ブラックホール初撮影

<ブラックホール初撮影>
ブラックホールを視覚的に見ることは、ほぼあきらめていた大使であったが・・・
この「ブラックホール初撮影」には驚いたのです。
世界中の八つの電波望遠鏡を使って計5日間観測という(泥臭いまでの)協力で見えたとのことです。

ブラックホールの周りのドーナツのような光る輪が、わりと常識的な形であるのが面白い♪
そして、ブラックホールが実際に黒い穴のように見えることが、史上初に実証されたのです。


2019/04/11ブラックホール初撮影 5500万光年先を直接観測 日本など国際チームより


あらゆる物質をのみ込む巨大ブラックホールの撮影に、国立天文台などの国際研究チームが世界で初めて成功し、10日発表した。世界6ヵ所の望遠鏡で同時に観測して解像度を飛躍的に高め、真っ黒な穴を捉えた。ブラックホールの存在を直接裏付けたことになり、銀河の成り立ちの解明につながる。

 撮影に成功したのは、地球から約5500万光年離れた銀河「M87」にあるブラックホール。

 ブラックホールは重力が極めて強く、光も吸い込んでしまう。光が脱出できなくなる境界は「事象の地平線」と呼ばれる。巨大ブラックホールは宇宙に無数ある銀河の中心にそれぞれ存在すると考えられているが、誕生の仕組みなどはわかっていない。これまでは、周囲を回る星の動きなどから、間接的に存在を確認していた。

 研究チームは、宇宙空間のちりなどに吸収されにくく、地球まで届きやすい電波「ミリ波」に着目。ブラックホールに吸い込まれる際に周囲のガスが発するミリ波を観測し、画像に変換することを試みた。

 2017年4月、南米・チリのアルマ望遠鏡や米ハワイ、南極など世界6ヵ所、計八つの電波望遠鏡を使って計5日間、M87と、天の川銀河の中心にある「いて座A*(エースター)」のブラックホールを観測した。

 最大約1万キロ離れた望遠鏡のデータを合成することで、解像度を月面に置いたゴルフボールを地球から見分けられるほどに高め、わずかな電波を捕捉。約2年かけ解析した結果、M87の画像では、ガスの光に包まれた黒いブラックホールの姿が確認できた。質量は太陽の約65億倍に相当することがわかった。いて座A*については解析中という。

 研究チームで日本の代表を務める国立天文台の本間希樹(まれき)教授は会見で「写真はアインシュタインの相対性理論以来初めて、ブラックホールを視覚的に証明するもの。銀河の真ん中にブラックホールが存在することを決定づける意味のある一枚だ」と話した。(石倉徹也、小宮山亮磨)

■<解説>間接証明から飛躍
 アインシュタインの一般相対性理論からブラックホールの存在が予言された約100年前、天文学者はその存在を信じなかった。それが、今回初めて直接的に証明された。数々の仮説や推論によって組み立てられてきた姿は、今後じかに見ることで素性や成り立ちが明らかになる。

 ブラックホールは「破壊と創造の主」だ。あらゆる物質をのみ込んで消し去る一方、銀河の中心でガスや星を引きつけ、銀河の成長に影響を与える。宇宙の中で進化のカギを握る。

 一度入れば二度と出て来られない「あの世」との境は「事象の地平線」(イベント・ホライズン)と呼ばれる。世界中の研究者が光さえ吸い込む現象の撮影を目指してきた。1970年代以降、その存在を示す証拠が集まり始めたが、いずれも間接的なものだった。各地の望遠鏡をつなぐ国際協力が進み、多くの信号を集め合成する技術や理論の発展が、成果に結びついた。

 大須賀健・筑波大教授(理論宇宙物理学)は「今世紀最大のニュースの一つで、ノーベル賞級の業績だ。ブラックホール研究の新しい時代が始まる」と語る。(石倉徹也)


この記事も ブラックホールを見たいR1に収めておきます。

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