いもあるんでしょうね。

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【新・日本の階級社会】


(長くなるので省略、全文はここ)


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【お金のために働く必用がなくなったら、何をしますか?】

(長くなるので省略、全文はここ)


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【中国化する日本】
中国化
與那覇潤著、文藝春秋、2011年刊

(長くなるので省略、全文はここ)

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エノ・シュミットがミヒャエル・エンデ著『モモ』を引合いに出してベーシックインカムを語っているので、読んでみようと思うのだが。


【モモ】

ミヒャエル・エンデ著『モモ』4:灰色の男たち(続き)

(長くなるので省略、全文はここ)




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