『農業起源をたずねる旅』1

<『農業起源をたずねる旅』1>
図書館に予約していた『農業起源をたずねる旅』という本を、待つこと1週間でゲットしたのです。
中尾佐助さんと言えば、照葉樹林文化論を唱えた第一人者として大使が尊敬している学者だから、この本もいけてるのではないかと期待するわけ


【農業起源をたずねる旅】


中尾佐助著、岩波書店、1993年刊

<「BOOK」データベース>より
ニジェール川上流域からサハラ砂漠南縁に沿ってエチオピアに至る、スーダンベルト八十日間の探検調査行。著者は、サバンナと熱帯雨林の栽培植物、野生植物、農耕形態を克明に観察し、鋭い直感をはたらかせて、自著『栽培植物と農耕の起源』で主張した「西アフリカは人類史上重要な農業起源の地である」ことを検証する。現地体験の魅力を鮮明に伝える貴重な記録。

<読む前の大使寸評>
中尾佐助さんと言えば、照葉樹林文化論を唱えた第一人者として大使が尊敬している学者だから、この本もいけてるのではないかと期待するわけです。

<図書館予約:(7/02予約、7/09受取)>

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中尾佐助という学者が農業起源について語るってか・・・
アフリカの主要な穀物について、見てみましょう。
p58~62
<トージンビエとソルガム>
■見上げるトージンビエ
 アフリカの経済学や民族学の報告を見ていると、ときどきキビと日本語に訳された作物が登場してくる。これは訳者のまちがいで、トージンビエのことである。英語でMillet()フランス語でMilと書いてあるのを機械的に訳したことばで、まったくの誤りである。

 注意深い原書にはたいてい、このことばがインド原産で、日本でいうところのほんとのキビとは違った意味にアフリカの本では使用するとの断り書きがある。アフリカではほんとのキビは地中海沿岸にすこし栽培されているだけで、サハラ以南ではまったく見られないものである。

 このトージンビエはトウモロコシ以上に丈高く成長し、高さ3メートル以上になる強壮な植物である。根もとから分岐して数本の茎がたち、サトウキビのような形態になる。アフリカのサバンナの穀類といてはこのトージンビエとソオルガム、トウモロコシの三者が三大主穀になっている。このうちトウモロコシは、もちろおんコロンブス以後にアメリカから最近導入されたものであるが、いまではその栽培面積はひじょうに多くなっている。
 トージンビエは棍棒状の大きな穂をつけて、収穫しやすい作物である。いまではアフリカからアラビア人によりインドに伝播し、インドでは雑穀中、ソルガムについで重要な地位を占めている。
(中略)

■熱帯に分布するソルガム属
 ソルガムと呼ぶのは、モロコシ、コーリャン、ギネアコーンなどの仲間である。これはひじょうに種類が多く含まれ、品種間の相互関係や、その分布状態、起源などは大困難な作物である。スノーデン博士は栽培種のソルガムの中に31種を独立した種として分類したほどで、きわめて多型の植物である。彼の設定した31種のうち28種はアフリカに見いだせるものである。



以前に読んだ『栽培植物と農耕の起源』という新書です。

【栽培植物と農耕の起源】
農耕

中尾佐助著、岩波書店、1984年刊

<「BOOK」データベース>より
古書につき、データなし

<読む前の大使寸評>
中尾佐助さんと言えば、照葉樹林文化論を唱えた第一人者として大使が尊敬している学者だから、この新書もいけてるのではないかと期待するわけでおます♪

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