『韓国を蝕む儒教の怨念』1

<『韓国を蝕む儒教の怨念』1>
図書館に予約していた『韓国を蝕む儒教の怨念』という新書を待つこと8ヵ月ほどでゲットしたのです。
著者の呉善花さんは日本に帰化しているようだが、親日派の韓国人は母国では生活できないようですね。


【韓国を蝕む儒教の怨念】


呉善花著、小学館、2019年刊

<「BOOK」データベース>より
「不可逆的に最終合意」したはずの慰安婦問題をひっくり返したかと思えば、韓国の最高裁は、すでに日韓基本条約で解決済みの徴用工裁判で日本企業に対し、賠償判決を出す。一方で、文在寅大統領は中国、北朝鮮に擦り寄り、反日を加速させている。日本と韓国の関係は戦後最悪の状態にある。普通の日本人の感覚からすれば、まったく理解できない。いったいなぜなのか。ヒントは、反日主義にしなければならなかった韓国の歴史にある。それが現代にまで続き、自壊の道を辿っているのだ。韓国出身の著者がその謎を史実に基づき解き明かす。

<読む前の大使寸評>
呉善花さんの「スカートの風」は1990年に単行本初版が出て以来、増版を重ねているようで、驚異的なロングセラーのようですね。

<図書館予約:(10/02予約、5/31受取)>

rakuten韓国を蝕む儒教の怨念


「第二章 自己中心主義民族の情と理」で民族の心根が語られているので、見てみましょう。
p76~79
<自己中心・ナルシシズム民族主義の視野狭窄>
 どんな民族主義(ナショナリズム)も、出発点では「我が民族は他民族より優秀な民族だ」という自民族優越主義に強く支えられているものです。この自民族優越主義は、初期には激しくとも、通常は近代化の進展とともに和らいでいきます。

 第二章で後述しますが、明治維新後の日本は欧米諸国から「野蛮国」と見なされないよう感情ではなく、法治主義に則った韓国統治や外交関係の構築を進めてきました。しかし韓国の民族主義は、今なお自民族優越主義に強く支えられています。その理由の第一は、韓国の民族主義の性格が反日民族主義だからだと思います。戦後、反日の理念を核に国民国家の意識を形成したのが韓国です。こんな国は他に例がありません。

 韓国の民族主義は、延々と「日本民族に優越する」強固な意識と不可分の民族主義としてあり続けてきました。戦後間もない頃までならともかく、この現代にあってなお「日本民族に対する優越意識」なしには成り立たないのが韓国の民族主義なのです。

 千数百年もの長きにわたって、一つの民族が圧倒的多数派となる国家として歴史を歩んできたのは、世界でも韓国(及び北朝鮮)と日本だけです。その点では同じですが、日本と韓国では民族についての考え方や感じ方が大きく異なります。

 韓国は他のアジアの諸国と同じように、古代以降近世に至るまで、血縁共同体で農耕村落を形成してきました。しかも中国や台湾以上に、きわめて強固な父系血縁主義社会としてあり続けてきたことが大きな特徴です。これは父系血縁の存続を第一の目的とする社会です。

 それに対して日本は、少なくとも中世以降、非血縁共同体で農耕村落を形成してきました。父母双系性であり、血ではなく独特の家業経営体としてのイエの存続を目的とする擬似血縁社会です。

 男子単系の血脈で構成される同姓血縁集団のことを宗族といいますが、李朝では、国家はこの宗族の拡大版とイメージされてきました。国の頂点に王がいるわけですが、李朝では国の王のことを「国のお父さま」といい、その后のことを「国のお母さま」と呼び習わしてきました。北朝鮮でも金日成のことを「お父さま」と呼んできっました。韓国でも全斗煥の時代までは、大統領夫妻を国府・国母と呼んできました。

 なぜこうした呼称になるのかというと、序章で述べたように、家族の道徳が社会の道徳ともなり国家の道徳ともなっているからです。道徳というものは家族、社会、国家を一つに貫くものとしてある。これが儒教の考えです。ですから韓国人や北朝鮮人には、民族とは一個の大家族=大血縁集団とイメージされるのです。

 本来、民族(ネイション)とは同一の言語や文化をもつ地域集団のことで、血縁集団とはなんの関係もありません。でも韓国で民族といえば即、血の関係なのです。ですから、韓国人の民族意識というのも、近代的な民族意識ではなく、旧来の血縁的な身内意識です。北朝鮮では外国人との結婚が禁止されているほど、血縁=民族の意識が強固です。
(中略)

 韓国人ではこうした血族幻想が共同意識となっていますから、「ウリナラ」(我々の国)と言葉を発した途端に、そういう運命共同体として一体である「我々」の意識に包まれ、あたかも家族・親族の関係であるかのような熱い心情が身の内に湧き起こってきて、情緒的な結びつきが強く感受されていくのです。ですから「血の一体性」の幻想なくして、韓国人が韓国人であるという民族アイデンティティは成り立ちません。


『漢字廃止で韓国に何が起きたか』 呉善花

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