聖書ハンター(ナショナルジオグラフィック2018年12月号)2

<聖書ハンター(ナショナルジオグラフィック2018年12月号)2>
図書館で『聖書ハンター(ナショナルジオグラフィック2018年12月号)』という雑誌を、手にしたのです。
ナショジオの2018年の鳥シリーズをフォローしているので、その一貫として借りたのです。



【聖書ハンター(ナショナルジオグラフィック2018年12月号)】


雑誌、日経ナショナルジオグラフィック社、2018年刊

<商品の説明>より
特集
●古代の聖書を探せ:聖書の歴史をひもとく古代の写本を探しているのは、学者だけではない。紀元前の聖書を含んだ写本群「死海文書」も、盗掘の標的になってきた。現在の聖書の内容は原本と同じなのか、それとも改変されているのか?さまざまな陰謀が渦巻く世界で、本当の神の言葉を探す人々を追った。

●パーム油と森林保護:自然への負荷を抑えながら、パーム油を生産する取り組みが始まっている。

シリーズ 鳥たちの地球
●北海道 鳥を待つ森:北海道南西部を流れる千歳川。そのほとりの森で、人間と鳥の距離を考えた。

<読む前の大使寸評>
ナショジオの2018年の鳥シリーズをフォローしているので、その一貫として借りたのです。

amazon聖書ハンター(ナショナルジオグラフィック2018年12月号)




アブラヤシ栽培の功罪についてヒラリー・ロズナーが述べているので、見てみましょう。
p73~77
■森林伐採とアブラヤシ栽培
 東南アジアのボルネオ島では、1973年から4万平方キロを超す熱帯雨林が伐採されて焼き払われ、アブラヤシ農園に変えられてきた。2000年以降に限れば、消失した森林の半分近くがアブラヤシ栽培のためだった。

 森林伐採は野生動物に打撃を与える。絶滅が心配されているボルネオオランウータンは、1999年から2015年までの間に15万頭近くも減った。森林伐採は気候変動も加速させている。インドネシアが排出する温室効果ガスの半分近くが、森林伐採をはじめとする土地利用の変化によってもたらされたものだ。同国で頻発する森林火災と煙霧には、アブラヤシ農園を造るために火を放たれたものが多い。

 農園の近くの人々も被害を受けている。児童労働や強制退去といった人権侵害が報告されているのだ。インドネシアのスマトラ島には、パーム油製造会社に村を潰され、政府の支援がなけれ生活できなくなった先住民もいる。

 こうした環境破壊を防ごうとする取り組みが、中部アフリカのガボンで始まっている。私が訪れたオラム社の農園では、楽園とも呼べる原生林が消滅するおそれはないだろう。なぜなら、ガボン政府はこの森を保護することを条件に、同社にアブラヤシの栽培を許可したからだ。

 「私たちがガボンで探っているのは、森を失わずに、アブラヤシ栽培と農業と森林保護が共存できる方法です」と話すのは、ガボン国立公園局を率いる保全生物学者のリー・ホワイト。人口200万足らずのガボンは、農業の大規模化に向けて動き始めたところだ。政府は科学的な調査結果を基に、国内の広大な森林のうち、保護sべきところと、アブラヤシの栽培に利用できるところを見極めようとしている。

 東南アジアと同様、アフリカ大陸でもアブラヤシは身近な作物であり、貴重な収入源となっている。自然を破壊するからといって、パーム油の不買運動をしても、役に立たないだろう。なぜなら、アブラヤシに代わる油糧作物は、より広い土地を必用とするからだ。それに、パーム油は私たちの生活に深く根を下ろしている。消費者には由来もたどれないような原材料に加工されて製品に入っていたりするので、完全に排除することは不可能だ。となると、パーム油の生産に伴う悪影響を減らすしかない。

■急拡大したアブラヤシ栽培
 パーム油の二大生産国はインドネシとマレーシアだが、代表的なアブラヤシであるギニアアブラヤシはアジアではなく、アフリカの中西部が原産だ。

 この地域の森林を流れる小川の底からは、3000年前のアブラヤシの果実が出土したこともある。19世紀、英国の貿易商たちはせっけんやマーガリン、ろうそくなどを作るため、アフリカ産のパーム油を輸入していた。さらに、パーム油からグリセリンを取り出す方法が発見されると、医薬品、写真フィルム、香水、あらにはダイナマイトまで、用途が大幅にひろがった。

 20世紀に入ると、アブラヤシはインドネシアに導入され、商業栽培が始まる。1930年代後半の作付面積はまだ10万ヘクタール(1000平方キロ)だったが、それから半世紀の間に、病気に強い品種の開発、アフリカ産ゾウムシを使った授粉といった技術革新により収量が飛躍的に増え、投資も活発になっていった。

 とはいえ、1970年代まではボルネオ島の4分の3は緑豊かな熱帯雨林に覆われていた。しかし、世界的にパーム油の需要が高まってくると、複数の企業によって森林が焼かれ、アブラヤシ農園が造られるようになる。食品に含まれるトランス脂肪酸の健康への悪影響が指摘され(多くはパーム油で代用が利く)、バイオディーゼル燃料の需要が高まったことも、栽培に拍車をかけた。2000年代初頭には、ボルネオ島の平地や泥炭地に広がっていた広大な森林がアブラヤシ農園に姿を変えていった。

 この頃には、森林破壊に反対する自然保護団体の圧力が強まってくる。


聖書ハンター(ナショナルジオグラフィック2018年12月号)1

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