『もの忘れと記憶の科学』2

<『もの忘れと記憶の科学』2>
図書館に予約していた『もの忘れと記憶の科学』という本を、待つこと2週間ほどでゲットしたのです。
この本を予約借出しした理由なんですが、それは以前借りた本を忘れることが多く「またか」と思うわけで・・・
ボケ防止のためという意識がはたらいたせいでしょう。


【もの忘れと記憶の科学】


五日市哲雄著、日刊工業新聞社、2019年刊

<「BOOK」データベース>より
人類は3つの記憶システムをもっています。それはヒトがヒトとして受け継がれていく「遺伝子の記憶」、歴史などの出来事を後世に伝える「文字による記憶」、そしてヒトが個人としてのキャラクターを形づくる「脳の記憶」です。ここでは、「脳の記憶」を中心にその秘密を解き明かします。

<読む前の大使寸評>
この本を予約借出しした理由なんですが、それは以前借りた本を忘れることが多く「またか」と思うわけで・・・
ボケ防止のためという意識がはたらいたせいでしょう。

<図書館予約:(9/22予約、10/05受取)>

rakutenもの忘れと記憶の科学

シュメール文字


この本の冒頭を、見てみましょう。ここで、記憶、文字、歴史が語られています。
p12~13
<1 ヒトは3つの記憶システムを持つ> 
 ヒトは、大きく分けて3つの記憶システムを持っています。「遺伝子の記憶」、「脳の記憶」、そして、「文字による記憶」です。

 ヒトを構成するすべての細胞は同じセットの遺伝子DNAをもっています。このDNAに記憶(記録)されている遺伝子情報が統合されて、ヒトの体全体をつくります。ヒトは、個々の細胞のDNAが持つ遺伝情報に基いておよそ5~10万種類のタンパク質を合成しているといわれています。これによって、個々の細胞の形や機能が決まり、さらにその細胞の集合体としてヒトの特徴が決定されます。すなわち、ヒトそれぞれに異なる個性や性格、顔かたちがつくられるのです。これが遺伝子の記憶です。

 一方で、個々のヒトの記憶は脳によって司られます。脳が関与する記憶には、でき事の記憶や意味の記憶、一般に「頭の記憶」と呼ばれるものと、自転車の乗り方などの手続き記憶とされる「体の記憶」と呼ばれるものがあります。

 大まかに言うと、前者には海馬と新皮質が、後者には小脳が関わっています。この小脳が関わる「体の記憶」は「小脳の運動学習機能」とも呼ばれています。この本では、この後の脳の記憶についての説明は「頭の記憶」に主眼をおいています。

 さらに、第3の記憶システムとして外部記憶としての「文字」があります。文字言語は、紀元前3000年前頃にシュメール人が発明したとされています。シュメール文明を担った都市国家メソポタミアに9000記号からなる音節文字表が誕生しました。

 ヒトは、文字によって、時間を超えて記憶系を保持できるようになりました。現代では、文字だけでなく、写真や映像など記憶媒体がつぎつぎと発明されていますが、文字は数千年に渡って、時を超え記憶を保持してきたと言えます。

 ヒトはこの3つの記憶システムを持つことで、遺伝子の記憶からは生得的な恩恵を得、そして、文字という記憶からヒトの歴史を得たと考えられます。


『もの忘れと記憶の科学』1

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