『雑草はなぜそこに生えているのか』1

<『雑草はなぜそこに生えているのか』1>
図書館に予約していた『雑草はなぜそこに生えているのか』という新書を、待つこと5日でゲットしたのです。
いま森絵都著『カザアナ』という小説を読んでいるところだが・・・
その小説では「病によき種をあてる草読」となっています。とにかく、野草あるいは雑草に目がいく昨今でおます。


【雑草はなぜそこに生えているのか】


稲垣栄洋著、筑摩書房、2018年刊

<「BOOK」データベース>より
「抜いても抜いても生えてくる、粘り強くてしぶとい」というイメージのある雑草だが、実はとても弱い植物だ。それゆえに生き残りをかけた驚くべき戦略をもっている。厳しい自然界を生きていくそのたくましさの秘密を紹介する。

<読む前の大使寸評>
いま森絵都著『カザアナ』という小説を読んでいるところだが・・・
その小説では「病によき種をあてる草読」となっています。とにかく、野草あるいは雑草に目がいく昨今でおます。

<図書館予約:(3/17予約、3/22受取)>

amazon雑草はなぜそこに生えているのか



「第二章 雑草は強くない」の冒頭を、見てみましょう。
p24~26
■雑草が持つ共通した特徴 
 一口に雑草と言っても、さまざまな種類がある。
 しかし、「邪魔になりやすい植物」である雑草と呼ばれる植物には、ある共通した特徴がある。それは何だろう。
 本を閉じて考えてみることにしよう。

 雑草と呼ばれる植物には、さまざまな共通した特徴がある。その中でも、もっとも基本的な特徴は、「弱い植物である」ということだ。
 もしかすると、意外な感じに思えるかも知れない。

 私たちの周りを見回すと、雑草は強い植物であるような感じがする。「雑草のように強く」という言葉もあるくらいだ。
 その雑草が「弱い植物である」とは、どういうことなのだろう。
 そもそも、雑草が弱い植物であるとすれば、植物にとって「強さ」とはいったい何なのだろうか?

■雑草は弱い? 
「雑草が弱い」というのは、「競争に弱い」ということである。
 自然界は、激しい生存競争が行われている。弱肉強食、適者生存が、自然界の激しい掟なのだ。それは植物の世界も同じである。

 光を奪い合って、植物は競い合って上へ上へと伸びていく。そして、枝葉を広げて、遮蔽し合うのである。もし、この競争に敗れ去れば、他の植物の陰で光を受けられずに枯れてしまうことだろう。

 戦いは地面の上だけではない。地面の下では、水や栄養分を奪い合って、さらに熾烈な戦いが繰り広げられている。植物は、太陽の光と水と土さえあれば生きられると言われるが、その光と水と土を奪い合って、激しい争いが繰り広げられているのである。
 雑草と呼ばれる植物は、この競争に弱いのである。

 どこにでも生えるように見える雑草だが、じつは多くの植物が生える森の中には生えることができない。豊かな森の環境は、植物が生存するのには適した場所である。しかし同時に、そこは激しい競争の場でもある。そのため、競争に弱い雑草は深い森の中に生えることができないのである。

 雑草は弱い植物である。競争を挑んだところで、強い植物に勝つことはできない。そこで、雑草は強い植物が力を発揮するすることができないような場所を選んで生えているのである。

 それが、道ばたや畑のような人間がいる特殊な場所なのだ。


ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント