プラごみ漂う「地上の楽園」

<プラごみ漂う「地上の楽園」>
朝日新聞が1面ぶち抜きで、プラごみ問題を取り上げていたので、スクラップしたのです。
・・・で、デジタル朝日からコピペして紹介します。


2019年2月17日(地球異変)プラごみ漂う「地上の楽園」 インドネシア・バリ島より
プラごみ拡散シミュレーション

 海面付近を漂うごみ。プラスチック製品が多く、小魚が隠れていた=2018年12月15日、インドネシア・バリ沖
 「地上の楽園」とも言われるインドネシア・バリ島の海が、プラスチックに侵されている。マンタが見られる透明度の高いダイビングスポットに、大量のプラスチックごみが浮かんでいた。飲料ケースに隠れるように小魚が泳いでいる。漂うポリ袋はクラゲのようだ。雨期に、陸地から大量に流れ込むという。

 世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で示された報告書によると、世界で年800万トン以上のプラスチックごみが海に流れ出ているという。海の生態系への影響が懸念される。細かく砕けた粒「マイクロプラスチック」は、食物連鎖で人間を含む多くの動物に悪影響を及ぼす恐れがある。海洋プラスチック汚染は地球規模の脅威だ。(杉本崇)

 ガイドの合図で、ボートに同乗していた観光客らが次々と海に飛び込む。海の中は、カラフルな熱帯魚が悠々と泳ぎ、サンゴ礁の美しさにみとれる。マンタも見られ、みんな笑顔だ。

 だが、そこから数百メートル先の海面には、大量のごみが固まって浮かんでいた。「リゾートが台無し」。ドイツから来た女性デザイナー(33)がため息をつく。

 菓子袋や飲料入りで売られる透明カップ、ペットボトル、薄茶に色あせたレジ袋……。ほとんどが、プラスチックごみだ。そばを小魚が群れで泳いでいた。

 「プラスチックごみが小魚のすみかになり、生態系を作っている。昨日や今日に出たごみではない」。一緒に潜った地元ダイビング店経営のジェイソン・フォンディスさん(42)は話す。フォンディスさんは40分間の潜水で、海中でも浮遊するプラスチックごみを10袋ほど回収した。

 海の大半は美しく、潜水場所を変えればごみ一つなかった。ただ、マンタスポットでは3日連続で、プラスチックごみが同様に海面にまとまって浮かぶのを確認した。

 海洋プラスチックごみは、どこからやってくるのか。

 海にごみがどっと浮かぶのは、毎年、12月中旬~2月。雨期にあたり、大雨で陸地から押し流されてくる。インドネシア政府は「海洋ごみの80%が陸地からの流入」とする。マンタスポットは太平洋とインド洋の海流がぶつかる入り江で、他の島や地域からのごみも流れ込む。



WWFのサイトで、海洋プラスチック問題について見てみました。

海洋プラスチック問題についてより

海洋ごみが完全に自然分解されるまでに要する年数。

■今、世界で起きている「海洋プラスチック」の問題
洋服から自動車、建設資材に至るまで、私たちの生活のあらゆる場面で利用されているといっても過言ではないプラスチック。

手軽で耐久性に富み、安価に生産できることから、製品そのものだけでなく、ビニールや発泡スチロールなどの包装や梱包、緩衝材、ケースなどにも幅広く使われています。

しかし、プラスチックの多くは「使い捨て」されており、利用後、きちんと処理されず、環境中に流出してしまうことも少なくありません。手軽に使える分、手軽に捨てられてしまう、そうした面もあるといえます。

そして環境中に流出したプラスチックのほとんどが最終的に行きつく場所が「海」です。
プラスチックごみは、河川などから海へと流れ込むためです。

既に世界の海に存在しているといわれるプラスチックごみは、合計で1億5,000万トン。そこへ少なくとも年間800万トン(重さにして、ジャンボジェット機5万機相当)が、新たに流入していると推定されています。

こうした大量のプラスチックごみは、既に海の生態系に甚大な影響を与えており、このままでは今後ますます悪化していくことになります。

例えば海洋ごみの影響により、魚類、海鳥、アザラシなどの海洋哺乳動物、ウミガメを含む少なくとも約700種もの生物が傷つけられたり死んだりしています。このうち実に92%がプラスチックの影響、例えば漁網などに絡まったり、ポリ袋を餌と間違えて摂取することによるものです。プラスチックごみの摂取率は、ウミガメで52%、海鳥の90%(※5)と推定されています。

このようなプラスチックごみは、豊かな自然で成り立っている産業にも直接的、間接的な被害を与え、甚大な経済的損失をもたらしています。例えば、アジア太平洋地域でのプラスチックごみによる年間の損失は、観光業年間6.2億ドル、漁業・養殖業では年間3.6億ドルになると推定されています。

一度放出されたプラスチックごみは容易には自然分解されず、多くが数百年間以上もの間、残り続けます。

これらのプラスチックごみの多くは、例えば海岸での波や紫外線等の影響を受けるなどして、やがて小さなプラスチックの粒子となり、それが世界中の海中や海底に存在しています。5mm以下になったプラスチックは、マイクロプラスチックと呼ばれています。

マイクロプラスチックは、日本でも洗顔料や歯磨き粉にスクラブ剤として広く使われてきたプラスチック粒子(マイクロビーズ)や、プラスチックの原料として使用されるペレット(レジンペレット)の流出、合成ゴムでできたタイヤの摩耗やフリースなどの合成繊維の衣料の洗濯等によっても発生しています 。


(ニッポンの宿題)あふれるプラごみで原田禎夫さんの提言が見られます。

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