『老年力』2

<『老年力』2>
図書館で『老年力』という本を、手にしたのです。
副題が「老境こそ第二の人生」となっているが、ええやんけ♪


【老年力】


三浦朱門著、海竜社、2012年刊

<「BOOK」データベース>より
人間はおおよそ八十年はもつようになっている。自分の本当にやりたいことをやりながら生きてほしい。
【目次】
はじめに 人間はおおよそ八十年はもつようになっている/第1章 充実した第二の人生を生きようー歩ける体力/第2章 第二の人生に備えて何をしたらいいのか?-頼らずに生きる力/第3章 親を看取るー一人で生きる力/第4章 人生は二度あるー過去を活かし創造する力/第5章 第二の人生では自分が主体になるーささやかな自立力/おわりに 第二の人生の生き甲斐は与える喜び

<読む前の大使寸評>
副題が「老境こそ第二の人生」となっているが、ええやんけ♪

rakuten老年力


老化が語られているので、見てみましょう。
p89~93 
<老化の一つの判定基準>
 男は老人になったら、片足立ちでソックスがはけるかどうかが、老化の一つの判定基準になる、という記事を何かの新聞で読んだ。
 片足立ちというのは体のバランスが崩れていることを、神経がとらえ、それを修正するために全身の筋肉を微妙に調整することによって、はじめて成立する。

 私は子どもの時から、右の耳が中耳炎から内耳円にまで悪化してしまったから、右の三半規管がダメになった。それで目をつぶっての片足立ちは、若いころからできなかった。両目を開いてなら、片足立ちも出来る。視力が三半規管の代用をして、バランスが狂っているなら、筋肉を支配する神経に伝達するのであろう。

 他家を訪問して、明るい玄関で別れを告げて、いきなり暗い玄関先に出たあたりが、和風の石庭風だったりすると、転びそうになる。目に頼れないからである。その割に転倒したことはない。

 曽野は両足を骨折した。一度にではなく、70歳になろうとするころに右足。この時はほぼ完全に治癒した。骨折の状況も良かった。その数年後に左足を、骨折した。右足の場合とほぼ同じ部位であった。足首の上、十センチほどのところである。二度めの時は自家の玄関先である。そのあたりの高低を、当人の体が記憶しているはずの場所であった。

 二度めの骨折は複雑骨折で、タチが悪かったせいもあって、治りが悪く、当人は強がって、今まで通りの行動をしているが、車を使用することが多くなった。
 しかも、元々、強度の近眼であったせいか、車を運転すると、右目と左目が統一した視野を作らず、たとえば道路の中心線の白線が、交差して見えるようになったとかで、危険を感じて免許を返上してしまった。

 彼女が外出する時は私をも含めて、周囲の者が、車で送り迎えすることが多い。私は86歳半で車の運転をやめたが、それまでは曽野が美容院に行くにも、私が送り迎えをした。歩けば往復で2キロくらいだが、それが彼女には辛いのである。

 鉄道を利用することに、彼女には拒否感はないのだが、近ごろは、駅のホームが地下になったり、高架になったりしている所が多くて、彼女は階段が苦手である。結局、近くの私鉄から、その終点の都内のデパートのある盛り場に行き難い。

 彼女は50代から、よく転倒した。
 彼女は幼児のころから強度の近視だったが、若い時から大量の原稿の注文があって、医師の処方した睡眠薬と覚醒剤を服用した時代もあり、そのせいか40歳で白内障になった。
 彼女は自分は失明すると思ったのだが、良医にめぐりあって、強度近視という弱点も補って、裸眼でも行動できる視力を備えるようになった。
 私の場合とは逆にその与えられた視力が、彼女の行動のスタイルに変化を与えたのかもしれない。今までと違った体の動かし方をするようになった結果が、転びやすい傾向を作ったのであろうか。

<老化が早まる理由>
 曽野は自分が障害者になりかけた、という自覚があったし、熱心なカトリックの信者だったから、そして自分の視力の回復は、信仰の力もある、と信じていたから、そして自分の視力の回復は、信仰の力もある、と信じていたから、障害者の団体を伴って、キリスト教の聖地、今でいうイスラエルやシリアから、ギリシャ、イタリアなどを旅行した時代があった。彼女の50代のころである。
(中略)

 彼女の場合は生活習慣病とは言い難いにしても、寝る間も惜しんで、机に向かわねばならない生活が、20代のはじめから、30年も続けば、体に異常ができようというものである。
 転ぶということの原因は、関節が柔軟性を失った結果だとすれば、仕事が彼女の体の「老化」現象を引き起こした、と言えなくもないであろう。


『老年力』1

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