『古生物たちのふしぎな世界』1

<『古生物たちのふしぎな世界』1>
図書館で『古生物たちのふしぎな世界』という新書を、手にしたのです。
ぱらぱらとめくると・・・
とにかく、想像力を加味したカラー画像がええでぇ♪


【古生物たちのふしぎな世界】


土屋健, 田中 源吾著、早川書房、2018年刊

<「BOOK」データベース>より
恐竜だけが古生物じゃない!前恐竜時代にもさまざまな古生物が生きていた。三葉虫が繁栄し、アノマロカリスがカンブリア紀の覇者となる。デボン紀にはアンモナイトの仲間がまっすぐのびた円錐形からしだいに丸くなり、ティクターリクが“腕立て伏せ”をはじめる。古生代最後のペルム紀には、イノストランケヴィアをはじめとする単弓類が覇権をにぎる!ダイナミックかつドラマチックな古生代の物語。100点に及ぶ精緻なカラーイラスト&化石写真で解説!

<読む前の大使寸評>
とにかく、想像力を加味したカラー画像がええでぇ♪

rakuten古生物たちのふしぎな世界

アロマリカリス・カナデンシス

古生物ときいて何を連想するか、古い人なら三葉虫か…
太子ならアロマリカリスとなるわけです。

そのアロマリカリスを、見てみましょう。
p43~47
■動物たちにいったい何が起きていたのか
 カンブリア紀の動物たちには、エディアカラ生物群との決定的なちがいがあった。
 それが眼だ。

 眼はエディアカラ生物群に確認されていない器官である。しかし、カンブリア紀以降の多くの動物たちには眼が確認されるようになった。もちろん三葉虫類は基本的には複眼をもっているし、ハルキゲニアにだって眼がある。

 こうした眼の存在こそが、カンブリア紀の動物たちを加速度的に進化させたという仮説がある。イギリスの動物学者、アンドリュー・パーカーが提唱する「光スイッチ説」だ。この仮説では、カンブリア紀に構築された生態系の“きっかけ”に、眼の誕生があったと考える。

「眼をもつ」ということは、動物たちの世界では大きな意味がある。
 なにしろ眼がない場合では、獲物探しは手探りやほかの感覚器官に頼らざるを得ない。「眼」の威力は私たちでも容易に実験できる。試しに安全な室内で、夜間に照明を落とし、窓に分厚いカーテンをかけ、暗闇の部屋の端から端まで歩いてみよう。恐る恐るゆっくりと歩を進めざるを得ないはずだ。臭いや音があれば方角のてがかりになるかもしれないが、その臭いや音だけで特定の方向に向かって走り出すにはどうにも心もとない。

 眼があれば、周囲の状況がよくわかる。どこに何があり、どのようなものがどちらの方角に向かって動いているのかが把握できる。走ることも安心だ。
(中略)

■“史上最初の覇者”アロマリカリス
 弱肉強食の連鎖が本格的にはじまったといういうことは、いわゆる生物ピラミッドが構築されたということだ。

 その頂点に君臨していたとされる動物が、アロマリカリス類である。アロマリカリス類は、節足動物に分類される動物グループで、「アロマリカリス」の属名を持つ種は複数存在する。このうち、最も知名度が高いのは、カナダの地層から化石の見つかっている「アロマリカリス・カナデンシス」だろう。

 アロマリカリス・カナデンシスは、全長約1メートル、山葉虫類をはじめ、この時代のほとんどの動物が全長10センチメートルに満たなかったことを考えると、その大きさは異様ともいえる。この全長比は、たとえばヒトの身長に対するJR在来線の1車輌ほどの長さに相当する。

 トレードマークは二つの大きな触手だ。これを専門的には「大付属肢」と呼ぶ。アロマリカリス・カナデンシスの大付属肢は、その内側に鋭いトゲが並んでいる。その大付属肢は頭部につながり、頭部にはよく発達した眼が左右にのびる軸の先にそれぞれ一つずつついている。そして、からだの両サイドには少なくとも11対のひれがならぶ。また、頭部の底には円形の口があり、そこには鋭い突起が並んでいた。

 こうした特徴から、アロマリカリス・カナデンシスは、カンブリア紀世界における「最強種」との呼び声が高い。あなたが街を歩いていたら、山手線の車輌が大きな触手を生やして襲ってくるようなものである。


ウーム かなりの迫力であり・・・「勝てる」とは思えないですね。


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