『生命史35億年の大事件ファイル (ニュートン別冊)』2

<『生命史35億年の大事件ファイル (ニュートン別冊)』2>
図書館で『生命史35億年の大事件ファイル (ニュートン別冊)』というムック本を、手にしたのです。
おお 表紙にもカンブリア紀の生命爆発や恐竜の消滅が出ているではないか・・・
やはり二つに絞ればこうなるのか。


【生命史35億年の大事件ファイル】


ムック、ニュートンプレス、2010年刊

<レビュー>より
-内容- カンブリア爆発はなぜおきたのか? 古生代末の大量絶滅の原因は? 哺乳類が生き残ったのはなぜなのか? 生命誕生から人類の登場まで、生命史35億年の間に起きたさまざまな事件のなぞときにせまる。

<読む前の大使寸評>
おお 表紙にもカンブリア紀の生命爆発や恐竜の消滅が出ているではないか・・・
やはり二つに絞ればこうなるのか。

rakuten生命史35億年の大事件ファイル

アノマロカリス

「事件4 節足動物の繁栄」を、見てみましょう。
p52~54
<節足動物が最初の覇権を握った>
 カンブリア爆発後、地球ではまず節足動物が生態系の頂点に立ったようだ。その支配は、魚類が台頭するまで1億年以上にわたってつづいていく。その時代の生態系は、現在とはまるでちがった生態系だった。ここでは、復元イラストと画像で、節足動物が力をもっていた時代をみていこう。
 
 
 カンブリア爆発によって、多くの動物が出現した。ではその後、生き物たちの世界はどのようにかわったのだろうか? いったいどのような生物が、当時の生態系の頂点に君臨していたのだろうか?

 生態系で頂点に立つための一つの条件に、「大型であること」があげられる。現在の地球では、さまざまな生態系で大型の捕食動物としての脊椎動物が君臨している。たとえば、アフリカのサバンナに君臨するライオンの成体は、雄の場合で体長が3メートル前後にもなる。

 しかしカンブリア爆発直後、1億年以上の間、脊椎動物の祖先として出現した魚類は、体長1メートルに満たない小型のものが多かった。おまけにあごももたず、獲物を噛むということさえ難しかったのである。
 こうした“弱々しい”脊椎動物にかわり、生態系の頂点に立っていたのが節足動物たちである。魚類が大型化するまでの約1億年間、節足動物は文字通り「節のある足」の能力をおおいに発揮することで地球を支配していた。

■正確無比で力強い動作を可能にした「殻」
 節足動物の繁栄は、カンブリア爆発ですでにはじまっていた。事件3その1で紹介した澄江(チェンジャン)動物群では、産出する化石の実に3分の1以上が節足動物である。

 古生代の代表的な節足動物である三葉虫の研究を進める静岡大学理学部地球科学科の鈴木雄太郎講師は、「かたい殻をもつという節足動物の特性が、ほかの動物よりも有利にはたらいた」と指摘している。それは単純に防御性能があがったというだけではなく、かたい殻に筋肉をつけることで、殻という安定した基盤から筋肉をのばすことができるようになるからだ。これにより、正確無比で、しかも力強い動きが可能になったというのである。

 カンブリア紀の節足動物としては、事件その3その2で紹介したオルステンの微生物群も見のがせない。ここでは体長2ミリメートル以下というきわめて小さなサイズながら多数の甲殻類の化石が発見されている。甲殻類は節足動物の中の1グループで、今日では最も繁栄する海洋動物の一つである。

 事件10でふれるように、今日では陸においては昆虫類が大きな多様性をもっている。昆虫類も節足動物である。陸・海・空のすべてで大きな多様性を築くその基礎づくりは、すでにカンブリア紀にはじまっていた可能性もあるのだ。

 「大きさ」という点で、忘れてはいけないのがアノマロカリス類だ。広い意味で節足動物に分類される彼らは、事件3の1で見たように、ほかの動物とくらべものにならないくらい巨大であり、頭部には巨大な触手をもつ、圧巻ともいえるその姿は、カンブリア世界の王者とよぶのにふさわしい。

『生命史35億年の大事件ファイル』1

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