高野秀行の世界R4

<高野秀行の世界R4>
図書館で『世にも奇妙なマラソン大会』を手にしたが・・・おや、著者の名前に見覚えがあるのです。
『青春と読書:2月号』にも出ていたし、『謎の独立国家ソマリランド』を読んで、実に面白かったのです。

探検部で鍛えた著者の破天荒なパーソナリティが、ええでぇ♪

・・・ということで『世にも奇妙なマラソン大会』を借りたのだが、この際、高野秀行関連を集めてみます。

・間違う力(2018年)
・謎のアジア納豆(2016年)
・恋するソマリア(2015年)
・世界の辺境とハードボイルド室町時代(2015年)
・青春と読書2月号(2015年)
・移民の宴(2012年)
・謎の独立国家ソマリランド(2012年)
・世にも奇妙なマラソン大会(2011年)
・アジア新聞屋台村(2006年)

R4:『間違う力』を追記



【間違う力】


高野秀行著、KADOKAWA、2018年刊

<「BOOK」データベース>より
人生は脇道にそれてこそ。ソマリランドに一番詳しい日本人になり、アジア納豆の研究でも第一人者となるなど、間違い転じて福となしてきたノンフィクション作家が、間違う人生の面白さを楽しく伝える!!破天荒な生き方から得られた人生訓10箇条!

<読む前の大使寸評>
これこれ、高野さんの「間違う力」については、かねてより注目していたのです。

rakuten間違う力





【謎のアジア納豆】
高野

高野秀行著、新潮社、2016年刊

<「BOOK」データベース>より
山奥のジャングルで出会った衝撃的納豆ご飯。ぱりぱりと割れるせんべい納豆。元・首狩り族の優雅な納豆会席。中国湖南省の納豆入り回鍋肉。そして日本で見つけてしまった「究極の納豆」。本気度1000パーセントのノンフィクション大作。壮大すぎる“納豆をめぐる冒険”

<読む前の大使寸評>
これまで高野さんの本を5冊ほど読んでいるが、どれも面白かった。この新刊も面白いはずである。

<図書館予約:(6/11予約、10/08受取)>

rakuten謎のアジア納豆



【恋するソマリア】
ソマリア

高野秀行著、集英社、2015年刊

<「BOOK」データベース>より
台所から戦場まで!世界一危険なエリアの正体見たり!!アフリカ、ソマリ社会に夢中になった著者を待ち受けていたのは、手料理とロケット弾だった…。『謎の独立国家ソマリランド』の著者が贈る、前人未踏の片想い暴走ノンフィクション。講談社ノンフィクション賞受賞第一作。

<読む前の大使寸評>
あれ?講談社ノンフィクション賞受賞作を集英社から刊行しているけど・・・
そのあたりの仁義は、どうなっているんだろう?

<図書館予約:(3/3予約済み)>

rakuten恋するソマリア



【世界の辺境とハードボイルド室町時代】
高野

高野秀行, 清水克行著、集英社、2015年刊

<「BOOK」データベース>より
人々の心の動きから法体系まで、こんなにも似ている社会が時空を超えて存在したとは!その驚きからノンフィクション作家と歴史家が世界の辺境と日本史を徹底比較。辺境を知れば日本史の謎が、日本史を知れば、辺境の謎が解けてきた…。
【目次】
第1章 かぶりすぎている室町社会とソマリ社会/第2章 未来に向かってバックせよ!/第3章 伊達政宗のイタい恋/第4章 独裁者は平和がお好き/第5章 異端のふたりにできること/第6章 むしろ特殊な現代日本

<読む前の大使寸評>
これまで高野さんの本を3冊よんでいるが、どれも面白かった。この新刊も面白いはずである。

<図書館予約:(3/28予約、6/16受取)>

rakuten世界の辺境とハードボイルド室町時代
『世界の辺境とハードボイルド室町時代』3byドングリ



【青春と読書:2月号 】
青春

雑誌、集英社、2015年刊

<目次>より
【巻頭インタビュー】高野秀行
謎めいた“絶世の美女(ソマリ人)”の日常に迫る

【特集 第38回すばる文学賞対談】
Part1 堀江敏幸×足立 陽 人類学から小説までの近くて遠い道のり
Part2 江國香織×上村亮平 旅するように本を読む、小説を書く

【インタビュー】
新ライト文芸レーベル「集英社オレンジ文庫」創刊!

