ビッグイシュー日本版VOL.365をゲット

<ビッグイシュー日本版VOL.365をゲット>
JR三宮駅前で、ビッグイシュー販売員を見かけたので、気になっていたバックナンバーを探してもらって、VOL.365を購入したのです。
なんでVOL.365かというと、「漢字を包摂した日本語」という特集が載っているのを、事前に知っていたからです。


【ビッグイシュー日本版VOL.365】


雑誌、2019年 8.15号

<購入場所>
JR三宮駅前

<読む前の大使寸評>
JR三宮駅前で、ビッグイシュー販売員を見かけたので、気になっていたバックナンバーを探してもらって、VOL.365を購入したのです。
なんでVOL.365かというと、「漢字を包摂した日本語」という特集が載っているのを、事前に知っていたからです。

bigissueビッグイシュー日本版VOL.365


特集「漢字を包摂した日本語」を見てみましょう。
p7~9
<特集 漢字を包摂した日本語> 
 アルファベットは52文字。漢字は5万305字。圧倒的に数が多いうえ、4千年前の原型がいまも生きる、一番古い文字、漢字!

 私たちがいま日本語で読み書きできるのも、先人たちが漢字を導入したからこそ。さらに、固有の文字のなかった日本が、外来の“異なる文化”を包摂したからでもある。

 21世紀に入って、そんな漢字のルーツ(字源)をめぐる研究は急速に進展。個々の漢字の誕生とその歴史をたどれる「字形表」が世界で初めて作成されるなど、漢字研究は今、新たな展開を見せている。

 阿辻哲次さん(京都大学名誉教授)に「知られざる漢字のおもしろさ。日本語の成立と漢字の果たした役割」について。

 落合淳思さん(「立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所」客員研究員)に「漢字は“タイムカプセル”。世界初の『字形表』誕生」について聞いた。

日本語は漢字をどう包摂したのか? 日本文化のルーツと未来を考えたい。


■40年以上にわたって漢字と社会のかかわりをテーマに研究を続け、大人にむけた『漢字再入門』などの著作も多い、京都大学名誉教授の阿辻哲次さん(日本漢字能力検定協会「漢字文化研究所」所長)。そんな阿辻さんに、知られざる漢字世界の奥深さを案内してもらった。

 街中、本、雑誌、インターネット…。私たちの生活をあらゆるところで彩る「漢字」。もはや漢字をとりたてて意識することもなく、自然に読んだり、書いたりしている人がほとんどだろう。しかし、そんな身近な漢字に実はあまり知られてこなかった歴史や事実がある。

 たとえば、漢字の数がいくつあるのかを、あなたはご存知だろうか? ちなみにローマ字の数は大・小を合わせても52種類。世界中の文字も、だいたいは50種類以下とされている。

 一方の漢字は、日本で最も大きな漢字字典『大漢和辞典』に、なんと5万305もの字が収録されている。さらに漢字の本家である中国には、8万5568もの字が収録された『中華字海』という辞書まである。それゆえ、この膨大な“漢字の海”には、私たちがこれまで一度も目にしたことがないような難読漢字たちも存在する。

 40年以上にわたり漢字研究を続けてきた阿辻哲次さんも「みなさんよく『先生はここにある漢字、ぜんぶ読めるんでしょう?』と聞かれるんですが、私だってほとんど読めないんです」と笑う。

「私はどちらかというと、一般の人々や社会にとって、漢字がどのような意味を持っているかを研究するのがライフワークなんです。漢字といえば、学生時代に試験で苦しめられ、漢字嫌いになってしまった方も多いでしょう。しかし日本語を使って生活をしていく以上、一定の量の漢字とはどうしてもつき合わなければならない。

 どうせ使わないといけないなら、ほんの少しでも親しみを感じられるほうが人生も楽しくなる。そこで私は、誰もが知っている漢字についてあまり知られていない事実を世間にお伝えして『漢字っておもしろいだなぁ』と感じてほしいんです。たとえば・・・」

 そう言って、鉛筆をにぎった阿辻さん書き出したのは「企鵝」の二文字。果してこの漢字、いったい何と読むのだろうか?

「これは『ペンギン』と読むんです。企画の『企』に鵞鳥の『鵞』ですね。今は漢字で書くことはめったにありませんが、江戸時代末期から明治の動物図鑑にはこの漢字が出てくるんです。問題は、なぜペンギンを『企』と書くか、です。

 実はこの漢字、元々は『足跡の上に人が立っている形』から生れた字で『つま先で立ち上がって遠くを眺める』という意味があるんです。だから『企つ=爪立つ』という読み方もある。ペンギンは卵を足元において立ったまま何ヶ月も過ごしますよね。それで“爪立つガチョウ”だから『企鵝』となったんです」

「では『企画』という字はどうでしょうか? 企画の『画』には、元々『田んぼに線を引いて区切りを入れる』という意味があります。つまり、これからみんなで何かやろうということに関して『つま先立って遠くを眺めながら、区切りをつけよう』という意味が込められているんです」

 また、阿辻さんいよると、「武」という漢字にも以外なエピソードがあるという。普通、武といえば「武力」「武装」など戦争にかかわるものが多いが、そのつくりは「戈」を「止」めると書くため、武は元々「武器の使用(戦争)をやめることこそが、真の武(勇気)である」といった、平和を願う文字だというのだ。

 「これは『春秋左氏伝』という古代中国の歴史書に書かれた話で、過激な家臣をいましめるために楚の王様が語った言葉として、その後、中国で広まる有名な表現となりました。(後略)」

 「企」や「武」という漢字一つとっても、これだけたくさんのエピソードがあることは、学校の授業ではなかなか教わらない。阿辻さんは、現在の漢字教育が「正しい筆画や書き順に必用以上にこだわりすぎだ」と憂いている。




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