孤立部族(ナショナルジオグラフィック2018年10月号)2

<孤立部族(ナショナルジオグラフィック2018年10月号)2>
図書館で『孤立部族(ナショナルジオグラフィック2018年10月号)』という雑誌を、手にしたのです。
ぱらぱらとめくってみると、「ハヤブサを守る」という鳥シリーズの特集があるではないか・・・
鳥シリーズをフォローしているので、その一貫として借りたのです。



【孤立部族(ナショナルジオグラフィック2018年10月号)】


雑誌、日経ナショナルジオグラフィック社、2018年刊

<商品の説明>より
特集
●ハヤブサを守る:
昔から人間の狩りの相棒だったハヤブサ。絶滅が危惧されるなか、ドバイに彼らを救うヒントを見つけた。
●強制収容された日系人:
第2次世界大戦中、米国西海岸に暮らす日系人が強制収容所に送られた。自由の国の消せない過ち。


<読む前の大使寸評>
ぱらぱらとめくってみると、「ハヤブサを守る」という鳥シリーズの特集があるではないか・・・
鳥シリーズをフォローしているので、その一貫として借りたのです。

amazon孤立部族(ナショナルジオグラフィック2018年10月号)



アラビア砂漠の鷹狩りを、見てみましょう。
p84~91
<ハヤブサ 大空のハンター:ピーター・グウィン>
 夜明けの青い光が、アラビア砂漠のシルエットを浮かび上がらせた。ひんやりとした砂地にひざまづいて祈りをささげているのは、アラブ首長国連邦ドバイの王子、シャイフ・ブティ・ビン・マクトゥームとその息子だ。小さな柱のような影が12本、砂丘の麓に並んでいる。

 砂丘の上では、テーブルを広げてお茶の用意が始まった。地平線に目をやると、ドバイの摩天楼が揺らめいている。小さな漁村にすぎなかったドバイを超近代的な港湾都市に変えたのは、王子の祖父だ。

 王子には、王族の一員としてのさまざまな責務があり、問題が次々と降りかかる。しかし、代々受け継いできたこの静寂の地で、愛するハヤブサたちと過ごす時間だけは、そうした世俗の雑事を忘れることができるという。

 10月は、ハヤブサの飼い主たちにとって忙しい月だ。まもなく始まる競技会のシーズンに備え、鳥たちに狩りを仕込まなければならない。涼しい朝のうちに訓練をするため、王子と息子のマクトゥーム、そしてお付きの一行は朝4時に起き、砂漠へと1時間以上車を走らせた。

 空が白み、柱だと思っていたものはハヤブサであることがわかった。皮の頭巾をかぶり、止まり木で訓練が始まるのを待っている。茶色とクリーム色のハヤブサ、白い斑点のシロハヤブサ、こげ茶色のセーカーハヤブサ、それらを掛け合わせた交雑種もいる。ヨーロッパやアジア、北極圏が原産の鳥たちだ。王子は世界有数のハヤブサ・コレクターで、ここにいるのは彼が所有する数百羽のほんの一部にすぎない。
(中略)

 訓練の取材を許されてから2週間、こうした光景が毎朝繰り返された。王子とウォーラーは話に夢中になりながら、日が昇る前の、まだ暗い砂漠へと消えていく。
 
 この20年間、彼らはアラブの鷹狩り(ハヤブサのほか、タカやワシなどの猛禽類を使った狩り)の伝統に変化をもたらしてきた。その一つが、自らの手で卵をかえし、育てる人工繁殖だ。ハヤブサの人工繁殖は1942年、ナチス時代のドイツの軍人ヘルマン・ゲーリングに仕えていた鷹匠のレンズ・ウォーラーが、初めて成功させていた。現在、生息域の消失や野生生物の違法取引によって脅威にさらされている種がいくつかあっるが、その対策として人工繁殖が重要であることを二人は確信している。

 オレンジ色の太陽が地平線に現れたところで、おしゃべりはやみ、真剣な訓練が始まった。27歳のマクトゥームは分厚い皮の手袋をはめ、頭巾をかぶったハヤブサの1羽を腕に乗せると、四輪駆動車に乗って数百メートル移動した。王子は釣りざおのような棒を持っている。棒に付けたひもの先には、ウズラの翼がくくり付けてあり、彼がそれを振ると、翼が揺れながら大きな孤を描いた。


孤立部族(ナショナルジオグラフィック2018年10月号)1

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック