『南極建築』2

<『南極建築』2>
図書館で『南極建築』というビジュアル本を、手にしたのです。
ぱらぱらとめくってみると、軽くて強い建材で居住空間を作るという限界設計が見られるわけで・・・これも一種のサバイバル術なんでしょう♪



【南極建築】


LIXIL BOOKLET、LIXIL出版、2016年刊

<「BOOK」データベース>より
【目次】
南極へようこそ!/南極建築1957‐2016/昭和基地の建設/日本初のプレファブ建築/昭和基地を設計した建築家・浅田孝/高床式の建築へ/スノードリフトとの付き合い/内陸基地への挑戦/南極生活をより快適に/自然エネルギーの活用〔ほか〕

<読む前の大使寸評>
ぱらぱらとめくってみると、軽くて強い建材で居住空間を作るという限界設計が見られるわけで・・・これも一種のサバイバル術なんでしょう♪

rakuten南極建築


世界の南極基地を、見てみましょう。
p79~80
<世界の南極基地>
■南極大陸の基地の分布
 南極には現在、20ヶ国、41ヶ所の越冬基地がある。そのうち唯一、国際共同経営している基地はフランスとイタリアのコンコルディア基地だけで、その他の基地は各国の南極研究機関や観測実施組織が単独で設置、管理している。

 しかし、お互いごく近傍に建てられた基地は多い。スコット基地(ニュージーランド)とマクマード基地(米国)、ノボラザレフスカヤ基地(ロシア)とマイトリ基地(インド)はそれぞれ2~5kmと近接している。

 また、南極半島は南米から近く、本格的な砕氷船でなくとも接近できるため、世界の「南極クラブ」に参入したい国にとっては、この地域にまず小規模な基地を設けることが最も容易な方法である。南極半島のキングジョージ島南部の南北50km×最大幅30kmの地域にはチリやアルゼンチンなど、11もの基地が密集して、現在では飽和状態といえるほどである。東南極のラルスマンヒルズでも、ロシア、中国、インド、ルーマニア、オーストラリアが基地を置いている。

 このように基地が多い地域がある一方、昭和基地の場合は最も近い越冬基地までは1000km以上離れており、こうした「過疎」の地域の気象や宙空などのモニタリング観測は非常に重要になっている。

 各国の基地は、その位置によって大きく分類すると、沿岸および島嶼部、内陸斜面部、内陸高地部に分けられる。沿岸部であっても、東南極の沿岸部と南極半島地域とでは気象条件が大きく異なるし、露岩の上か、雪氷の上かによっても建物の設計は異なる。地域によって気象条件が大きく異なることを図1に示した。南極では、住みやすさの基準は、寒さと風に尽きる。図の縦横の軸がそれを示す。



■沿岸の島にある基地
 昭和基地は大陸の海岸線から約4km離れた小島にある。このことが幸いして、比較的風は弱い。なぜなら、大陸斜面下降風として名高いカタバ風の影響が少ないからだ。それでも低気圧が沖合いを通る時は風速40m/sec.を超えることは珍しいことではない。


■沿岸の露岩上の基地
 ジャン・ボゴ基地(韓国)、マリオ・ズッケリ基地(イタリア)、ノボラザレフスカヤ基地(ロシア)、モーソン基地(オーストラリア)、中山基地(中国)、マイトリ基地(インド)など各国の多くの基地は大陸沿岸の露岩上にある。逆にいえば、平坦地が得られ、風や積雪が少ないところには、必ずどこかの国の基地が設けられているといえるほどだ。南極大陸のなかで露岩の占める面積は内陸山地を入れても3%に満たない。沿岸露岩域は重要な拠点であり、「南極オアシス」とも呼ばれる。


『南極建築』1

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