『幸・不幸の分かれ道』2

<『幸・不幸の分かれ道』2>
図書館で『幸・不幸の分かれ道』という本を、手にしたのです。
ツチヤ先生といえば、いしいひさいちと組んだ、最強の岡山県コンビであり…大使好みの布陣でおます♪



【幸・不幸の分かれ道】


土屋賢二著、東京書籍、2011年刊

<商品説明>より
笑う哲学者、渾身の書き下ろし! 人生は無意味だ、一貫性を持て…哲学的に間違った不幸な考え方をツチヤ流に正します。

<読む前の大使寸評>
ツチヤ先生といえば、いしいひさいちと組んだ、最強の岡山県コンビであり…大使好みの布陣でおます♪

rakuten幸・不幸の分かれ道



「第1章 人間は考えるのが苦手」で、「若いうちしかできない」を、見てみましょう。
p22~25
根拠のない先入観「若いうちしかできない」
 ぼくはわれながら軽率だと思いますが、軽率なのはぼくだけではありません。ほとんどの人は軽率だと思います。

 たとえば、「若いうちしかできないから」とよく言われます。海外で放浪生活をするとか、暴走族に入るとか、茶髪にするとか、特殊なメイクをするなど、自分のしたいことを正当化するために「若いうちしかできないから」という理由を若者がつけることが多いと思います。そういうことがなぜ若いうちしかできないのか知らないのですが、テレビで特殊なメイクをした若い女が「こういう格好も十八までよね~」と言っていたので、もしかしたら年齢制限があるのでしょうか。

 ここで問題にしたいのは、「若いうちしかできないから」という理由は理由になっているのかということです。若いうちしかできないことはいっぱいあります。勤労青年になるとか、若年性高血圧になるとか、早死にするとか、英語の単語を覚えるとか。

 歳を取ると、単語を覚えることが難しくなります。苦労して単語を一つ覚えると、三つほど忘れていたりする。単語を覚えるなら若いうちだと思うんですね。それから、親孝行するとか、きつい肉体労働をするとか、根気のいる仕事とか、若いうちしかできないことは多い。若いうちしかできないもののうち、特定のことを選ぶ理由を挙げないと説得力はありません。

 ちょうど、物を持ち運ぶ道具がほしいから、という理由で高価なブランドのハンドバッグを買えと主張するようなものです。物を持ち運ぶなら紙袋でもレジ袋でもいいのですから、なぜブランドのハンドバッグでなくてはならないのかを説明する必要があります。

 昔、ラジオやアンプを組み立てるのが趣味だったんですが。ものすごく根気がいる作業です。しかも、やっと完成したと思ったら雑音以外ちゃんと鳴らない。その上、部品を買いそろえるより完成品を買ったほうが安くつく。それでも若いころは何度でもチャレンジする根気があります。こういう根気や愚かさをもっているのは若いうちだけです。

 コンピュータに興味をもったこともありますが、これはさらに根気が必要でした。コンピュータの仕組みを知るために、オームの法則から始めて、キルヒホッフの法則、半導体の仕組み、トランジスタの動作、ICやLSIの動作まで調べて、最終的には、その当時出ていた簡単なコンピュータを解析して、どういう基本ソフトで動いているのか、どうしてこういう動作をするのかといったことを分析しました。

 コンピュータの言語は色々あるんですけど、機械語から出発して、アセンブラやC言語でプログラムを書くところまで勉強しました。それを使ってデタラメ俳句を作るプログラムを作ったり、プリンタを高速で動かすプログラムを作ったりしていました。


フーン ツチヤ先生はわりと工学的な興味や能力があるんだね♪

『幸・不幸の分かれ道』1

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント