『日韓 悲劇の探層』2

神戸市の図書館が自粛の関係で、ゴルデンウィーク明けまで閉鎖されているので、図書館大好きの太子としては読む本に事欠いてきたのでおます。

・・・ということで、本棚で積読となっている本を再読しようと思ったのです。


【日韓 悲劇の探層】
日韓

西尾幹二×呉善花著、祥伝社、2015年刊

<「BOOK」データベース>より
「史上最悪の関係」を、どう読み解くか。祖国から「売国奴」と侮られ、「入国拒否」されている呉善花氏の個人体験と心の葛藤をとおして、日韓関係のあり方を考える。

<読む前の大使寸評>
本屋では相変わらず、この種の嫌韓本?が新刊コーナーを賑わせているが・・・ダボハゼのように買わないように厳選しているのです。
でも、また買ってしまった。

冗談はさておき、日本を見る眼として・・・
ドナルド・キーンさんも鋭いが、呉善花さんも鋭いと思うわけですよ。

Amazon日韓 悲劇の探層


この本で、日韓の気質の違いが述べられているので、見てみましょう。
p112~118
<辛抱強い日本人と我慢しない韓国人>
西尾:日本人はよく忍耐するけれども、韓国人はあまり忍耐しない。すぐ爆発する。そういう違いがありますね。

呉:日本人は、いかに耐え忍ぶか、いかに堪えるかという、辛抱強さ、我慢強さを尊びますね。その一方では、執着を断ち切る「潔さ」が尊ばれます。じっと我慢をするけれども、そこには同時に、すべてを水に流してゼロから出発していこうという心持ちがあると思います。
 韓国人はそうではありません。なんとしても水に流すことができないので、恨みを溜め続けるか、爆発させるか、となってしまいます。


西尾:その違いはよく分かります。ただ、ここで考えておきたいのは、日本人はじっと忍耐するけれども、水に流すことができない場合、その先はどうなるのかということです。日本人は戦後70年もの間、原爆投下に対して一言も問わずに我慢して来ました。考えてみると、明治以来、日本人は忍耐のしっぱなしでした。それで突然爆発してしまうことがあるのですね。

 忍耐には限界があるので、何かの機会があれば、英米への宣戦布告のように、攻撃的なエネルギーが突如として噴出する。それでチャーチルがびっくりしたといわれますう。「日本人はなぜもっと早く、言いたいことを言ってくれなかったのか」と。戦争がはじまるや、いきなりイギリスの戦艦プリンス・オブ・ウェールズと巡洋艦レパルスが、日本によって撃沈されました。チャーチルは腰を抜かさんばかりの衝撃を受けたといわれています。

 何も言ってこないから、これでいいのだと思ってどんどん進めていたら、日本人は突然怒り出したと、欧米人にはそういう印象があるんですね。やはり平生から言葉に出してpくことも必要ですね。日本人は何も言わずにじっと自分を抑えるわけですが、それは外からは見えません。そこで、なぜ突然怒り出すのか、というように見えるわけです。韓国人は、そんなふうに自分を抑えないでしょう?

呉:確かにおっしゃる通りです。日本人男性と結婚した韓国人女性からよく聞く話ですが、知り合いの韓国人女性から、「うちの夫はとても優しくて、いつもニコニコしているのに、なぜか突然怒り出すんです。日本人の男って、心変わりが激しいのかしら」と相談を受けたことがあります。

 私にもかつて似た体験があって、日本人のことをまだよく知らなかったとき、そのことで日本人と議論したことがあります。私が「不満があったり、何かあったときには、その場で言ってしまえばストレス解消になるでしょう?」と言うと、その日本人は「そうではないでしょう。その場でパッと言ってしまうと、言葉が足りなかった、あんな言い方をしなければよかったとか、やっかいな対立関係を生んでしまったとか、さらにストレスが溜まるものでしょう」と言うんですね。


西尾:その日本人が言ったことは、黙っていてやり過すことができればそうしなかった、ということでもありますね。問題を表に出してしまうと自分の感情も荒立ち、別のストレスが溜まるから、問題を避けて先延ばしにしてしまう。日本人はそういうことをよくやります。

<我慢し続けると「火病」になる>
呉:日本人は怒りたくなるところを、よく忍耐していると思います。でも、そのまま我慢しつづけていたら、病気になるはずです。韓国は何かと我慢を強いられる社会ですので、怒りに満ちた激情を抱えているのに発散できず、我慢が続いて病気になることがよくあります。それが韓国人に特有な「火病」です。

 火病は「韓国人にだけ現れる珍しい現象で、不安・うつ病・身体異常などが複合的に現れる怒り症候群」とされます。症状としては、「お腹の中に火の玉があがってくるようだ」といった韓国人に顕著な愁訴が特徴で、「怒りを抑圧し過ぎたことによって起きる心身の不調」とされています。


西尾:なるほど。そこは、私が「今の韓国社会は集団鬱病になっているんじゃないか」と思えるところに関わってきますね。でも、我々が韓国人の精神性を疑わざるをえないまでになったのは、韓国人が日本に対して言いたいことを言い過ぎたからでしょう。韓国人は好き勝手なことを日本に言ってきましたが、それが当たり前になって、「対日集団鬱病」のような状況が出現しているのではないですか?

呉:韓国人は日本人に対して言いたいことをガンガン言ってストレスが解消されているのでははなく、怒りを出しつづけることで、怒りがどんどん増幅されているのですね。
(中略)

<韓国人は恨があるから生きられる>
西尾:怒りを爆発させて発散するのではなく、怒りを抑圧しすぎると火病になるというわけですね。

呉:そうです。問題は、なぜ韓国には強い怒りをもつ人が多いのか、ということです。最大の原因は、横暴な権力がまかり通る社会の伝統です。
 
 強固な身分社会の権力に対して、民衆はそう簡単に怒りを爆発させることができません。そこで我慢してきたわけですが、どんな我慢かと言うと、「私は何の罪もない純なる人間だ、にもかかわらず不条理な仕打ちを受けた」、心の内にそうした恨(怨恨の情)を強固に持ち抱え、その恨をバネに強く生きていこうと、そういう我慢なんですね。

 別な言葉で言えば、凝り固まった恨があるから、恨を解かしていく喜びはそれだけ大きい、だから恨を凝り固めていき、その先に恨が解けていく希望をもって生きよう、という人生観が韓国人に伝統的なものとしてあるわけです。

 それでも百姓一揆など、怒りを爆発させることはありましたが、それは生きるか死ぬかの瀬戸際で起きる爆発であり、日常的なものではありません。近代化が進めばそれだけ、自由に怒りを爆発させやすくなります。現代の韓国では爆発の方が普通です。それならば恨が凝り固まることはなくなるかというと、まったくそうではないわけです。怒りの爆発は、恨がいかに強いものかの再認識になっているだけのことです。




『日韓 悲劇の探層』1:李氏朝鮮の支配p125~128、今後の展望p248~250

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