<大使寸評>
この月刊誌はノンフィクション関連の紹介が充実している。
「集英社オレンジ文庫」という文庫を今月20日に創刊したんだそうで・・・集英社はエンタメに注力して棲み分けを計るようです。

shueisha青春と読書:2月号


【移民の宴】
高野

高野秀行著、講談社、2012年刊

<「BOOK」データベース>より
突撃、隣の外国人の食卓。日本初の比較“ごはん”文化論的ルポ。
【目次】
成田のタイ寺院ーThailand/イラン人のベリーダンサーーIran/震災下の在日外国人/南三陸町のフィリピン女性ーPhilippines/神楽坂のフランス人ーFrance/中華学校のお弁当ーTaiwan/群馬県館林市のモスクーMuslim/鶴見の沖縄系ブラジル人ーBrazil/西葛西のインド人ーIndia/ロシアン・クリスマスの誘惑ーRussia/朝鮮族中国人の手作りキムチーKorean Chinese/震災直後に生まれたスーダン人の女の子、満1歳のお誕生日会ーSudan 

<読む前の大使寸評>
「比較ごはん文化論的ルポ」という切り口が、いかにも高野秀行やでぇ♪

rakuten移民の宴



【謎の独立国家ソマリランド】
ソマリ

高野秀行著、本の雑誌社、2013年刊

<カスタマーレビュー>より
ルポルタージュといってもいいし、探検記といってもよい。冒険・政治経済・安全保障・国際問題・民族問題・海賊問題などさまざまなテーマが詰め込まれ、500ページほどの本がすいすい読める。

<大使寸評>
高野さんは、エミレーツ航空の飛び立つ直前に、在日ソマリランド人を訪ねて現地でのツテを教えてもらったが、ここに高野氏の嗅覚と幸運が表れていると思うのです。
死と隣り合わせの取材を楽しんでいるようだが・・・
伊達に探検部に籍を置いていたわけでもないようですね♪

この本は文化人類学の薀蓄もはさみながら、かなりスピーディに展開していくが・・・高野さんのやや楽天的な人柄が表れていて、ええでぇ♪

<図書館予約順番:33(9/02予約、11/6受取)>

Amazon謎の独立国家ソマリランド
謎の独立国家ソマリランドbyドングリ



【世にも奇妙なマラソン大会】
高野

高野秀行著、本の雑誌社、2011年刊

<「BOOK」データベース>より
サハラ砂漠でマラソン!?ある深夜、ネットでサハラ・マラソンなるサイトを見つけた著者。酔った勢いで主催者に参加希望のメールを送ったところ、あっさりと参加を認める返信がきた。開催まではたった二週間あまり。15キロ以上は走ったこともないランニング初心者の闘いがいま始まる―。表題作のほか、「謎のペルシア商人」など著者の“間違う力”が炸裂する超絶ノンフィクション作品集。

<読む前の大使寸評>
探検部で鍛えた著者の破天荒なパーソナリティが、ええでぇ♪

Amazon世にも奇妙なマラソン大会



【アジア新聞屋台村】
アジア

高野秀行著、集英社、2006年刊

<「MARC」データベース>より
ワセダ三畳間にくすぶっていたタカノ青年、突然、新聞社の編集顧問に迎えられて…本邦初!自伝仕立て“多国籍風”青春記。

<読む前の大使寸評>
高野秀行さんの本は絶対に外れはないはずである♪・・・大使が断言します。

rakutenアジア新聞屋台村
アジア新聞屋台村byドングリ

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『青春と読書:2月号』の巻頭インタビューが、ネットで読めるので、覗いてみたのです。

謎めいた“絶世の美女(ソマリ人)”の日常に迫るより  
 アフリカ大陸東端、通称「アフリカの角」に位置するソマリア(ソマリ世界)。20年以上無政府状態が続き、武装勢力や海賊が跋扈する危険エリアに飛び込んだ高野さんは、謎の宝庫・ソマリアに魅せられ、恋い焦がれ、秘境へと分け入っていきます。
 台所から戦場まで──誰も知らなかったソマリ人の日常を命がけで見てきた見聞録『恋するソマリア』の刊行を機に、お話を伺いました。

