『中国の風土と民居』4

<『中国の風土と民居』4>
図書館で『中国の風土と民居』という本を、手にしたのです。
中国の風土と言ったって、これだけ広大な地域であれば・・・
材料も工法も住み方も多様な民居が見られます。
カラー写真、画像も多数載っていてビジュアルなのが、ええでぇ♪



【中国の風土と民居】


北原安門著、里文出版、1998年刊

<「BOOK」データベース>より
広大な中国各地の風土に適合させながら生きる人たちによって作られた住いを、地理学者の眼でとらえ、愛情豊かな写真とともに検証したユニークな書。民居=皇居に対しての民衆の住い。
【目次】
北京/東北/華北/華中/華南/西南/北部内陸/新疆/青蔵 

<読む前の大使寸評>
中国の風土と言ったって、これだけ広大な地域であれば・・・
材料も工法も住み方も多様な民居が見られます。
カラー写真、画像も多数載っていてビジュアルなのが、ええでぇ♪

rakuten中国の風土と民居


日中交易の窓口のような長江デルタ地域を見てみましょう。
p134~136
■長江デルタ地域
 長江デルタ地域は、低い丘陵も散在しているが、一般に海抜10メートル以下の平坦な地域で、河川や湖沼が密に分布している。また、それらを結んで、水路が開かれ、堀を穿ち、まるで蜘蛛の巣のような水路網が張り巡らされて、「水郷」地域となっている。

 水路沿いの民居には、家から水路へ通じる石の階段があり、毎日の生活が水路と無縁ではいられない。収穫物を積んだ船がこの水路を行き交う。収穫物だけではなく、あるときは飼料、肥料、そして町屋に並ぶ商品が、またときには花嫁さんや嫁入り道具までもの、すべてが船で動く。

 水と共に暮らす生活、それは思わぬところでも見ることができる。たとえば、一面に続く耕地のなかに、突然船の帆が突き出て見えることがある。近づいてみると、そこはクリークだったりする。

 長江デルタ地域の一般的な民居は、碑木造りで屋根が両面流れのものが多い。夏の降水量が多いため、排水が迅速で便利なように造っている。また、白壁で三間取り、四間取り、五間取りのものを多く見掛ける。
 二階建てになると、二階のベランダを広く取り、それが一階の軒下を広くしている。

 瓦屋根が多く、棟には多様な装飾瓦が使われたり、棟の両端には尾のようなものが乗っていて、家の造りからも何か豊かさを感じることができる。「江浙稔らば天下飢えず」という言葉を実感できる。

■寧波
 歴史に興味のある人なら、寧波(ニンポー)の名をどこかで聞いたことがあるのではないか。ここには、わが国からはるばる海を越えて大陸へと渡った遣唐使船の発着所があった。遣唐使船で唐に留学した天台宗の開祖、最澄が修行した国清寺は、寧波西南の天台山にある。また、周辺には、曹洞宗の開祖、道元が参禅した天童寺、インドのアショカ王が仏塔を建てたという伝承を持つ阿育王寺、木造建築としては中国で最も古いものの一つ保国寺などがある。

 寧波の古い町並みは木造瓦屋根の三階建てで、一階の部分はひさしが突き出て、アーケードとなっている。窓にはガラスが入っている。


『中国の風土と民居』3:黄土高原の窰洞(ヤオトン)
『中国の風土と民居』2:ホータンやトルファンの民居
『中国の風土と民居』1:北京の民居

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