村山斉の時空自在 2

<村山斉の時空自在 2>
朝日の(村山斉の時空自在)シリーズをスクラップしているのだが・・・今回分が興味深いので紹介します。

(2020.1.22デジタル朝日から転記しました)


<ベテルギウスの爆発 いつの日か>


 冬を代表する星座オリオン座の左上の赤い星、ベテルギウスが昨年末から急に暗くなり、これまでの半分以下の明るさになった。爆発するのではないかと話題になっている。

 ベテルギウスは800万歳で、太陽の46億歳に比べてはるかに若い。だが重さは太陽の10倍以上あり、「太く短く」生きる運命にある。すでに中心の水素燃料をほぼ使い果たし、膨らんでしまった赤色超巨星だ。半径は太陽から木星までの距離とほぼ同じ。形もややいびつで表面は不均一に脈打ち、いずれ超新星爆発を起こす。

 地球から近く700光年しかなく、現代の望遠鏡では表面の模様まで見える。明るさも常に変動しており、今回はいくつかの変動周期がたまたま重なって普通以上に暗くなったのだろう。

 爆発すれば、聖書にある「ベツレヘムの星」のように、昼間でも見えるほど明るくなる。大丈夫なのか。計算によると、爆発で出る放射線は地球の大気を突き抜けるほどではないので、大きな影響はないはずだという。

 それに宇宙のことだ。爆発は明日かも知れないが、10万年後かも知れない。もしかしたら、実はすでに爆発していて、光が届いて私たちが確認できるのが700年後なのかもしれない。そこで思い出すのは、漫画「北斗の拳」だ。核戦争で荒廃した世界で主人公ケンシロウが巨漢を相手に不思議な北斗神拳を使う。「お前はもう死んでいる」というセリフがはやった。ベテルギウスはどうなのだろう。

 1987年、小柴昌俊さんは16万光年先の超新星爆発から届いたニュートリノを捕まえた。以来、観測できる超新星爆発は起きていない。今後の超新星爆発に備えて、今まで以上にニュートリノを高感度で観測できるように、スーパーカミオカンデの超純水にガドリニウムの化合物を混ぜる準備が進んでいる。(素粒子物理学者)


(村山斉の時空自在)ベテルギウスの爆発 いつの日か2020年1月22日

デジタルデータとダブルで保存するところが、いかにもアナログ老人ではあるなあ。
村山斉の時空自在 1

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