アカデミー賞受賞の『パラサイト 半地下の家族』を観た2

<アカデミー賞受賞の『パラサイト 半地下の家族』を観た2>
アカデミー賞受賞の『パラサイト 半地下の家族』を観たいということで、観る前に個人的予告を作ってみたのです・・・・

これだけ準備して、劇場に足を運ぶことになったのです♪

【パラサイト 半地下の家族】


ポン・ジュノ監督、韓国2019年制作、2020.2.22鑑賞

<movie.walker解説>より
第72回カンヌ国際映画祭にて最高賞パルムドールを受賞した、「オクジャ/okja」のポン・ジュノ監督によるブラックコメディ。全員失業中で半地下の部屋に暮らす貧しいキム一家の息子ギウは、友人の代理で高台に住む裕福な家の家庭教師を務めることになり……。仕事がなくても楽観的な父を「タクシー運転手 約束は海を越えて」のソン・ガンホが演じる。第92回アカデミー賞国際長編映画賞(旧・外国語映画賞)、脚本賞、監督賞、作品賞の4冠を韓国映画として初受賞。

<見る前の大使寸評>
韓国では、映画撮影場所がネット用自撮りスポットになっているようで興味深いのでおます。

movie.walkerパラサイト 半地下の家族
『パラサイト 半地下の家族』オフィシャルサイト


ネットをめぐると、次のような記事がありました。

<「パラサイト」のリアル>
デジタル朝日が貧しい一家の「寄生」を説いているので、紹介します。
この記事を紙媒体でスクラップしたのだが、電子媒体でも保存するところが、いかにも老人であるなあ。


(この記事を2/26デジタル朝日から転記しました)

英語以外の映画で初めて米アカデミー賞作品賞を受賞した韓国映画「パラサイト」。貧しい一家が豊かな一家に「寄生」して生きぬこうとする物語が映した、社会のリアルとは?…

■「砦」のような家族像、幻想 ハン・トンヒョンさん(日本映画大学准教授)
 社会のリアリティーを描く映画の多くで昨今、「家族的なつながり」にスポットがあたっています。2018年のカンヌ映画祭最高賞を受賞した「万引き家族」(是枝裕和監督)や日本でも公開された映画「家族を想うとき」(ケン・ローチ監督)などとともに「パラサイト」もその流れに位置づけられるでしょう。

 激しい競争による格差に引き裂かれた韓国社会で、その下層にいる家族が成功した上層の家族に寄生=パラサイトしながら生き抜く様子を描く。世界的に広がる格差問題という「大きな物語」をテーマに据えつつ、幅広い観客層に届くよう、時に笑いを交えたエンターテインメントに仕立てた作品です。

 ただ私は、ある部分が異様に古いことが気になりました。娯楽性と社会性を備え、完成度も高い。ゆえにカンヌ、アカデミー賞でも評価されたのはわかる。ではどこが「古い」のか。

 この作品は邦訳のサブタイトル「半地下の家族」が示すように、格差社会をテーマにしながら「家族」を描いている。その家族像があまりに古いのです。血縁で結びついた4人は、社会経済的に困難な状況に置かれているにもかかわらず、とても仲良し。さらに家長たる父親に妻や子どもたちはおおむね従順です。

 ただ、実際の血縁家族ではしばしば、構成員同士の力関係が抑圧として働きます。困窮した家族は一致団結して助け合えるものでしょうか。「運命共同体」はおろか、家族内でも力関係が生まれ、暴力・虐待といった形であらわになる事例を私たちはニュースなどで目にしている。韓国でも同じでしょう。不遇ゆえの相互依存関係は、とくに子どもにとっては悲劇です。

 その意味で、「パラサイト」でこの社会を生き抜く最後の「砦」であるかのように描かれた家族像は、ファンタジーに過ぎません。「格差社会に適応した家族」をわざと戯画的に描いているとしたら格差社会のサバイバル術はもはや賞味期限の切れた「血縁家族」を通じてしかないことを逆説的に証明している。それほどまでに現代社会の分断が厳しいことを多くの人が感じていて、そのリアリティーをすくっているのが「パラサイト」なのかもしれません。

 近年ハリウッド映画も含め、ジェンダーやエスニシティーなどの多様性に目を向けた作品づくりが主流になってきた。しかし「パラサイト」は、社会の格差という「大きな物語」に家族内の差異や葛藤が覆い隠されるような構造になっている。現実の反映なのかもしれませんが、私には「後退」に見えてしまう。それが、韓国映画が外国語映画で初めてのアカデミー作品賞受賞という「多様性」の文脈で報じられる。皮肉なことにも思えます。(聞き手・高久潤)
     *
ハン・トンヒョン:1968年生まれ。専門は社会学。共著に「ジェンダーとセクシュアリティで見る東アジア」など。

(耕論)「パラサイト」のリアル 山田昌弘さん、奈良橋陽子さん、ハン・トンヒョンさん2020年2月26日


2020/02/23「貧民のレッテルを貼るのか」…『映画『パラサイト』で観光地化にアヒョン洞住民らため息なんてのもありました。

アカデミー賞受賞の『パラサイト 半地下の家族』を観た1

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