<海賊や内戦よりも謎のベールに包まれたもの>
Q:「現代における数少ない『秘境』」であるソマリ世界。こんな世界があったのかと驚きました。

 ソマリ世界って、玉ねぎみたいなんです。一皮剥くと、新たな皮が現れる。面白いことが次々と出てくるから、剥くのをやめられない。僕がソマリ世界に初めて足を踏み入れたのは2009年です。20年以上、無政府状態が続くソマリアに、民主主義を達成した「ソマリランド」という国があると知って半信半疑で旅立ちました。行ってみると果たして、ソマリランドは実在していた。それも、アフリカやアジアの平均以上の平和と安定を享受していたんです。これは凄いとびっくりして、独立の謎を解き明かしたのが、2013年に出した『謎の独立国家ソマリランド』です。

Q:かつてのソマリアは現在、「ソマリランド」と、海賊が猛威をふるう「プントランド」と、イスラム過激派アル・シャバーブと暫定政府軍の戦闘が続く「南部ソマリア」の三地域に分かれているんですね。

 先の本で書いたのは主にソマリランドについてで、他の地域、とりわけ南部ソマリアの風景を見ていないという思いがありました。それから取材ってどうしても、社会の構造や仕組みといった大枠を捉えるところから入るんです。で、その次は、中に入っていきたくなるんですね。今回の本ではソマリ人の日常や素の姿を書きたいと思いました。実はこの二つは、資料や情報がほとんどないんです。ある意味でソマリアの内戦や海賊よりも謎のベールに包まれている。ちなみにこの本は前作の続編ではないので、どちらからでも面白く読めると思います。

Q:そうしてソマリ人のベールを剥ごうと迫る高野さん。ですが、一筋縄ではいきません。ソマリ人を美女にたとえ、彼女に「認められたい」と希(こいねが)う高野さんの「片想い」が、切なくもユーモラスに綴られています。

 ソマリ人は僕にとって手の届かない絶世の美女であり、巨大な敵のような存在です。元来遊牧民の彼らの行動は「超速」で、目の前にあることにしか興味を持たない。誇り高い反面、冷徹なリアリストでもある。世の中を動かすのは所詮カネと武力であると理解していて、一冊や二冊の本が大勢に影響を及ぼすなどとゆめゆめ思っていないから、取材してもつれない。ただ、非常に論理的なので、一見、不可解な行動であっても、彼らなりの一貫した論理に基づいていることがわかってきました。

Q:徐々に懐に入って、見えてきたんですね。

 そうです。ソマリ人に限らず、相手の懐に入るために大事なのは一緒に何かをすることです。話を聞いているだけでは距離が縮まらないんですね。一番いいのは仕事。仕事って、綺麗ごとでは済まない局面が多々あるし、目的のために必然的に協力せざるをえない。丁々発止とやり合うことで見えてくるもの、築ける関係があります。

(中略)
<「生きていてよかったです」>

Q:高野さんが見たいと望んでいた南部ソマリア取材も、ついに実現します。南部ソマリアの首都モガディショの美人ジャーナリスト、ハムディさんの計らいで、知事や国会議員らの停戦交渉ツアーに同行することになったんですね。修学旅行のような和気藹々とした旅はしかし、命がけの旅となります。あの戦闘シーンには言葉を失いました……。

 生きていてよかったです(笑)。僕はこれまでに、辺境や秘境含めて色んなところへ行っていますが、危険度で言えば一番だったでしょうね。
 あのときは現実離れしていて、実感が湧かなかったので、恐怖もそれほど感じなかったんですよ。弾は飛んでくるんだけど敵は見えないし、状況が全くわからない。敵の姿を目の当りにしたら怖かったかもしれませんけど。ただ、その後しばらくは眠れなかったですね。うとうとするとあの場面がフラッシュバックするんです。辛かったですね。

Q:危険な場所はこりごり、とは思われませんか。

 それは思わないです。今回は運が悪かっただけだ、次は大丈夫だろうって。

Q:そう思うのは作家としての業(ごう)なのでしょうか?
 いえ、性格でしょう。忘れちゃうんですよ、僕は。もちろん書くときには思い出すんだけど、書くときに撃たれているわけではありませんしね。


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