ミヒャエル・エンデ著『モモ』2

<ミヒャエル・エンデ著『モモ』2>
駅前のバザーでミヒャエル・エンデ著『モモ』という文庫本を、手にしたのです。
お値段は100円という「持ってけ泥棒」値段であり、汚れもない状態であり・・・
即、購入したのです。
ぱらぱらとめくると・・・
エンデ自筆の挿絵も載っていて、サービス満点でおます♪


【モモ】


ミヒャエル・エンデ著、岩波書店、2005年刊

<「BOOK」データベース>より
町はずれの円形劇場あとにまよいこんだ不思議な少女モモ。町の人たちはモモに話を聞いてもらうと、幸福な気もちになるのでした。そこへ、「時間どろぼう」の男たちの魔の手が忍び寄ります…。「時間」とは何かを問う、エンデの名作。小学5・6年以上。

<読む前の大使寸評>
お値段は100円という「持ってけ泥棒」値段であり、汚れもない状態であり・・・
即、購入したのです。
ぱらぱらとめくると・・・
エンデ自筆の挿絵も載っていて、サービス満点でおます♪

rakutenモモ



円形劇場に住みついたモモのその後を、見てみましょう。
p24~27
<2章 めずらしい性質とめずらしくもないけんか>
 ある日のこと、ふたりの男が円形劇場にモモをたずねてきまっした。このふたりはあとなりどうしに住んでいるのに、殺しあいになりかねないほどの大げんかをして、それからというもの、口をきこうともしない仲になっていました。ほかの人たちは、となりどおうしが敵みたいににらみあっているのはよくないから、ぜひモモのところに行ってこいと進めまいた。ふたりともはじめはいやだと言いはっていましたが、やっと不承不承におみこしをあげたのです。

 ふたりはいま、円形劇場のそれぞれ反対がわの石段に腰かけて、おしだまったまま敵意をむきだしにして、目のまえをいんきな目つきでにらんでいます。

 ひとりは、モモのへやにかまどをつくり、壁にきれいな花の絵をかいてくれたあの左官屋です。ニコラという名前で、先をピンとひねりあげた黒い口ひげの、たくましい男です。もうひとりはニノという名前で、いつもすこしくたびれたような顔をしている
やせっぽちの男です。

 ニノは町はずれに小さな店を借りて、居酒屋をやっています。客はといえば、たった一杯のぶどう酒をちびりちびりやりながら、むかしの思い出話をしてひと晩ひゅうねばるようなじいさんが2,3人だけ、という店です。このニノとふとっちょのおかみさんもモモの友だちで、これまでなんども食べものをもってきてくれたことがあります。

 ふたりがはなればなれにすわってにらみあっているのを見て、モモはどっちのそばに行ったものかまよいましたが、どちらにも失礼にならないように両方からおなじ距離をたもって、石の舞台のはしに腰かけることにし、ふたりをかわるがわるながめました。そしてどういうことになるか、待つことにしました。なんであれ、時間というものがひつようなことがあります・・・それに時間ならば、これだけはモモがふんだんにもっているものなのです。

 ふたりの男はこうやって長いことすわっていましたが、そのうちふいにニコラが立ちあがって言いました。
「おれはかえる。とにかくこうしてきたってことで、おれの誠意はわかったろう。でもな、モモ、あいつはこのとおり強情なんだ。なんのためにこれいじょうおれが待つひつようがある?」
 ニコラはほんとうに背をむけてかえっていきそうになりました。

「いいともさ、かえってしまえ!」ニノがその背中にどなりました「おめえなんざ、くることはなかったんだ。おれはわるいことをしたやつとは、仲なおりなんぞしねえからな!」
 ニコラはキッとむきなおりました。怒りで顔が真っ赤です。
「どっちがわるいことをした、え? もういちど言ってみろ!」おそろしい声でこう言いながら、もどってきます。

「ああ、なんどでも言ってやらあ!」ニノはさけびました。「おめえはうでっぷしがつよくて、らんぼう者だから、じぶんに面とむかってほんとうのことを言えるやつはいねえと思ってやがる。だがおれはな、おれは言うぞ。聞く耳のあるやつみんなに言ってやるぞ! さあこっちへきて、おれを殺しゃいいだろ。こないだは殺りたかったんだろうにさ!」
「殺っときゃよかったよ!」とニコラはわめいて、にぎりこぶしをかためました。「けどな、モモ、あいつがどんなうそつきか、これでわかったろう! おれはただあいつのえり首をひっつかんで、酒場のおくの水おけにつっこんでやっただけだ。あんな水おけじゃ、ネズミだっておぼれっこねえや」

 そしてまたニノにむかってどなりました。
「あいにくと、おめえはまだ生きてるらしいな!」
 こういうすさまじいいがみいが、しばらくつづきました。


ちょっと古い映画『モモ』だけど、こんど大学図書館でDVDを探してみます。

【モモ】


ヨハネス・シャーフ監督、1987年独伊合作

<映画.comストーリー>より
ある村の古代円形劇場で掃除夫ベッポ(レオポルド・トリエステ)に発見され、村に住むことになったモモ(ラドスト・ボーケル)は、あふれる勇気と優しさで日ごとに村の人々になくてはならない存在になっていった。しかしその村の安らかで実りの多い生活も、時間泥棒たちの出現で急変し、大人たちは次第に「お金と機能」本位の生活に塗り込められるようになる。やがて時間泥棒の秘密を知ったモモは、彼らに戦いを挑むが、村の人々は...

<見る前の大使寸評>
追って記入

eiga.comモモ



ミヒャエル・エンデ著『モモ』1

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